父さん発明の母

「父さん発明の母」で磯野さんが話していた言葉です。

波平「おい、母さーん」
フネ「お帰りなさい。今日は早かったですね」
波平「良いものを買って来た、ほぉれぇ」
カツオ「お土産?」
波平「あっと驚く主婦の味方だよ」

さん発明
作品No.5875

脚本
雪室俊一

演出
森田造光

原画
見陰智史

背景
久保陽彦

サザエ「全自動タマゴ割機!?」
波平「どうだ驚いたろう」
ワカメ「どうやるの?」
タラオ「見せてください」
波平「まぁまぁ、待ちなさい。んー、なるほどぉ?」
カツオ「手で割ったほうが早いんじゃないかな?
サザエ「シー」
波平「まず卵を入れる。そしてレバーを引く。」
(卵が割れる)
タラオ「すごいですぅ〜」
カツオ「ねぇお父さん。僕にもやらせて〜」
波平「壊さんようにな」
(卵が割れる(2回目))
カツオ「よく出来てるねぇ!」
ワカメ「私にもやらせて!」
タラオ「僕もでぇすぅ!」
サザエ「とんだ主婦の味方ね。」
波平「どうだ!母さん。これがあれば楽になるだろう。」
フネ「えっええ…」
サザエ「それより父さん、こんなに卵を割っちゃってどうすんのよ」
(計10個の黄身)
波平「夕飯のおかずにしたらどうだ?」
フネ「だし巻き卵でも作ろうかね」

(例の卵焼き)
マスオ「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛(ひゃあうまい)
やっぱり機械で割った卵は一味違いますよぉ
波平「さすがマスオ君だ。タラちゃんはどうだ?」
タラオ「一味です。」
波平「そうか⭐︎そうか、我ながら良い買い物をしたもんだ。」
サザエ「どこで売ってたのあの機械」
波平「通りで実演販売をしてたんだよ。そのうち一家に一台の時代が来るかもしれん」
フネ「一家に一台ですか!?
カツオ「せっかくだからあしたもタマゴ割機に活躍してもらおうよ」
ワカメ「へぇまた卵焼き!?」
カツオ「すき焼きだよ」
波平「うん、それがいい」

(翌朝)

フネ「あら、お父さんもう起きてらしたんですか」
波平「みんなに目玉焼きを作ってやろうと思ってな。どうだ?母さんもやってみんか?」
フネ「ひw ぃえ私は…」
波平「ハハハハ、母さんは機械ものに弱いからな」

(形が悪い目玉焼き)
カツオ「個性的な目玉焼きだね…」
波平「いや、割るのは上手くいったんだが、焼くのに失敗してな…」
マスオ「たとえ形が悪くても、お父さんの真心がこもってますからね」
波平「ヘヘッwそうかwそうかァw
サザエ「今度は全自動目玉焼き機を買わないとねぇ」
波平「そうだな、探してみよう」
サザエ「(冗談で言ったのに…)」

(夜)

(伊佐坂家の家から出るノリスケ)
ノリスケ「では、失礼しますー」
(匂いを嗅ぐノリスケ)
ノリスケ「おぉ!この匂いは!」

(磯野家のすき焼き)
ノリスケ「いや〜、美味そうだなぁ!」
サザエ「呆れたもう嗅ぎつけたの?」
波平「母さん、ノリスケに卵とアレを」
サザエ「アハ…私が持ってくるわ」
(サザエが取りに行く)
ノリスケ「卵と言えば、この間道端で妙なものを売ってましてね、その名も「全自動タマゴ割機」!」
カツオ「それで買ったの?おじさん」
ノリスケ「買う訳が無いだろうそんなバカバカしいもの
波平「ん!?」
マスオ「あ゛…」
波平「ん゛うふん…」
ノリスケ「手で割れば済むものをわざわざ機械を使うなんてね、ああゆうものを買う人の気持ちがわかりませんよ。どうせ買うのは、卵なんか割ったことが無い関白亭主ですよ」
マスオ「ノリスケ君…」
ノリスケ「ん、あぁ!あ、ん、ン ン ンいやいや、関白といってもおじさんのことじゃぁありませんよ!あサザエさーん!卵まだですかー?ゔぅえぇ!?」
\YYYYYYYYYY/
〉          <
〉 全自動タマゴ割機 <
〉          <
/人人人人人人人人人人\
ノリスケ「その機械、買ったんですか、?」
波平「ノリスケ!お前は当分出入禁止だ!!
ノリスケ「ん゛!?、んーん…」

(その翌日)

タイコ「申し訳ありません。おじさまに失礼なことを申し上げたそうで…」
サザエ「とんでもない、ノリスケさんは私達の言いたい事を代わりに言ってくれたようなものよ、ね母さん?」
フネ「そんなに気にすること無いわよ」
タイコ「だと良いんですけど…」
(タラちゃんとイクラちゃんの声が聞こえてこない)
フネ「あら、タラちゃん達ばかに静かだね」
サザエ「もしや」

(大量に割られた卵、殻を数えるにおそらく10個以上)
イクラ「バブィ、ブゥ」
(さらに卵を割るイクラ)
サザエ「やっぱり、タラちゃんこれはおもちゃじゃ無いのよ」
タラオ「手伝いしてるです」
イクラ「ハイ!ハイ!」
サザエ「あららこんなに割っちゃって」
タイコ「いけませんイクラ」
イクラ「バブ!バブゥ!」

(その夜)

サザエ「お帰りなさい、あのタマゴ割機だけど…」
波平「その話はせんでよろしい。不愉快だ」
サザエ「そじゃ無いのよ、イクラちゃんがすっかり気に入って持って行っちゃったの」
波平「な、何!?」

(波野家にて、卵を割るイクラ、計10個の卵)
ノリスケ「なるほどぉよく出来てるもんだなぁ」
イクラ「ハァ〜イ!」
タイコ「もう卵は無いわよ、冷蔵庫の卵全部割っちゃったのよ」
ノリスケ「えぇ!?ということは…」

(大量の卵料理)
ノリスケ「玉子づくしかぁ」
タイコ「ご飯も卵かけご飯よ」
イクラ「ハァイ、ハァイ」

(そのまた翌日)

(盆栽の手入れをする波平)
ノリスケ「ど、どうもー…ご無沙汰をー…」
波平「今は取り込み中だ」
(全自動タマゴ割機を持ってくるノリスケ)
ノリスケ「実は、これをお返しに来ました。使ってみたら、意外と調子が良いですねぇ」
波平「今頃褒めても手遅れだ」
ノリスケ「ェ゛、実はおじさんに見てもらいたいものがあるんですよぉ」
波平「ん?」

(波平の部屋?でノリスケが謎の設計図を見せる)
波平「鉛筆削りか」
ノリスケ「と思うでしょぉ?実はこれ、鰹節削りなんですよ」
マスオ「これで、削るのかい?」
ノリスケ「えぇ、鉛筆の削りカスを見てたら思いついたんですよぉ」
波平「だが、鉛筆のように細い鰹節が無いとダメじゃ無いのか?」
ノリスケ「そこなんですよ、まず鰹節をナイフで鉛筆のように削ります。細くなった鰹節をこの機械に入れてハンドルを回す。簡単に削り節の出来上がり!」
波平「ん゛ー、これはアイデアかもしれんな」
ノリスケ「おじさんならきっと分かってくれると思いました!」
マスオ「これは商品化したら、売れるんじゃ無いかなぁ」
ノリスケ「マスオさんもそう思いますか?ぐるぐる回して出汁を取るから、」
グルグルダシトール
マスオ「なかなか良いネーミングだなぁ
(サザエがお茶を出しに来る)
ノリスケ「どうですサザエさん、グルグルダシトール、」
サザエ「出汁を取る前に頭を冷やしたほうが良いんじゃなーい?
ノリスケ「えぇひどいなぁ」
波平「アハッハッハッハッ、女性は機械ものに弱いんだよ

サザエ「バカバカしくて聞いていられないわ」
フネ「お酒を飲んだり麻雀をしたりするより健康的じゃないか」
サザエ「それはそうだけど…」
(カツオが野球から帰ってくる)
カツオ「姉さん、お父さん達何をコソコソやってるの?」
サザエ「聞いてみれば」
カツオ「情報が漏れるって入れてくれないんだよ」

(張り紙:関係者以外立ち入り禁止)
波平「それが良い!」
マスオ&ノリスケ
「ンフフフw」

タマ「ニャー!?」

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最終更新:2025年08月09日 22:47
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