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''AI60-UE''、通称''ビクトリア朝様式の鏡''とは、レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される宇宙『レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)』に登場する超自然的なアイテム。
-登場作品
--『[[Control]]』
#contents()
*【概要】
IDナンバーの「AI」とは「Altered Item(変貌アイテム)」の略称であり、政府の機密機関である連邦操作局(FBC)により管理されている。
外見は楕円形の壁掛け鏡で、枠には飾り彫りの鍛錬真ちゅうが施されている。
周辺物体を正確には反射せず、鏡面に触れた者を超常現象空間に転送するという変貌効果を持つ。
この空間は''不完全な代替現実''となっており、大半の物体はただ反転しているだけだが、中には全く鏡に反射しないもの=鏡の中の世界には存在していないものや、人間の反射像である[[超常現象生命体>超常現象生命体/余剰次元生命体]]も存在する。
このアイテムから一定距離内のエリアにあるものだけが鏡の中の代替現実に反映され、鏡の位置を変えることで鏡内部の代替現実の内容も変化する。
*【収容手順】
収容手順書には「外部からの可視性が最低限にされた、密閉された部屋で管理すること」と記載されており、FBC本部オールデスト・ハウス研究セクターの共時性研究室にて共時性部門長ジュロッド・グロンソン博士により設置された特別なブラックロックパネルに収容されている。
なお、ブラックロックとは様々な超自然的なエネルギーを遮断する効果のある素材であり、これを用いた収容装置がブラックロックパネルである。
*【収容経緯】
元々はカーバー夫人という女性が家宝として所持していた。
彼女は1914年に家族と共にイリノイ州某所へ転居した後すぐに、''家宝の鏡に対する病的な執着心''を見せ始め、1925年8月18日に医師から情緒不安定と診断され、精神病棟に収容された。
2005年7月15日、イリノイ州某所の失踪者急増について調査していたFBCのエージェントが地元図書館の壁にこの鏡が掛かっているのを発見し、至急収容された。
しかし、その町から失踪した人々は行方不明なままであった。
*【内部空間の調査】
鏡に反射される代替現実内部を調査するため、エージェント・ハーディーが派遣された。
ハーディーは三時間も内部空間に留まり、その後帰還した。
帰還したハーディーは健康上に問題はないものの、''[[逆再生]]のような言語''で発話する変貌効果が現れていた。
ハーディーの言葉を逆再生すると「中に何かがいる!鏡を封鎖するんだ!」と主張していた。
また、ハーディーは周囲の人間の言葉を逆再生として認識していた。
*【&color(#F54738){ヒスによる汚染}】
2019年10月29日、FBC局長[[ザカライア・トレンチ]]により異次元に通じるポータルが開かれ、超自然的な伝播力を持つ生命体&bold(){[[ヒス>ヒス(超常現象生命体)]]}がオールデスト・ハウス内部を侵略した。
ブラックロックパネルの防御を突破したヒスにより、この鏡もまた汚染されてしまった。
新たな局長に任命されたジェシー・フェイデンは鏡内部の代替現実を調査し、超常現象生命体と遭遇した。
*【&color(#F54738){ーシジェ}】
演者:コートニー・ホープ
英語表記ではJesseを逆にした「''esseJ''」。
赤毛で青い瞳の白人女性の姿をした超常現象生命体であり、鏡の内部の代替現実で発見されたジェシーの[[ドッペルゲンガー]]。
鏡により生み出されたのか、元から鏡の世界に住んでいたのかは不明。
逆再生の言語を発話し、非同期スーツというコートに似た服を着用している(レザージャケットを着ているジェシーの服装とは全く異なる)。
鏡と同様に&color(#F54738){''ヒスにより腐敗''}しており、身体の一部分が&color(#F54738){赤く発光}している。
他のヒスと同様にジェシーの前に敵として立ちはだかるも、最終的にジェシーにより倒され、ヒスに汚染された鏡もジェシーに宿る超常的な生命体「[[ポラリス>ポラリス&ヘドロン]]」によって浄化された。
以下のような武器や能力を有する。
-武装
ジェシーも所持しているパワーオブジェクトにして生きた銃「サービスウェポン(OOP1-KE)」で武装している。
サービスウェポンはマシンガンのように弾丸を連射する「連射フォーム」とマイクロミサイルを発射する「爆破フォーム」を切り替えながら扱うが、他のフォームも使えるのかは不明。
-超常的能力
物体を念力により高速で発射する「投擲」((フロッピーディスク(OOP5-KE)の超常的実用性))、周囲の物体を集めて盾を形成する「シールド」((ホームセーフ(OOP22-KE)の超常的実用性))、宙に浮かぶ「空中浮遊」((ベニコフテレビ(OOP7-KE)の超常的実用性))、空中から地面を叩きつけるる範囲攻撃「叩きつけ」、短距離の超高速移動「回避」((メリーゴーランドの馬(OOP16-KE)の超常的実用性))といったパワーオブジェクトの超常的実用性(実用的な超自然的力)を扱える「超常的ユーティリタリアン」としての能力を有している。
さらに、一定のダメージを受けて倒れても二回まで復活ができる。
**▶&color(#F54738){ヒスにより腐敗したーシジェ}との戦い(ボス戦)
-第一段階
サービスウェポンでのみ攻撃を行い、それ以外の超常的な力は使わない。
一定のダメージを受けると倒れて消滅し、別の場所から復活して第二段階に移行する。
-第二段階
サービスウェポンに加えて、「投擲」、「シールド」の能力を使うようになる。
一定のダメージを受けると倒れて消滅し、別の場所から復活して第三段階に移行する。
-第三段階
第二段階までの武器や能力に加えて、「空中浮遊」、「叩きつけ」、「回避」の能力を使用するようになる。
この段階で倒すと復活しなくなる。
*【余談】
-「ーシジェ」という日本語名はトロフィーや実績などでの表記で、低品質な翻訳として悪名高い日本語字幕では元のニュアンスを無視した「ジェシー」という表記になっている。
-ーシジェが逆再生で発言する台詞の一つに「I'm much &bold(){wilder} than you.(私はあなたよりずっと''ワイルド''よ)」というものがあるが、これは『[[Quantum Break]]』でコートニー・ホープが演じたベス・&bold(){ワイルダー}への言及である。
-ヒューバート・タン博士とカーラ・ボーン博士は、鏡に反射された世界について''[[並行世界>パラレルワールド]]ではないか''と考察している。
-『[[MAX PAYNE]]』シリーズでは、悪夢の中でマックスが自身のドッペルゲンガーと遭遇する場面が度々ある。
-『MAX PAYNE』シリーズの[[作中作]]『[[Address Unknown]]』には、ニューヨークそっくりな鏡の向こう側の代替現実「ノワールヨーク」の支配者にして主人公の邪悪なドッペルゲンガーである[[ジョン・ミラ]]が登場する。&br()ジョン・ミラはーシジェと同様に逆再生の言語を発話し、鏡の向こう側の世界の住人である。
-『[[Alan Wake]]』の作中作『[[ナイトスプリングス]]』の『鏡の中の男』というエピソードには、鏡の世界に潜む邪悪なドッペルゲンガーが登場する。
-『Alan Wake』シリーズには主人公アランのドッペルゲンガーとして[[ミスター・スクラッチ]]や[[トーマス・ゼイン]]、[[インセイン・アラン>インセイン・アラン(超常現象生命体)]]、[[シャドウ>シャドウ(超常現象生命体)]]、[[悪ぶった男>悪ぶった男(超常現象生命体)]]等が登場する。
-『Quantum Break』では[[ポール・セリーン>モナークアクチュアル/ポール・セリーン]]が2分後の自分と対面したり、悪夢の中で自身のドッペルゲンガーに苦しむ様子が描かれる。
-『[[Alan Wake Ⅱ]]』のDLC『ナイトスプリングス』には''並行世界のジェシー''として「リップルエフェクト社のエージェント」が登場する。また、直接的な言及は避けられているものの『Quantum Break』に登場するベス・ワイルダーも並行世界のジェシーであることが示唆されている。
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