- 演者
- ショーン・ダリー
- 登場作
- 『Control』
- 『The Foundation』(『Control』DLC)
- 『レイクハウス』(『Alan Wake Ⅱ』DLC)
<概要>
ヒスと共生しヒス生物のリーダーの様な存在としてジェシーの前に立ち塞がる。
レメディーエンターテイメントのゲームの中では引っかき女、スクラッチ、モナークアクチュアルに次ぐ四人目となる超自然的なラスボスである。
<人物像>
しかし幼少期は姉としょっちゅう遊んでいたことやいじめられっこを遊びに誘ったりしているため普通の心優しい少年だったと思われる。
<経歴>
・オーディナリー変貌世界事象(AWE-24)
複数存在したスライド(*5)の内、人形がたくさん置かれた異次元空間『ハウス』を姉弟の秘密基地にしていた。
それが仇となり、ニールを虐めていたトム・バーロウ、ヒューゴ、フレドリック・バートウェルらにスライドプロジェクターの存在を知られ、奪われてしまった。
トム達はコンクリートで構成された倉庫やシェルターの様な世界『寺院』のスライドを再生しており、その世界の中で、母ならざる者という超常存在からミルクを与えられ、汚い猿と呼ばれる怪物に変貌していた。
そして次の日、オーディナリーの全ての大人が消失した。
ディランが転んで膝を痛めてしまい、絶体絶命かと思われたその時、犬の怪物になってしまったニールが駆けつけ汚い猿達を足止めしたことで助かったのだった。
そこにいた超常存在ポラリスはジェシーに憑依して超自然的な力を与え、プロジェクターの切り方を教えた。
ジェシーがプロジェクターを切ると汚い猿達や母ならざる者は消滅した。
全てが終わったあと、ジェシーは『手』以外の全てのスライドを燃やした。
ディランだけが収容されることとなった。
・オールデスト・ハウス
はじめの内はFBCに協力的で超心理学部署研究リーダーのベサニー・ハリングトンによる人形劇「スレッショルドキッズ」でFBCの知識を身に付けたりしていたが、何年もFBCによる収容下に置かれ孤独やプライバシーの無い環境にストレスを感じる内に姉やポラリスに見捨てられたという思いが強くなっていった。
この事件を機に局長候補から外されてしまい、待遇が悪くなったことで反抗的になり更に何人かのFBC職員を殺害したため、変貌アイテムを収容するパノプティコンの地下の収容装置に幽閉されてしまう。
・ヒスと共存
投影された画像が「スライドスケープ36」のスレッショルドとなり、ヒスをオールデスト・ハウス内に呼び込んでしまった。
ディランは侵入してきたヒスと交渉して自らヒスを受け入れ、自我を保った最強のヒス生物となり収容装置を破壊。自由の身となった。
<ヒスにより腐敗したディラン>
また、ヒス生物の特徴として全ての毛髪が抜け落ち、スキンヘッドになっている。
ヒスの発生源であるスライドプロジェクターと結合していたことが原因か、ヒス生物を統率したりヒスを次元を超えて拡散したりと引っかき女やミスター・スクラッチと同じように実体を持たない存在であるヒスそのものの顕現であるかの様に振る舞う。
・ヒスにより腐敗したディランの能力
☆空中浮遊
☆念力
因みに後にエミル・ハートマンやミスター・スクラッチも同じことをやってのけているため、収容装置の信頼性が危うい。
☆ヒスの拡散
また、呪文を唱えずとも遠隔で洗脳できるかの様な描写もある。
☆洗脳
☆ヒス生物の操作
<ヒス生物としての動向>
・本編以前
サルバドールから奪ったカードキーでオールデスト・ハウス内部を調査する内に自分たち姉弟の資料を発見したり姉がFBCによって監視され続けており、自分に代わり第一候補P7とされていたこと等を知り憤る。
・『Control』
ジェシーの奮闘も空しくヘドロンはヒス生物の総攻撃により殺害され、遂にディランは天下を取る。
ヘドロン共鳴体増幅器は最早機能せず、ジェシーを含む多数の職員がヒスに汚染され精神支配を受けることとなった。
スクラッチといい、レメディー作品の超常存在はどいつもこいつも俗物の極みである。
・ラスボス戦
そもそもジェシーの目的は弟をヒスから救い出すことなのである意味当然である。
つまり雑魚ラッシュである。
前述の通りこの際ジェシーはボードにより能力が強化されており殆どの敵を一撃で葬れるため、実質的にイベント戦と言える。
しかしこのゲーム、ボスより雑魚の方が強いため油断してるとあっさり死ぬことになるので注意が必要。
<浄化された後の動向>
・『Control』エンディング後
ヒスが浄化されたことで髭や髪が正常に伸びるようになった。
・『The Foundation』
・『レイクハウス』
ディランはエステベスに対し「ジェシーに伝えてくれ 努力したと」と告げて彼女をレイクハウスに送り返した。
<余談>
・ディランが言及した「別の世界」
- 「作家」が書いた「警官」が別の世界にいた。
アランはアレックス・ケイシーというマックス・ペインに酷似したキャラクターを主人公とする本を書いていた。
- 「暗い場所」にいる「ミスター・ドア」
また、「ミスター・ドア」は『Alan Wake Ⅱ』に実際に登場する。
- 様々な世界を自由に行き来できるミスター・ドア
フルネームもWarlin DoorとMartin Hatchでスペルが酷似しており、本来は同じ俳優が演じる予定であった(*8)ことを鑑みると、同一人物である可能性が高い。
- 『Alan Wake Ⅱ』に登場するティム・ブレーカーも別の世界で別の人生を歩む夢を見ていたことが描写されており、ティムと全く同じ顔と声の主人公が活躍する(*9)『QUANTUM BREAK』の内容について言及する場面がある。
・『QUANTUM BREAK』との繋がり
また、ジェシーを演じたコートニー・ホープはベス・ワイルダーとして、前述のティムを演じたショーン・アシュモアは主人公のジャック・ジョイスとして登場している。
事実:
- 失われた時間
- 記憶なし
今までは!俺は常にここに辿り着くのか?出た時には忘れてしまうのか?
- 誘拐?
宇宙人?ドア?
UFO?多面体
- 夢!
- 俺だが、俺じゃない。
俺が知っている者たちだが、彼らも何かが違う?赤毛の女?
ティムはこの「夢」に関して「別の現実かもしれない」と述べており、ディランの「夢」に出てきたドアもまた「様々な別の世界が存在する」と語っている。
彼らの言葉を鵜呑みにするなら、ディランとニックは並行世界の同一人物と言えるだろう。
<関連キャラクター>
◇ジェシー・フェイデン
その身にポラリスを宿しており、ポラリスとヘドロンの導きでオールデスト・ハウスへ辿り着いた。
◇ポラリス
◇ヘドロン
共鳴体ベースの存在だが、「ヘドロン(※多面体の意)」の名の通り巨大な多面体の実体を持つ。
ポラリスの共鳴を拡散する触媒の役割を担っていた。
◇ザカライア・トレンチ
詳しくは個別項目参照。
◇ブロデリック・ノースモーア
ディラン同様に力を制御できなくなったため局長を辞任し、オールデスト・ハウスの全ての電力を賄う発電所ノースムーア・サルコファガス・コンテイナー(NSC)発電所の生きた動力源となった(発電機の内部のサーモグラフィー画像が写し出されたモニターがある)。
◇ワーリン・ドア
『Quantum Break』に登場したマーティン・ハッチの別宇宙の同位体であることが露骨に示唆されている。
詳しくは個別項目参照。
◇ボード
逆さに浮かぶ、巨大で真っ黒なピラミッドの姿をしており、アストラル・プレーンという異次元空間に存在する。
詳しくは個別項目を参照。
◇アーティ
詳しくは個別項目参照。