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Alan Wake - (2025/04/07 (月) 21:29:08) のソース
&bold(){『&color(WHITE,BLACK){Alan Wake}』}とは、フィンランドのデベロッパー、レメディー・エンターテイメントにより開発されたTPSアクションゲーム。 2010年にマイクロソフトによりオリジナル版が発売され、2021年にはリマスター版がEpic Gamesから発売された。 対応機種はPC、PS、XBOXなど多岐に渡る。 DLCとして『シグナル』と『小説家』が配信された。 #openclose(show=▷目次){ #contents()} *&color(GHOSTWHITE,BLACK){~概要~} 主人公アラン・ウェイクを操作して超自然的な存在と戦う''ストーリー主導型''の''サスペンススリラー''アクションゲームで、ストーリー分岐等はない。 本作及び本作以降のレメディー作品は「''レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)''」という共通の宇宙を舞台としており、ジャンル自体が全く異なるタイトル同士でも密接に繋がりがある。 レメディーの過去作品『[[MAX PAYNE]]』と違いグラフィックノベルではなくリアルタイムレンダリングのイベントムービーでストーリーが描かれる。 一方で作中に配置されたテレビに映る架空の番組『[[ナイトスプリングス]]』や『ハリー・ギャレット・ショー』、アランの独白を映した映像等は''全て実写映像''であり、『MAX PAYNE』と同様に一つの作品内でメディアミックスしている。 ストーリーは『MAX PAYNE』と同様に比喩表現を多用する主人公のナレーションと共に進行し、1エピソードごとに連続ドラマのような''前回のあらすじ''とエンディングが挿入される。 スティーブン・キングの作品をはじめとする数々のホラー小説がモチーフとなっている。 アクション面では『MAX PAYNE』と同様に''スロー演出''が多用され、特に敵の攻撃に合わせてタイミングよくコマンド入力することで発動できる''回避アクション''はプレイヤーが意図的に起こせるスロー演出である。 本作に登場する敵は''闇のシールド''を纏っており、懐中電灯で闇を焼き払わなければ銃弾でダメージを与えられない。 『MAX PAYNE』同様に「回避アクション」や入手した物資を惜しまずに多用することが前提の難易度となっており、''初見殺し''が多い。 総じて、敵が超自然的な存在であることを除けば「''強い主人公が一人で強大な敵を倒しながら進む''」という『MAX PAYNE』の流れを汲んだゲームと言える。 *&color(GHOSTWHITE,BLACK){~リマスター版について~} 2021年に発売されたリマスター版はただグラフィックが向上しただけでなく、キャラクターモデルが改良され、イベントムービーでの表情などもフェイスキャプチャーによりリアルに再現されているなど''実質リメイクに近い''。 *&color(GHOSTWHITE,BLACK){~序盤のストーリー~} 2010年、スランプに陥っていたベストセラー作家のアラン・ウェイクは気分転換の休暇のために妻アリスと共にワシントン州ブライトフォールズへやって来た。 しかし、些細な喧嘩から別行動した一瞬の隙に、何者かによってアリスが誘拐されてしまう。 彼女の行方を追うアランの前に、書いた覚えの無い小説『ディパーチャー』の原稿が現れる。 それは、書かれたことが現実に起きる原稿だった。 果たしてアランは妻を取り戻せるのだろうか…。 *&color(GHOSTWHITE,BLACK){~登場キャラクター~} 個別項目があるキャラクターは、より詳しく書かれているそれらを参照されたし。 **ブライトフォールズ外部の人物 ***◇[[アラン・ウェイク]] 演者:イルカ・ヴィリ 声:マシュー・ポレッタ 主人公。サイコスリラー小説『アレックス・ケイシー』シリーズの著者として知られるベストセラー作家。 ''かなり反社会的な性格''で、癇癪持ちで暴力的だが一応良心も持ち合わせている。 ''やたらくどい比喩表現''によるナレーションが特徴。 銃の扱いは射的場で経験済みなため得意。 また、身のこなしも軽やかだが''スタミナは無く、''走り続けているとすぐバテる。 ''懐中電灯を強く握ると光を強めることができ、光の中にいれば傷を癒せる''という超能力をもっており、闇の存在との戦いで活躍する。 突然誘拐された妻を探し、ブライトフォールズを駆け回る。 ***◇[[アリス・ウェイク]] 演者:ジョナ・ヤルヴェンパー 声:ブレット・マッデン アランの妻。写真家。 アランを健気に支える、''アランにはもったいない奥さん。'' 何者かによって誘拐された。 ***◇[[バリー・ウィーラー]] 演者:フレッド・バーマン アランの親友にして出版エージェント。 アリスが拐われたと聞いてすぐに助けにやって来た。 どんな状況でも陽気な性格でアラン(とプレイヤー)にとっての心の支えとなる。 ***◇クレイ・スチュワード 演者:ジェフリー・カンター 闇の存在がアランに見せた悪夢の中に現れた人物。 特装版に付属する読み物『アランウェイクファイル』の著者。 なおこの『アランウェイクファイル』、現在は読む手段が限られているにもかかわらず『[[Control]]』でも言及される通り''RCUに公式で組み込まれている''ため非常に重要である。 ***◇[[ロバート・ナイチンゲール]] 演者:ティモシー・マクラッケン 酒浸りな''元''FBI捜査官。 FBI捜査官だと身分詐称してブライトフォールズの保安官代理達を操り、''アランを執拗に狙う''。 言語版ではアランを様々な作家の名前で呼び、一般人がいる場所で''躊躇無く発砲する''マジキチ。 ***◇ハリー・ギャレット 演者:エリック・バーグマン 『ハリー・ギャレット・ショー』の司会。 番組内でアランの最新作『サドンストップ』の''[[ネタバレ]]をする暴挙に出る。'' ***◇サム・レイク 演者:サム・レイク マックス・ペインのそっくりさん。 マックスのしかめっ面が持ちネタ。 本作及び全てのレメディー作品で脚本やプロデューサーを担当しているレメディー・エンターテイメントの作家。 「ハリー ギャレット ショー」に出演していた。 ***◇ポエッツオブザフォール 演者:ポエッツオブザフォール 本作を含むレメディー作品で楽曲を提供しているロックバンド。 『ハリー ギャレット ショー』に出演していた。 ***◇[[アレックス・ケイシー>マックス・ペイン/アレックス・ケイシー]] 演者:ジェームズ・マカフリー アランの著者『アレックス・ケイシー』シリーズの主人公。 最終作『サドンストップ』で死亡。 権利の都合で名前を出せないマックス・ペインのRCUバージョンで、作中で読める『サドンストップ』の内容を読む限りマックスとほぼ同じ人生を歩んだようである。 **ブライトフォールズの住人 ***◇[[サラ・ブレーカー]] 演者:ジェシカ・アレクサンドラ ブライトフォールズの保安官。 父親が超常現象に対処する機密機関、連邦''操作''局(FBC)の元職員であるため、アランの主張する「闇の存在」を''超速理解''して協力してくれる。 リマスター版では彼の父親宛の''FBCからの手紙''が保安官事務所の保安官室にある。 また、彼女が「ナイトスプリングス」の合言葉で招集した謎の組織は超常現象に対処するブライトフォールズの自警団「トーチベアラー」であり、『Control』や『[[Alan Wake Ⅱ]]』への伏線になっている。 ***◇[[フランク・ブレーカー]] サラの父親であるFBC捜査官。 直接は登場しないが『Control』や『Alan Wake Ⅱ』でも言及される。 本作のエンディング直後を描いた公式コミック『ナイトスプリングス』では''主人公''として登場するが、2023年までの間に死去している。 ***◇グラント 演者:ヘレン・グリーンバーグ 保安官事務所で受付をしている保安官代理。 ***◇[[マリガンとソーントン]] 演者:ビル・ビューエル&ビル・ロビー 保安官代理のコンビ。 『Alan Wake Ⅱ』にも登場する。 ***◇ジェーンズ 演者:ドン・ギロリー 保安官代理。声のみ登場。 ***◇[[ローズ・マリーゴールド]] 演者:ベニータ・ロブレド ブライトフォールズの「オーディア・ダイナー」のウェイトレスにして''アランの熱狂的ファン。'' 闇の存在にその熱い想いを利用される。 ***◇[[&color(#FFE921){レディー・オブ・ライト}>シンシア・ウィーバー]] 演者:リンダ・クック 本名:&bold(){シンシア・ウィーバー} 古いダムに住む''ランプおばさん。'' 光に反応する塗料で様々なメッセージを町のあちこちに書き残し、闇の存在と戦うための物資を隠している。 ***◇パット・メイン 演者:RJ・アリソン ブライトフォールズの地元ラジオ番組の司会。 アランがブライトフォールズで最初に出会った人物。 ***◇ネルソン 演者:クラーク・ウォーレン ブライトフォールズの出張医。 保安官事務所に保護されたアランを治療した。 ***◇ポール・ランドルフ 演者:ポール・クリスティ ローズが住むトレーラーパークの管理人。 ローズに会いに来た余所者のアランを不審がり保安官事務所に通報した結果、保安官の代わりに駆けつけた''マジキチナイチンゲールが引き起こした銃撃戦に巻き込まれた''可哀想な人。 ***◇ウォルター・“ウォルト”・スナイダー 演者:ロイド・フロイド アンダーソン農場の管理人。 友人のダニーに暴行を加えたとして逮捕され保安官事務所に勾留されたが釈放された。 しかしアンダーソン農場に帰ったところを''ダニーに殺された。'' ***◇ダニー ウォルターの友人のオーバーオールを着た大男。 闇に支配されウォルターに襲いかかり返り討ちにされた。 後に釈放されたウォルターを執拗に追跡しアンダーソン農場で殺害した。 ***◇[[カール・スタッキー]] 演者:ゲイリー・スワンソン ブライトフォールズのガソリンスタンドと旅行者向けキャビンのレンタル業を営み、伐採場の管理も行う凄い人。 オーディア・ダイナーでアランにキャビンの鍵を渡すはずだったが闇に支配され体調を崩してトイレに籠っていた。 一週間かけて闇に支配されアランの前に立ちはだかる。 ''最初のボス。'' ***◇[[ラスティ>ラッセル・ジョンストン]] 演者:ジェフ・ガーナー エルダーウッド国立公園のパークレンジャー。 ローズに想いを寄せるが''既婚者''である。 アランにキャビンを貸し出したが、後に闇に支配されアランの前にボスとして立ち塞がる。 ***◇モーリス・ホートン 演者:マーク・ブラム ***◇ミルト・ピーボディ 演者:ティモシー・マクラッケン ***◇ローナ・マイルズ 演者:シャリ・アルバート パット・メインのラジオ番組に出演したブライトフォールズの住人達。 **コールドロンレイクロッジ ブライトフォールズの近くにあるカルデラ湖「コールドロンレイク」の岸辺に建つ、精神を病んだ創作家専門のクリニック。 その実態はコールドロンレイクに宿る「''創作を現実に変える力''」を調べるための実験場であり、看護師達も必要最低限の医療知識しか持たず、患者達は薬漬けにされ判断力を奪われている。 ***◇[[エミル・ハートマン]] 演者:マーク・ブラム コールドロンレイクロッジの院長。『創作家のジレンマ』という本を出版している。 湖に宿る力に惹かれた''マッドサイエンティスト。'' ***◇[[誘拐犯モット>ベン・モット]] 演者:ジェイソン・ヌッツォ ハートマンの手下。元精神病患者であり、ハートマンの治療で回復したため彼に忠誠を誓っているが、ある意味''洗脳されている''とも言える。 アランの監視を任され、後にアリスを拐った誘拐犯を演じてアランを呼び出すが、闇の存在に襲われ消息不明となった。 本作のエンディングの翌日を描いた公式コミック『サイコスリラー』にて闇に支配された姿で再登場し、ハートマンの命を狙うもマリガンとソーントンに撃ち殺された。 ***◇[[バーチ看護師>バーチ]] 演者:アンドリュー・トトロス コールドロンレイクロッジの看護師兼ハートマンのボディーガード。 コールドロンレイクロッジに連れてこられたアランを監視していたが闇に支配されボスとして立ち塞がる。 ***◇シンクレア看護師 演者:シャリ・アルバート コールドロンレイクロッジの看護師。 患者のアンダーソン兄弟が起こした反乱により意識を失う。 『サイコスリラー』にて生存が闇に支配されたモットに襲われるも生存する。 ***◇トーマス・エマーソン 演者:マイク・ドイル コールドロンレイクロッジの患者。 ゲームの開発者。 『Alan Wake Ⅱ』にも名前が登場する。 ***◇ウェンディ・デソール 演者:ケリー・ハリス コールドロンレイクロッジの患者。 ダンサー。 ***◇[[ルドルフ・レーン]] 演者:ポール・クリスティ コールドロンレイクロッジの患者。スランプに陥っていた画家。 //本作では生き延びるも翌日に『サイコスリラー』にてハートマンの身代わりにされ闇に支配されたモットに殺された……と思われたが『Alan Wake Ⅱ』のDLC『レイクハウス』にてシカゴで治療されたあとブライトフォールズの隣町であるウォータリーに移住したことが明かされる。 //何らかのパワーオブジェクトに接触したことで未来を絵に描くことができる''未来予知''の能力を持つパラユーティリタリアンとなっていたため、2023年9月にFBCのマッドサイエンティストであるジュール・マーモント博士に拉致され、「''被験者P''」として投薬と拷問により心身を衰弱させられて無理矢理に絵画を描かされ、最終的には''生きた絵画''と成り果てた。 ***◇[[トール&オーディン・アンダーソン兄弟>オールドゴッズオブアースガルズ]] 演者:ロイド・フロイド&クリフ・カーペンター コールドロンレイクロッジの患者。 ロックバンド「オールドゴッズオブアースガルズ」の中心メンバーにして、''超能力一族''であるアンダーソン家の血を引く兄弟。 彼らの歌には''次元を超えて現実を改編させる力''があり、『Control』や『Alan Wake Ⅱ』でも主人公の[[ジェシー・フェイデン>赤毛の女]や[[サーガ・アンダーソン]]を歌と曲で助けた。 **[[超常現象生命体]] RCUでの造語で、FBCの専門用語。 超常現象を引き起こす知覚を持った生命体。 現実を変貌させ超自然的な現象を引き起こす特殊な振動、周波数、波形により形成されるエネルギー場「''共鳴体''」がベースになっている物理的な実体を持たない存在が多いが、実体を持つ者もいる。 ***◇[[ダイバー>トーマス・ゼイン]] 演者:ジェームズ・マカフリー 本名:''トーマス・“トム”・ゼイン''。 &bold(){&color(#FFE921){[[光の存在]]}}の物理的な実体化であるダイバーにして詩人。 本作では白い大気圧潜水服(ジムスーツ)を着ているため容貌は不明だが、『Control』にてアランの[[ドッペルゲンガー]]であることが判明した(声のみ違う)。 作中に登場する「光」の中にいると彼の呼吸音が聞こえることからあらゆる光と感覚を共有できる、次元間の知覚を有しているようである。 アランの数少ない味方。 ***◇[[闇の存在>バーバラ・ジャガー]] 演者:ケイト・ワイマン 本名:''バーバラ・ジャガー''。 &bold(){[[闇の存在>超常現象生命体A-010(別名:影)]]}の人間の形での実体化である喪服を着た女。 飛び散った黒いオイルから闇に汚染される場合もあることから、あらゆる闇と感覚を共有できる、次元間の知覚を有しているようである。 本作の''ラスボス''。 ***◇[[闇に支配された者たち]] 闇の存在の眷族にされた生物。 物理的な攻撃を防ぐ闇のシールドを持つ。 ***◇[[不吉な黒い鳥]] 闇の鳥の群れ。 大群で一つの巨大な生物のように振る舞う。 ***◇ポルターガイスト 闇に支配された非生命体。 空中に浮かんで身を震わせてから突進してくる。 光を浴びせ続けると消滅する。 ***◇[[ヒッチハイカー]] 演者:ロイド・フロイド 闇の世界と繋がったアランの悪夢に現れた、&bold(){アランの小説に運命を操られた並行世界のヒッチハイカー。} 夢の中でアランが運転する車に跳ねられて闇に支配され、伐採斧を手に襲いかかる。 分身したり竜巻に変身したりして執拗にアランを追い回す。 ***◇[[ミスター・スクラッチ]] 演者:イルカ・ヴィリ アランの邪悪なドッペルゲンガー。 後に''第二の闇の存在にしてアランの宿敵''となる。 ***◇[[ラショナル・アラン]] 演者:イルカ・ヴィリ 声:マシュー・ポレッタ DLC:『シグナル』『小説家』の主人公。 コールドロンレイクの湖面に出現したスレッショルド((並行世界の一部))「''闇の世界''」の底でアランから分離し実体化した、&bold(){&ruby(ラショナル){理性的}なアラン}。 正気を失ったアラン本体を助けるため、闇の底にあるキャビンを目指す。 ***◇[[テレビ(インセイン・アラン)]] 演者:イルカ・ヴィリ 声:マシュー・ポレッタ 『シグナル』『小説家』に登場するラショナル・アランの宿敵。 闇の底でラショナル・アランと分離し、&bold(){&ruby(インセイン){破滅的な狂気}に取り憑かれたアランの化身}。 闇の底で再現されたブライトフォールズの至る場所に配置されたテレビ画面に''実写で''写し出されては「主人公が絶望的な状況に陥る物語の一節」を読み上げて敵を召喚し、ラショナル・アランを妨害する。 『シグナル』ではテレビのポルターガイストの姿をした''ラスボス''となる。 『小説家』でも引き続き登場しラショナル・アランを苦しめるが、最後はラショナル・アランとして正気を取り戻した。 ***◇[[バリーの幻影]] 演者:フレッド・バーマン 『シグナル』『小説家』に登場する、アランの想像上のバリー。 ゼインと共にラショナル・アランを助ける。 が最後はインセイン・アランによって闇に支配された者となり『小説家』の''ラスボス''となる。 *&color(GHOSTWHITE,BLACK){~パワーオブジェクト/変貌アイテム~} 超自然的な力を持つ物体。いうなれば作中における重要アイテム。 変貌アイテムはただ超常現象を引き起こすだけだが、パワーオブジェクトは接触することでその力の一部を使える''超常的ユーティリタリアン((翻訳のブレでパラユーティリタリアンとも呼ばれる。))''となる。 **◇クリッカー ゼインがシンシアに託した靴箱の中にしまわれていた電気ランプから切り離されたスイッチ。 何故か''アランが母リンダからお守りとして渡されたものと同じ。'' 湖=闇の底の「創作を現実に変える力」を増幅させその効果を永続させる力を持つ。 切り離されたランプ「天使のランプ」の方にも超常的な力があることが『Alan Wake Ⅱ』で判明する。 **◇タイプライターで打ったページ(AI83-KE) アランが闇の底で書いた原稿。 暗闇で光を放ち、''書かれた内容が現実になる''変貌アイテム。 **◇オーディア・ダイナーの魔法瓶(AI73-UE) 本作では収集要素に過ぎないが『Control』で変貌アイテムとしてFBCに収容されていた。 『Alan Wake Ⅱ』では無限にコーヒーが出てくるセーブポイントになっている。 **◇靴箱 ゼインにより世界が書き換えられた結果、世界中のランダムな靴箱同士が『バイオハザード』のアイテムボックスの如く空間を超えて繋がるようになったことが『Control』に登場するホワイトボードに記されている。 『Alan Wake Ⅱ』にて実際にアイテムボックスになる。 *&color(GHOSTWHITE,BLACK){~関連作品~} **『[[MAX PAYNE]]』 妻子を殺されたニューヨークの刑事[[マックス・ペイン>マックス・ペイン/アレックス・ケイシー]]を主人公としたサイコスリラー要素のあるTPSアクションゲーム。 スローモーションを任意のタイミングで発動できる「バレットタイム」システムが特徴。 &bold(){マックスの「妻子を殺され復讐に生きるニューヨークの刑事」という設定と演者がアレックス・ケイシーと同じ。} また、マックスが悪夢を見る場面では&bold(){マックスが(自分がゲームのキャラでしかないという)メタ世界を垣間見る場面}があるのだが、後にRCU作品で複数のキャラクターもメタ世界を&bold(){夢=闇の世界を介して覗き見る描写}があり、単なるメタ要素で終わらせずに&bold(){『RCU』世界の仕組みに関する伏線に昇華}されている。 **『[[MAX PAYNE 2:THE FALL OF MAX PAYNE]]』 『MAX PAYNE』の続編。 主人公が自身の内なる闇に抗う様子は『Alan Wake』シリーズを彷彿させる。 また、作中作の『[[Address Unknown]]』に登場する[[ジョン・ミラ]]はミスター・スクラッチやインセイン・アランを彷彿させ、&bold(){舞台となる「ノワールヨークシティ」に関しては明確に「闇の世界」と同一の余剰次元である。} さらに、エンディング曲「Late Goodbye」の歌詞の内容とMVは下記のドラマ『ブライトフォールズ』への布石となっていたりする。 **『[[ブライトフォールズ(ドラマ)]]』 『Alan Wake』の前日譚を描いた短編の''実写ドラマ。'' 『創作家のジレンマ』の著者ハートマンを取材するためブライトフォールズへやって来た記者ジェイク・フィッシャーが主人公。 **『[[Night Springs]]』 サラ・ブレーカーの父親フランクを主人公とした、''本作のエンディング直後''を描いたコミック。 **『[[Psycho Thriller]]』 エミル・ハートマンを主人公とした、『ナイトスプリングス』と同時期の出来事を描いたコミック。 **『[[Alan Wake's American Nightmare]]』 『小説家』のエンディングの後、闇の底から脱出を試みるアランの奮闘を描いた短編ゲーム。 新たな闇の存在となった''ミスター・スクラッチ''とアランの戦いを描く。 **『[[This House of Dreams]]』 ブログ形式の読み物。 ブログ主のサマンサ・ウェルズが闇の世界から届いた手紙に翻弄される。 フルネームは『control』で判明し、『Alan Wake Ⅱ』のDLC『レイクハウス』でも言及された。 **『[[Quantum Break]]』 作中作としてアラン・ウェイク原作映画『リターン』が登場。 『リターン』の内容は失踪したアランを調査するFBI捜査官のサーガ・アンダーソンとアレックス・ケイシーの物語で、『Alan Wake Ⅱ』と酷似している。 また、本編の登場人物たち──特に[[ジャック>ジャック・ジョイス/ティモシー・ブレーカー]]、[[ワイルダー>赤毛の女]]、[[セリーン>ポール・セリーン(モナークアクチュアル)]]──の運命は&bold(){アラン・ウェイクもしくはトーマス・ゼインに操られている事が示唆されている。} **『[[Control]]』 SCP Foundationをモチーフとした超能力アクションゲーム。 アランの原稿や魔法瓶が変貌アイテムとして登場するほか、アラン自身もカメオ出演する。 また、作品全体が『Alan Wake』の世界観に対する補足となっており、『Alan Wake』作中の出来事が&bold(){実はオカルト要素皆無の物理学に基づくありふれた現象の一つでしかない}ことが判明したりもする。 **『AWE』 『Control』のDLC。全く別タイトルでありながら、&bold(){『Alan Wake』の事実上の続編}とも言える内容となっており、ハートマンの末路が描かれる。 **『[[Alan Wake Ⅱ]]』 13年ぶりの続編。 **『[[白夜の夜]]』 『Alan Wake Ⅱ』の作中作として制作された&bold(){約20分のスプラッタ映画。}