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Address Unknown - (2025/04/04 (金) 16:38:01) のソース
『Address Unknown』とは、『[[MAX PAYNE]]』シリーズの[[作中作]]である。 #contents() *<概要> 『MAX PAYNE』、『[[MAX PAYNE 2:THE FALL OF MAX PAYNE]]』の二作に渡って描かれる全7エピソードのショートドラマ。 ニューヨーク州ニューヨークシティにそっくりな別の世界「ノワールヨーク」を舞台に、主人公のジョンと、ジョンの邪悪な分身である[[ジョン・ミラ]]の対決を描いたサイコスリラー作品。 2001年当時はあくまでも凝った作中作でしかなかったが、2023現在では&bold(){『[[Alan Wake Ⅱ]]』の伏線}として機能している。 *<あらすじ> 常に監視されているという被害妄想に陥った男''ジョン''は自身の邪悪な[[ドッペルゲンガー]]である''ジョン・ミラ''にガールフレンドを殺害した犯人として濡れ衣を着せられてしまう。 彼を追っているうちに、ジョンはいつの間にか鏡の向こうに広がるニューヨークの代替現実「ノワールヨーク」に迷い混んでいた……。 *<登場人物> **◇ジョン 演者:サム・レイク 声:グレゴリー・シムズ &bold(){1作目の}[[マックス・ペイン]]に激似な男。 妄想癖、幻聴、幻覚に悩まされている。 ガールフレンドを自身の邪悪なドッペルゲンガーのミラに奪われ、彼を追っているうちに、ノワールヨークに迷い込む。 彼の認知不協和と超常現象が合わさりカオスなことになっている。 **◇[[ジョン・ミラ>ジョン・ミラ(レメディー社作品)]] 演者:サム・レイク 声:グレゴリー・シムズ 鏡の世界の「ノワールヨーク・シティ」に住むジョンの邪悪なドッペルゲンガーにして連続殺人犯。 ジョンのガールフレンドを殺害した。 ニューヨークでは殺人鬼として恐れられているがノワールヨークではピンクバード精神研究所の所長という社会的地位を持つ。 [[ミスター・スクラッチ]]の原点とも言える存在。 また、『[[Alan Wake]]』関連作品で共有される宇宙レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)にはアレックス・ケイシーとサム・レイク、[[アラン・ウェイク]]と[[ミスター・スクラッチ]]という二組のドッペルゲンガーが存在している。 **◇ジョンのガールフレンド ミラに殺害されたとされる女性。 果たして誰が彼女を殺したのだろうか……? また、死んだ筈なのにノワールヨークで電話を掛けてくるなど謎が多い。 **◇&color(pink){ピンクのフラミンゴ} 鏡の向こう側に現れるピンクのフラミンゴ。 ミラと同様に[[逆再生]]言語を話す。 『[[Control>Control(レメディー社作品)]]』にも変貌アイテムとして登場し、『[[Alan Wake Ⅱ]]』の背景オブジェクトとしても登場する。 **◇精神科医 ピンクバード精神研究所の医者。 ジョンを遅発性[[統合失調症]]と診断し、ガールフレンドを殺害したのもジョン自身だと断定する。 **◇プール #center(){&font(b){&italic(){&ruby(誰かがまた私の顔を被っている){"Somebody's been wearing my face again."}}} &font(b){&italic(){&ruby(この鏡の間は嘘つき達によって建てられた。青白く写った私は自分自身だ){"In this hall of mirrors/Built by liars, I am a pale reflection of myself."}}}} 詩人。 彼の詩はRCUに含まれる『[[This House of Dreams]]』というブログ形式の読み物にも登場し、ブログ主のサマンサ・ウェルズが発見した靴箱に入っていた原稿の中で、詩人[[トーマス・ゼイン]]により彼の詩が引用される。 **◇「リターン・トゥ・センダー」のアナウンサー 『アドレスアンノウン』の再放送をしている番組のアナウンサー。 ちなみにアラン・ウェイクの著者にも『リターン・トゥ・センダー』という作品があり、作品テーマはやはり&bold(){自らの闇との葛藤}である。 *関連キャラクター **◇[[マックス・ペインのドッペルゲンガー]] 演者:サム・レイク→ティモシー・ギブス 声:ジェームズ・マカフリー マックスの悪夢や幻覚として現われる彼のドッペルゲンガー。 詳細は個別項目を参照。 **◇[[アレックス・ケイシーとサム・レイク>マックス・ペイン/アレックス・ケイシー]] 演者:サム・レイク 声:ジェームズ・マカフリー &bold(){ノワールヨークに酷似した闇の世界のニューヨーク}を彷徨う、&bold(){ジョン・ミラのそっくりさん(演者が同じ)。} 詳細は個別項目を参照。 *<余談> -『Alan Wake』のDLC『シグナル』はワシントン州ブライトフォールズが再現された異次元空間「コールドロンレイク・スレッショルド(別名:闇の底)」が舞台となるが、そこにあるオーディアダイナーのトイレの個室の壁に&bold(){「&ruby(ミラはここにいた){MIRRA WAS HERE}」}というメッセージが記されている。 -また、トイレの鏡には主人公アランのドッペルゲンガーである[[インセイン・アラン>インセイン・アラン(超常現象生命体)]]が現れ、以降も度々立ちはだかりアランを苦しめるなど、DLCのエピソード全体を通して『Address Unknown』のセルフオマージュとなっている。 -『Alan Wake Ⅱ』ではコールドロンレイク・スレッショルド内で''ニューヨーク州ニューヨークシティの代替現実が出現し、''そこを舞台にアランが執筆した『殺人事件ケイシー』という物語が繰り広げられるが、その主人公であるアレックス・ケイシーは''ジョンと全く同じ顔''である。 -さらにケイシーにはドッペルゲンガーとして''[[サム・レイク(本人役)>本人役(配役)]]''やトーマス・ゼインの映画『白夜の夜』の主人公''アレクシ・ケサ''なども存在している。 -また、アランの邪悪なドッペルゲンガーとしてミスター・スクラッチやトーマス・ゼインが登場し、スクラッチのせいで妻[[アリス・ウェイク]]を失ったと思い込んだアランはスクラッチを追うも、実際にアリスを追い詰めていたのはスクラッチではなく自分だったと知り絶望するなど、アラン編のストーリーである『イニシエーション』全体が『Address Unknown』のセルフオマージュとなっている。 -前述の通り、『This House of Dreams』にプールの詩が登場する。そのため、『Alan Wake Ⅱ』に登場するコールドロンレイク・スレッショルド内のニューヨークがノワールヨークそのものである可能性もある。 -『[[Control]]』にはピンクのフラミンゴが変貌アイテムとして登場する。