「ウラジミール・レム」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
ウラジミール・レム - (2025/04/05 (土) 17:01:45) のソース
&bold(){ウラジミール・“ヴラド”・レム}は『[[MAX PAYNE]]』シリーズのキャラクター。 『[[MAX PAYNE 2:THE FALL OF MAX PAYNE]]』の&bold(){ラスボス。} -外見モデル/グラフィックノベルの演者 --マルコ・サーレスト(MAX PAYNE) --ピーター・シャイルズ(MAX PAYNE 2) -声 --ドミニク・ホークスリー(MAX PAYNE) --ジョナサン・デイビス(MAX PAYNE 2) &bold(){●目次} #contents() *<概要> 年齢不詳のロシア系アメリカ人。茶髪で茶色の瞳の白人男性。 ニューヨークのロシアン・マフィアのボスにして清掃業者を装った暗殺部隊「スクイーキー・クリーニング・カンパニー」の設立者(後に代理のボス)。 更にニューヨーク裏社会を支配する秘密結社「インナーサークル」のメンバーでありリーダーのアルフレッド・ウォーデン上院議員の弟子。 性格は昔ながらのマフィアのボスらしく、名誉や義理を重んじる一方で野心家で、身内や仲間には優しく、それ以外の者や裏切り者には何処までも残酷に振る舞う。 服装は『MAX PAYNE』では普通の防寒着姿だが、『MAX PAYNE 2』では白いタキシードスーツを着用している。 愛銃はゴールデンメッキのデザートイーグルで、爆発物を多用する。 *<来歴> **・2001年2月(『MAX PAYNE』) パンチネロ・ファミリーに潜伏していた麻薬捜査官の[[マックス・ペイン]]が暴走する中、パンチネロ・ファミリーとの抗争を繰り広げ、パンチネロ・ファミリーのアンダーボスであるジャック・ルピーノが保有するアパートを&bold(){爆破する。} その後、部下にして武器を密輸する貨物船「カロン」の船長であるボリス・ダイムがパンチネロ側に寝返ったため、パンチネロ・ファミリーに復讐心を抱くマックスを利用しようと接触する。 マックスに武器の提供と引き換えにボリスを抹殺するよう持ちかけ、裏切り者の処刑に成功する。 その後、マックスをパンチネロの屋敷へ送り届けた。 **・2001年~2003年 元々ジャック・ルピーノが経営していたストリップクラブ「ラグナロック」を奪取し、レストラン兼ロシアン・マフィアのアジト「ウォッカ」に改修して経営を始め成功する。 また、インナーサークルのリーダーの座を狙う野心を抱き、ロシアン・マフィア内で清掃業者を装った暗殺部隊「スクイーキー・クリーニング・カンパニー(&bold(){通称:クリーナー})」を結成し、現場ボスの[[カウフマン>カウフマン(レメディー社作品)]]に命令してインナーサークルのメンバーを次々と暗殺させた。 プライベートではNYPDの刑事にしてマックスの相棒であるヴァレリー・ウィンターソンと恋仲になり、彼女の盲目の息子を気にかけ援助していた。 **・2003年(『MAX PAYNE 2:THE FALL OF MAX PAYNE』) クリーナーとロシアン・マフィアの結びつきを誤魔化すため、ロシアン・マフィアのガンスミスであるアニー・フィンをカウフマン率いるクリーナーに暗殺させる。 その後、「ウォッカ」がパンチネロ・ファミリーのアンダーボスであるヴィニー・ゴニッチとその手下に襲撃されるが、通報により駆けつけたマックスによって助け出される。 友好的な態度を装い、ヴィニー率いるパンチネロ・ファミリーを「クリーナー」のスケープゴートにすることに成功するも、自身の野望の邪魔になると判断してマックスの抹殺を決意し、カウフマンに暗殺の命令を下す。 しかしやがてマックスに正体を看破され、カウフマン、恋人ヴァレリー、ロシアン・マフィアのアンダーボスであるマイクといった仲間や大切な人を次々と殺害され怒りを募らせる。 (ちなみに、カウフマン亡き後は自身が代理のボスとしてクリーナーを率いていた。) その後、ヴィニーを捕らえてカートゥーンのキャラクター「キャプテン・ベースボール・バットボーイ」の&bold(){爆弾付きキグルミ}を着せる。 ヴィニーはキャプテン・ベースボール・バットボーイの大ファンであるため、最大限の意趣返しと言える。 ヴィニーは彼と利害が一致したマックスにより救い出されるが、2人が向かった殺し屋モナ・サックスの隠れ家に先回りして2人を捕らえ、恋人を殺した復讐として&bold(){マックスをデザートイーグルでヘッドショッド}し、ヴィニーに「クイズに答えられたら見逃す」として「キャプテン・ベースボール・バットボーイ」に関する引っかけ問題を出し、ヴィニーが解答をミスしたため&bold(){爆殺}。 炎上するモナの隠れ家にマックスを置き去りにし、彼を助けに来たモナと銃撃戦を繰り広げるも取り逃がしてしまう。 その後、最後のインナーサークルのメンバーであるウォーデンを殺すためにクリーナーを率いてウォーデンの屋敷へ向かい、ボディーガードを寝返らせて味方に付け、屋敷を占拠する。 しかし&bold(){脳に銃弾がめり込んだ者同士でテレパシーで通じ合ったことで生き延びていた}マックスとモナの妨害を受ける。 ウォーデンが立てこもるシェルターの前でモナが自分の正体が「マックスの抹殺のためにウォーデンに雇われた殺し屋」であることを明かしてマックスを武装解除し殺そうしたため陰から静観するも、&bold(){&color(#F54738){愛故にできなかった}}彼女に対し失望しながら射殺する。 直後にシェルターから車椅子に乗ったウォーデンが現れ、悪あがきで抵抗してきたため返り討ちにして射殺するが、その隙に掴み掛かってきたマックスと取っ組み合いとなる。 あらかじめ仕掛けていた&bold(){爆弾を爆破}し、床が崩落しマックスと共に地下に落ちる。 愛銃をマックスに奪われてしまい、&bold(){仕掛けていた爆弾を爆破しながら}逃走を続け、やがて最上階にまで追い詰められる。 最上階でのマックスとの攻防の末、天井全体が崩落し1階の食堂に激突し死亡した。 *<ラスボス戦> ウラジミールとのボス戦は数段階に及ぶ長期戦となる。 ウラジミールは高威力のM4カービンで武装しており、常にマックスに対して高所を取って非常に正確な射撃を行うため、&bold(){作中最強のラスボス}と言える。 まずはウォーデン邸の最上階に通じる階段で銃撃戦を繰り広げることになる。 &bold(){この戦いでのウラジミールは無敵なため倒せない。} 階段へのドアを開けると階段が&bold(){爆破}されるため、車椅子用リフトで最上階へ向かうことになる。 階段の上から撃ってくるウラジミールを撃ってひとまず退散させ、スイッチを押して階段上にあるリフトを呼び出すと、ウラジミールは遮蔽物としてロッカーを移動させこちらの銃弾を防ぎながらリフトのスイッチを押して阻止してくるため、再度スイッチを押さなければならない。 また、この際コマンドー装備のクリーナー1人がカラシニコフを手にウラジミールの援護に現れる。 リフトに乗って階段上へ進行すると、ウラジミールは退散し、代わりにコマンドー装備のクリーナーが2人現れてカラシニコフ、M4カービンを手に攻撃してくる。 これを倒してドアを開けると、「ウラジミールが投げた火炎瓶により入り口を炎上させられてマックスが逃げ道を失う」というムービーが挿入され、遂に最終戦となる。 ウラジミールは天井からワイヤーとボルトで吊り下げられた支持台の上に陣取り、時限爆弾の束を投擲してくる。 マックス(プレイヤー)側の攻撃は当たらない位置に陣取っているため、まずは支持台を吊り下げている4本のワイヤーのボルトの内3つを撃って破壊しなければならない。 3つのボルトが破壊されるとウラジミールは支持台ごと最上階の中央にあるドーム型の天窓に落下するが、天窓の格子状の骨組みのおかげで転落死を免れる。 ウラジミールは天窓に落下した支持台の中央に陣取り、引き続き時限爆弾の束を投げてくる。 相変わらずウラジミールはマックス側の攻撃が当たらない位置にいるため、ウラジミールの頭上に吊り下げられている構造物の4つのボルトを破壊し構造物を落下させ、安全地帯から追い出さなければならない。 構造物を落下させるとウラジミールはすんでの所でこれを回避するが、これにより安全地帯を失い、遂に姿を晒す。 M4カービンでの正確な射撃と火炎瓶投擲を繰り出してくる。 肉体の耐久力も作中の敵の中で最大で、&bold(){ボディーアーマー装備の敵よりしぶとく、ヘッドショッドによる追加ダメージも無い。} また、依然としてマックスより高い位置にいるためマックス側が圧倒的に不利な状況となる。 体力が尽きると「私がヒーローになるはずだった…」と言い残して支持台ごと直下の食堂に落下して死亡する。 *<余談> -ウラジミールはそのカリスマ性や昔ながらのマフィア気質な部分からファンの中でも人気の高い悪役である。 -『[[Alan Wake Ⅱ]]』にもウラジーミル・ブルムというロシア人のキャラクターが登場する。ウラジミール自体はロシア語圏ではよくある人名だが、ファミリーネームのスペルも似ており、そもそもレメディー・エンターテイメントがキャラクターの名前で言葉あそび((例:Max Payne←→Pat Maine 例2:犬の名前がマックス))することで知られているため意図した可能性が高い。 --Vladimir Lem←→Vladimir Blum --なお、『Alan Wake Ⅱ』の方のウラジーミルは敵だと思わせて実は味方というレムとは真逆の立場であった。 -ウラジミールのキャラクター性は、『[[Alan Wake]]』の[[エミル・ハートマン]]に引き継がれている。どちらもカリスマ性があり、表面上は穏やかで主人公の味方を装いつつも裏で悪事に手を染めている。 -一作目で主人公の味方で続編で敵に回るのは、『Alan Wake』シリーズのシンシア・ウィーバーと共通している。また、一作目で武器を主人公に提供することや二作目でボスとして立ちはだかるところまで同じである。 -ウラジミールとのボス戦は『[[MAX PAYNE 3]]』のバハマイヤーとのボス戦でオマージュされている。 *<レメディー作品のラスボス仲間> -[[魔女>ニコール・ホーン]] -[[大釜の魔女>引っかき女/バーバラ・ジャガー]] -[[テレビ>インセイン・アラン(超常現象生命体)]] -[[バリーの幻影>バリーの幻影(超常現象生命体)]] -[[闇の使者>闇の使者(超常現象生命体)]] -[[モナークアクチュアル>モナークアクチュアル/ポール・セリーン]] -[[P6>P6/ディラン・フェイデン]] -[[ヘレン・マーシャル]] -[[第三のモノ>エミル・ハートマン]] -[[スクラッチ>ミスター・スクラッチ]] -[[悪ぶった男>悪ぶった男(超常現象生命体)]] -[[ダーク・トライアングル・コーヒー]] -[[数多の世界の主(人違い)>マーティン・ハッチ/ワーリン・ドア]] -[[マーモント博士とマーモント博士>マーモント夫妻]] *<『MAX PAYNE』シリーズのラスボス仲間> -[[魔女>ニコール・ホーン]] -[[アルマンド・ベッカー]]