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アラン・ウェイク - (2025/07/12 (土) 00:35:41) のソース
''アラン・"アル"・ウェイク''は、フィンランドのゲーム会社レメディー・エンターテイメントのキャラクター。 -演者 --外見モデル・モーションモデル・実写出演:イルッカ・ヴィリ --声:マシュー・ポレッタ --日本語吹替:咲野俊介 -登場作品 --『[[ブライトフォールズ(短編ドラマ)]]』 --『[[Alan Wake]]』 ---DLC『シグナル』 ---DLC『小説家』 --『アラン・ウェイク・ファイル』 --『[[Alan Wake's American Nightmare]]』 --『[[QUANTUM BREAK]]』 --『[[THIS HOUSE OF DREAMS]]』 --『[[CONTROL>Control(レメディー社作品)]]』 ---DLC『AWE』 --『[[Alan Wake Ⅱ]]』 ---DLC『[[ナイトスプリングス]]』 ---DLC『レイクハウス』 --『[[Dead by Daylight]]』 #openclose(show=▷目次){ #contents() } *<概要> 『[[Alan Wake]]』シリーズの主人公にしてレメディー・エンターテイメント作品間で共有される世界観「RCU([[レメディー・コネクテッド・ユニバース]])」の''最重要人物。'' 『Alan Wake』シリーズでは彼のナレーションで物語が進行する。 アメリカ国籍の白人男性で、黒髪に灰色の瞳。 他のキャラクターと比較して明確に筋肉質で高身長の巨漢として描写されている。 ハードボイルド小説『[[アレックス・ケイシー>マックス・ペイン/アレックス・ケイシー]]』シリーズの著者として有名な&bold(){ベストセラー作家。} 大のコーヒー好き。 2010年9月までアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク・シティの高層マンション「パーラメントタワー」で妻[[アリス・ウェイク]]と共に暮らしていた。 性格は''短気で皮肉屋で自己中心的で癇癪持ち''という主人公とはとても思えないもの。 また、やたらくどい比喩表現を多用する、しばしば空想や[[妄想]]に取り憑かれる、些細なきっかけで突然発作のように激昂して暴力を振るったり暴言を吐く……といった行動を''何度痛い目を見ても繰り返す''など、発達障害を彷彿させる描写((アスペルガー症候群患者が人魚姫に例えられるように、理解されない想いを抱えている))が多数みられる。 ただし、最低限の善性や責任感はあり、全く無関係な人間が自分のせいで犠牲になったと知った時は命がけで尻拭いしようとし、妻に対する愛情も本物で彼女に対してだけは暴力は振るわない……''が、暴言による虐待はしていた''。&s(){モラハラ夫では。あと尻拭いのためにさらに多くの人を巻き込んでいるような気もするけど。} 2010年、アリスと共に休暇のためワシントン州ブライトフォールズを訪れた際、[[闇の存在>超常現象生命体A-010(別名:影)]]が引き起こした[[変貌世界事象]]に巻き込まれ、全ての[[並行宇宙>パラレルワールド]]を内包する&bold(){渦(螺旋)}にして最も巨大な並行宇宙である「闇の世界」に囚われてしまう。 「闇の世界」では創作が現実に反映されるため、それを利用して物語『リターン』を執筆して闇の世界からの脱出を試みるが、その際に生み出された大量の''ボツ原稿''により『[[CONTROL]]』をはじめとする歴代レメディー作品で起きた数々の悲劇を生み出した''「数多の世界の主」''。 *<能力> **○執筆 作家であるアラン最大の能力。 彼の作品では常に「光と闇」「自分自身との対決」が描かれる。 「闇の世界」は全ての並行世界を内包する最も巨大な宇宙((『this house of dreams』でそのバカみたいにデカイ規模が描写される。アラン達がいた宇宙が海に浮かぶ小舟に見えるレベルで巨大らしい))であるため、そこでアランが執筆した物語は多元宇宙に影響を及ぼす。 **○エコー 並行世界の出来事の幻視。 作中世界の創作家は、これらを''自分のアイデアだと誤認''して自分の作品に組み込む。 そのためレメディー作品の作中作は全て、''並行世界での現実の反映''である。 RCUにおいては想像力豊かな人間=多くの並行世界を覗き見れる人間ということになる。 **○射撃 射的が趣味らしく、あらゆる銃火器を扱える。 また、釘打ち機やボウガンも使いこなせる。 なお、アランが使用する銃で最も代表的なのは[[コルトパイソン]]でり、キービジュアルやムービーでアランが手にしている。 **○暴力への躊躇の無さ 前述の通りアランは癇癪持ちであり、気に入らないことがあると直ぐに手が出る社会不適合者である。 だが皮肉なことに超常現象に巻き込まれた際はその暴力へのハードルの低さがアランの命を救うことになった。 また接近戦では敵の攻撃を回避するスウェイ能力に長けており、ケンカの強さを伺える。 **○[[光の存在>光の存在(超常現象生命体)]]の加護 [[光の存在]]の加護を受けているため、強い光の中では傷が癒え、懐中電灯を強く握るとその光を強めることができる超常的な力を持つ。 **○投影 闇の世界で執筆した物語の主人公に自分を投影することで、''傀儡である分身''を生み出すことができる。 執筆部屋で物語を書くアラン本人と分身は意識を共有しており、分身が死んだりプロットが行き詰まっても物語を修正することで復活させることができる。 *<パラユーティリタリアン> 翻訳により''超常的ユーティリタリアン''とも。 超常的な実用アイテム「''パワーオブジェクト''」と接触し、その力が結合された人間。 いわば超能力者である。 能力の強さには個人差があり、[[P6/ディラン・フェイデン]]はオールデストハウスの全ての電力を賄うNSC発電機をも上回る力を持つ。 アランは切り離された電気ランプのスイッチの外見をしたパワーオブジェクト「クリッカー」と触れたことでパラユーティリタリアンとなり、原稿で現実を書き換える力を得た。 *<経歴> **・本編以前 1977年に母リンダと不明な父親の間に生まれる。 7歳の時、暗闇を恐れていた時に父親からリンダに引き継がれていたクリッカーを託される。 1990年代に夜警をしていたところをアリスと出会い、後に交際。 アリスと付き合い始めたばかりの頃に二人でアリゾナ州の砂漠地帯を旅行した。 1995年の時に処女作『煉獄の使い』を執筆し『ダークビジョン誌』に掲載される。 また、この頃から幼馴染みにして親友の[[バリー・ウィーラー]]がアラン専属の著作権代理人となる。 1998年、ミネソタ州ミネアポリスにて''迷惑行為と暴行の容疑で逮捕''される。 1999年、カルフォルニア州ウェストハリウッドにて''風紀びん乱と暴行の容疑で逮捕''される。 その後、時期は不明だがドラマ『[[ナイトスプリングス]]』のいくつかの脚本を執筆する。 判明しているエピソードは以下の通り。 >『暗いスレッショルドを越えて』 >『アメリカンナイトメア』 >『一番のファン』 >『北極星』 >『時空の破壊者』 >『デッドオブナイト』 その後、ハードボイルド小説『[[アレックス・ケイシー]]』シリーズの執筆を始める。 ちなみに、このシリーズの各タイトルは『[[MAX PAYNE]]』シリーズのサブタイトルや各章のタイトルとなっており''並行世界の[[マックス・ペイン]]の生活をエコーとして覗き見て書いた''とする説が濃厚である。 その後、時期は不明だがアリスと結婚。 2007年冬、停電で暗闇を恐れるアリスにクリッカーを託す。 2008年1月14日、『アレックス・ケイシー』シリーズ最終作『サドンストップ』の発表パーティー終了後に詰め寄ってきた''報道カメラマンのヴィンセント氏に暴行し逮捕''された。 その後、『サドンストップ』の宣伝のためトーク番組『ハリー・ギャレット・ショー』に出演。 **・『ブライトフォールズ』(2010年8月下旬) クラブにて''記者に暴行''を働き訴訟されたことがニュース番組で報道される。 &s(){[[まるで成長していない…]]} **・『アラン・ウェイク・ファイル』~『Alan Wake』冒頭(2010年) 悪夢を介して度々闇の世界に入り込みクレイ・スチュワードと遭遇していた。 クレイは『Alan Wake』本編では序盤に出てくるだけのモブキャラ同然の扱いだが、彼の著書にして伝記である『アラン・ウェイク・ファイル』(限定特装版の付録)は入手が困難でありながら&bold(){RCUに「正史」としてガッツリ組み込まれており、}『CONTROL』や『Alan Wake Ⅱ』でも内容について言及されている。 悪夢の内容はブライトフォールズの北に位置する「ワシントン州[[ナイトスプリングス]]・レイン湾」でアランの脚本の犠牲となった『ナイトスプリングス』のキャラ「[[ヒッチハイカー>ヒッチハイカー(超常現象生命体)]]」が闇に支配され斧を手に襲ってくるというもの。 なお、この悪夢の元になったと思われる『ナイトスプリングス』のエピソードはリマスター版でのみ視聴できるが日本語訳されていない。 **・『Alan Wake』(2010年9月1日~15日) スランプに陥ったため休暇のためにワシントン州ブライトフォールズを訪れ、[[変貌世界事象]]の中心人物となってしまう。 [[闇の存在]]の策略によりアリスが闇の世界に囚われ、彼女を人質に世界が闇に支配される小説『ディパーチャー』の執筆を強要され、闇の世界の力により小説の内容が現実に反映される変貌世界事象が発生。 アランは自身を『ディパーチャー』の主人公である「ヒーロー」に投影することで[[主人公補正]]を獲得し、光の存在の化身である[[トーマス・ゼイン]]から光を操る力を授かり闇の存在に対抗する術を得て、闇の世界から脱出した。 物語の中で闇の存在や精神科医[[エミル・ハートマン]]、誘拐犯を名乗る[[ベン・モット]]、FBI捜査官[[ロバート・ナイチンゲール]]などに翻弄されながらも、バリーや[[サラ・ブレーカー]]保安官の助けを借りて「レディーオブライト」を演じる[[シンシア・ウィーバー]]からクリッカーを受け取り、闇の世界へ戻って闇の存在を演じる[[バーバラ・ジャガー>引っかき女/バーバラ・ジャガー]]をクリッカーの力で倒し、『ディパーチャー』の結末を書いてアリスを闇の世界から助け出すも、自身は闇の世界に囚われてしまった。 アランが現実世界で行方不明となってしまうため、トーマス・ゼインによりアランの代理人として[[ミスター・スクラッチ]]が生み出され現実世界に送られた。 ちなみにこの事件でアランは初対面のハートマンを''[[「気にくわない」>オインゴ・ボインゴ兄弟]]という理由だけで''[[顔面パンチ>ジャイアン(剛田武)]]している。えぇ……。 **・『シグナル』『小説家』(2010年) 闇の世界に囚われ、破滅的な狂気に取り憑かれたことで[[インセイン・アラン>インセイン・アラン(超常現象生命体)]]と化してしまうが、自身から分離した理性の象徴「[[ラショナル・アラン>ラショナル・アラン(超常現象生命体)]]」と融合したことで正気を取り戻した。 その後、脱出のために『ディパーチャー』の続編『リターン』の執筆に取りかかった。 **・『Alan Wake's American Nightmare』(2011年) ブライトフォールズでの変貌世界事象により「超常的な殺人鬼アラン・ウェイク」の都市伝説が広まったことで、ミスター・スクラッチは''邪悪な[[ドッペルゲンガー]]''に変質してしまった。 アランは暴走するスクラッチを止めるために闇の世界で『ナイトスプリングス』のエピソード『アメリカンナイトメア』を元に『リターン』を執筆。 これによりアリゾナ州某所にナイトスプリングスのスレッショルド((並行世界の一部、入り口))が出現し、一時的に周辺地域もナイトスプリングスに置換された。 アランは主人公「光の闘士」としてナイトスプリングスに召喚され、[[闇の使者>闇の使者(超常現象生命体)]]を演じるミスター・スクラッチと対決した。 詳細は当該項目を参照。 **・『This House of Dreams』(2012年5月30日) メイン州オーディナリーの住人であるサマンサ・ウェルズと悪夢を介して闇の世界で遭遇。 現実世界で彼女に[[闇に支配された者たち>闇に支配された者/影になった個体]]が迫っていたため、夢の中で「明かりを点けろ」と執拗に訴えた。 なお、メイン州オーディナリーは『CONTROL』の主役である[[ジェシー>赤毛の女(レメディー)]]&ディラン・フェイデン姉弟の故郷である。 **・『QUANTUM BREAK』(2016年) 作中作として『リターン』のトレーラー映像が鑑賞でき、スクラッチと対決する様子が描かれる。 また、マサチューセッツ州リバーポート大学の黒板一面にメッセージを残していた。 #center(){&sizex(4){&bold(){彼は知らなかったのだ}}} #center(){&sizex(4){&bold(){我が家たる湖の向こうに広がる常闇の海を}}} #center(){&sizex(4){&bold(){その荒ぶる(wilder)波とその静けさ(serene)を}}} #center(){&sizex(4){&bold(){私はその港(port)を訪れた}}} #right(){──トーマス・ゼイン} 黒板のメモには『Alan Wake』序盤にトーマス・ゼインにより詠まれた詩が引用されており、いくつかの単語が強調されている。 『Quantum Break』は「&bold(){[[何も知らなかった男>ジャック・ジョイス/ティモシー・ブレーカー]]}((「Jack」は人名の他に、知らない男性に呼びかける時にも使われる。『切り裂きジャック』や『サムライジャック』もそれが由来。))がリバー&bold(){ポート}大学を訪れて[[&bold(){ワイルダー}という名の女性>赤毛の女(レメディー)]]と[[&bold(){セリーン}という名の男>モナークアクチュアル/ポール・セリーン]]に運命を翻弄される物語」であるため、本作の物語は&bold(){アランがゼインの詩を元にして書いた『リターン』により運命を操られた並行世界}という説が濃厚である。 他にも実写ドラマパートのヒロインであるエミリー・バークはアランのサイン入り『サドンストップ』を所有していたり、[[モナークソリューションズ]]の社員が''会社のPCで''『Alan Wake』をプレイしていたりとやたら出番が多い。 **・『ナイトスプリングス』エピソード2:北極星(20??年) 『北極星』の脚本を元に『リターン』を執筆し、ワシントン州ウォータリーが一時的にナイトスプリングスに置換される変貌世界事象が発生。 政府の機密機関''[[ダーク・トライアングル・コーヒー]]''に囚われた「弟」としてナイトスプリングスに召喚される。 主人公である「&color(#F54738){姉}」を演じるジェシー・フェイデンにより救出された。 **・『CONTROL』(2019年10月29日) 『暗いスレッショルドを越えて』を元に『リターン』を執筆。 政府の機密機関''FBC(連邦操作局)''本部オールデストハウスが一時的に「連邦ナイトスプリングス局」に置換される変貌世界事象が発生。 脚本により「局長」を演じさせられた[[ザカライア・トレンチ>ザカライア・トレンチ(RCU)]]により異世界「スライドスケープ36」のスレッショルドが開かれ、そこから侵略的な伝播力をもつ「生命体」の役を演じる[[ヒス>ヒス(超常現象生命体)]]が侵入。 多数の職員がヒスに支配され怪物になってしまう。 「弟」ディランを助けに「守護天使」こと[[ポラリス>ポラリスとヘドロン(超常現象生命体)]]に導かれてオールデストハウスへやってきた「&color(#F54738){赤毛の女}」ジェシーはトレンチの後継の新局長となり、彼女によりスレッショルドは封鎖される。 **・『AWE』(2019年10月29日) 並行世界の交差点である「オーシャンビュー・モーテル」を介してジェシーに助けを求め、オールデストハウス内の封鎖されていた捜査セクターへ導き、第三のモノと化していたエミル・ハートマンを始末させる。 **・『ナイトスプリングス』エピソード1:一番のファン(20??年) 『一番のファン』の脚本を元に『リターン』を執筆し、ブライトフォールズが一時的にナイトスプリングスのスレッショルドとなる変貌世界事象が発生。 ミスター・スクラッチが演じる悪役「[[悪ぶった男>悪ぶった男(超常現象生命体)]]」に囚われた「作家」としてナイトスプリングスに召喚された。 主人公「ウェイトレス」を演じる[[ローズ・マリーゴールド]]により救出された。 **・『Dead by Daylight』(2023年) 『ナイトスプリングス』のエピソード『デッドオブナイト』の脚本を元にした『リターン』を執筆したことで霧の森に召喚され殺人鬼から逃げ回り脱出を目指す。 なお、宿敵のスクラッチは&bold(){キラーではなくアランのスキン扱い}。 本物のスクラッチはエンティティとタメを張る怪異なので仕方ないだろう。 ちなみに、このコラボにより&bold(){『デッドバイデイライト』の世界はアランの原稿に支配されていた}という衝撃の後付け設定が追加されたことになる。 **・『レイクハウス』(2023年9月14日) ワシントン州コールドロンレイクのFBCの施設「レイクハウス」の共同研究リーダーである[[ジュール&ダイアナ・マーモント博士>マーモント夫妻(RCU)]]がアランの原稿により狂気に飲まれ、レイクハウスが壊滅する。 **・『Alan Wake Ⅱ』(2023年9月14日~15日) ***アラン編:イニシエーション 何度『リターン』を執筆しても[[ループ>無限ループ]]により振り出しに戻されてしまうため、英雄の旅には『ディパーチャー』と『リターン』をつなぐ『イニシエーション』が必要なことに気付き、『イニシエーション』の執筆に取りかかる。 しかしこの『イニシエーション』の作中作である『殺人事件ケイシー』の物語により現実のニューヨーク州ニューヨーク・シティではカルト教団「言葉の教団」による連続殺人事件が引き起こされる変貌世界事象が発生。 闇の世界をさまよううちにアリスが絶望のあまり身投げしたと知り絶望し、闇の存在に取り憑かれミスター・スクラッチと化してしまう。 その直後、現実世界で[[アンダーソン>オールドゴッズオブアースガルズ]][[一族>マーティン・ハッチ/ワーリン・ドア]]により行われた召喚の儀式により現実のブライトフォールズに召喚される。 しかし、闇の世界と現実では時制が異なるため召喚の儀式の前日に召喚された。 ***・サーガ編:リターン コールドロンレイクの浜辺に召喚され、FBI捜査官の[[サーガ・アンダーソン]]とアレックス・ケイシーに保護される。 スレッショルドを超えたことで闇の存在の力が一時的に弱まっていたため、しばらくはアランとしてサーガやケイシーと接していたが、その正体を見抜いた地元の自警団「樹木の教団」による襲撃を受けたことでスクラッチとして覚醒。 ケイシーを「予備の肉体」として作り替え、クリッカーを奪おうと行動する タイムパラドクスを防ぐためにアンダーソン兄弟とクリッカーを手に入れたサーガにより召喚の儀式が実行されるまで待ち、儀式の直後にサーガに襲い掛かる。 ケイシーとFBCの援護もあり撃退されるが闇の存在はアランからケイシーの身体に乗り移り、サーガからクリッカーを奪ってブライトフォールズで使用。 ''「『リターン』を称賛するディアフェストが無限に広がっていく」''という[[バッドエンド]]が現実になってしまう。 闇の存在がケイシーに乗り換えたため支配を脱したアランは尻拭いのためブライトフォールズへ向かい、[[アーティ>生命体A-001/アーティ]]が守る執筆部屋へとたどり着き、サーガと合作で『リターン』の新たなエンディングを書く。 最後はケイシーから乗り移った闇の存在に支配され再びスクラッチとなるが、サーガに光の銃弾で眉間を撃ち抜かれる。 しかし、光の銃弾で焼かれアランの頭蓋骨から押し出されながらも辛うじて生き延びていたスクラッチの力で再びループしてしまう。 ***・二週目:最後の草稿 自身の眉間に撃ち込まれた光の銃弾を「知識の松明」と解釈することで光の銃弾及びスクラッチと一体化する。 神通力を得て「''数多の世界の主''」へと覚醒。 スクラッチは消滅し、ループを抜けることに成功した。 また、アリスは自殺したのではなくアランを助けるために闇の世界に飛び込み、今まで自分を導いてくれていたことを知る。 自身が物語に巻き込んでしまったサーガとケイシーの無事を見届け、アリスの存在を近くに感じながら物語は幕を閉じた。 //詳細は当該項目を参照。 **・『ナイトスプリングス』エピソード3:時空の破壊者(2023年) 『時空の破壊者』の脚本を元に『リターン』を執筆。 並行世界を渡り歩く能力を得た「俳優」ショーン・アシュモアが辿り着いた闇の世界の執筆部屋にて、「数多の世界の主」として対面する。 詳細は[[クロノン破壊波動関数生命体/シフター]]も参照。 *<アランのドッペルゲンガー一覧> -❇️[[ラショナル・アラン>ラショナル・アラン(超常現象生命体)]] -📺️[[テレビ>インセイン・アラン(超常現象生命体)]] -🌀[[ミスター・スクラッチ]] -🔪[[闇の使者>闇の使者(超常現象生命体)]] -🐺[[悪ぶった男>悪ぶった男(超常現象生命体)]] -👤[[影>シャドウ(超常現象生命体)]] -📽️[[トーマス・ゼイン]] -☀️[[ダイバー>光の存在(超常現象生命体)]] -🦌[[グランドマスター>グランドマスター(超常現象生命体)]] *<関連?> 『MAX PAYNE』シリーズの作中作『[[アドレスアンノウン>Address Unknown]]』に登場するジョンは、闇の世界のニューヨーク「ノワール・ヨーク」で自身の邪悪なドッペルゲンガーである[[ジョン・ミラ>ジョン・ミラ(レメディー社作品)]]に翻弄されていた。 『[[Alan Wake Ⅱ]]』でアランがさまようことになる闇の世界もニューヨークそっくりであり、ドッペルゲンガーに翻弄されるストーリーなども酷似している。 ''20年越しの伏線回収''という見方もある。 また、ジョンとジョン・ミラはアレックス・ケイシーと同じ姿(モデル:サム・レイク)であり、『Alan Wake Ⅱ』では闇の世界をケイシーが彷徨う描写もある。 *<余談> -アラン・ウェイク(Alan Wake)及びアリス・ウェイク(Alice Wake)という名前はawake(覚醒)の言葉あそびである。 -アラン・ウェイク、ミスター・スクラッチ、トーマス・ゼインの外見及びモーションのモデルであるイルッカ・ヴィリはフィンランドの俳優である。そのため英語が母国語の設定であるアラン(とドッペルゲンガーのスクラッチ)は訛り無く英語を話せるマシュー・ポレッタが吹き替えている。&br()一方でトーマス・ゼインはフィンランドからの移民という設定であるため、『CONTROL』と『Alan Wake Ⅱ』ではヴィリ本人がフィンランド訛りの英語で演技している。&br()そのため作中でアランの外見モデル本人の声を聞けるのはゼインの台詞がある場面のみである。 -アラン及びスクラッチの声優であるマシュー・ポレッタは『CONTROL』と『Alan Wake Ⅱ』にて[[キャスパー・ダーリング]]博士を演じている。&br()『Alan Wake Ⅱ』ではヴィリ演じるゼインとポレッタ演じるダーリングが邂逅するというアランの外見モデルと声優が共演する場面もあり、「初めて会った気がしない」という[[メタ発言]]をしている。また、ダーリングはアランの声についても「私の声に似ているような…?」とこれまたメタ発言をしている。