「ディラン・フェイデン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
ディラン・フェイデン - (2025/04/05 (土) 12:51:08) のソース
&bold(){P6}のコードネームで呼ばれる&bold(){ディラン・フェイデン}は、フィンランドのゲーム会社レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される世界観「レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)」に登場するキャラクターである。 -演者 --ショーン・ダリー -登場作 --『[[Control]]』 --『The Foundation』(『Control』DLC) --『レイクハウス』(『[[Alan Wake Ⅱ]]』DLC) #openclose(show=▷目次){ #contents() } *<概要> 白人男性。髪の色は黒。瞳の色は青。1992年生まれ。 超自然的な実用アイテム「パワーオブジェクト」に接触し、その力と結合((パワーオブジェクトに接触した人間は精神世界であると同時に物理的な並行世界でもあるメタ構造の余剰次元「アストラル・プレーン」に転送され、試練を乗り越えることで[[ボード>アストラル生命体(超常現象生命体)]]と呼ばれる存在からパワーオブジェクトの力を授けられる))された超能力者「&bold(){パラユーティリタリアン}((翻訳ブレにより「超常的ユーティリタリアン」とも呼ばれる))」の1人。 パラユーティリタリアンが発揮できる超能力の強さには個人差があるのだが、ディランは非常に強力な力を持っており、アメリカ政府の機密機関「連邦''操作''局(FB&bold(){C})」からは局長の第一候補6番「''P6''」のコードネームを与えられていた。 『Control』の主人公であるFBC局長[[ジェシー・フェイデン>赤毛の女]]の一つ下の弟。 [[ヒス]]と共生しヒス生物のリーダーの様な存在としてジェシーの前に立ち塞がる。 レメディーエンターテイメントのゲームの中では[[引っかき女>引っかき女/バーバラ・ジャガー]]、[[スクラッチ]]、[[モナークアクチュアル]]に次ぐ四人目となる&bold(){超自然的なラスボス}である。 *<人物像> 作中ではヒスに汚染されたり17年間もFBCに収容されストレスを溜めている状態であるため、本来どのような人間だったのかはあまり描かれない。 しかし幼少期は姉としょっちゅう遊んでいたことやいじめられっこを遊びに誘ったりしているため普通の心優しい少年だったと思われる。 *<経歴> **・オーディナリー[[変貌世界事象]](AWE-24) 2002年8月30日、当時10歳だったディランは姉ジェシーと共に地元&bold(){オーディナリー((「平凡」の意。明らかに町の名前としては不自然だがこれは『[[CONTROL]]』の一連の出来事全てが[[アラン・ウェイク]]の執筆した『リターン』という小説の草稿によって引き起こされた[[変貌変貌事象]](AWE)であるため))}のゴミ集積所で遊んでいたところで&bold(){[[スライドプロジェクター(OOP15-UE)]]((超自然的な力を持つスライドとプロジェクターのセット。スライドを再生すると写し出された画像が異次元空間の入り口「スレッショルド」になるパワーオブジェクト。再生するスライドによって繋がる異次元空間は異なる))}を発見し、プロジェクターで写し出した映像が異次元空間の入り口になっていることに気付いた。 複数存在したスライド((ジェシーは9枚、ディランは8枚と主張))の内、人形がたくさん置かれた異次元空間『ハウス』を姉弟の秘密基地にしていた。 その後、姉弟はいじめられっこの友人ニール・ホーゼンバーグ((翻訳ブレにより「ネイル」とも表記される))を誘ってゴミ集積所へ連れ出したが、ニールは''マリファナが大量に生えた世界''に繋がるスライド『牧草地』に夢中になり、頻繁にそこを訪れる様になってしまった。 それが仇となり、ニールを虐めていたトム・バーロウ、ヒューゴ、フレドリック・バートウェルらにスライドプロジェクターの存在を知られ、奪われてしまった。 その後、フェイデン姉弟は数学教師のチェスター先生と共にトム達を追跡し、スレッドヒル洞窟をアジトにしていることを突き止めるが時既に遅し。 トム達はコンクリートで構成された倉庫やシェルターの様な世界『寺院』のスライドを再生しており、その世界の中で、''母ならざる者''という超常存在からミルクを与えられ、''汚い猿''と呼ばれる怪物に変貌していた。 チェスター先生は彼らを説得しようと試みるも、直ぐに足を折られ頭を割られ殺害されてしまった。 大人達は異変に気付いて警察に通報し、トム達は警察に連行されていった。 そして次の日、&bold(){&color(#F54738){オーディナリーの全ての大人が消失した。}} 全てはスライドプロジェクターが引き起こしたことだと悟ったフェイデン姉弟は町の子供達を率いて『寺院』の中に入り「汚い猿」達を追跡してスライドプロジェクターを奪還して逃亡するが、それに気付いた汚い猿達に追われ追い詰められてしまう。 ディランが転んで膝を痛めてしまい、絶体絶命かと思われたその時、''犬の怪物になってしまったニール''が駆けつけ汚い猿達を足止めしたことで助かったのだった。 ジェシーはプロジェクターを切ろうとしたが出来なかったため、『手』((後にFBCより『SID-36』という名称を与えられる。また、そのスライドで繋がる世界は「スライドスケープ36」と呼ばれる。後述。))と呼ばれるスライドに切り替え、ディランと共にその世界へ避難した。 そこにいた超常存在''ポラリス''はジェシーに憑依して超自然的な力を与え、プロジェクターの切り方を教えた。 ジェシーがプロジェクターを切ると汚い猿達や母ならざる者は消滅した。 全てが終わったあと、ジェシーは『手』以外の全てのスライドを燃やした。 9月14日、当時のFBC局長[[ザカライア・トレンチ]]と[[キャスパー・ダーリング]]博士に先導されたレンジャー部隊によってジェシーやスライドプロジェクターもろとも発見されるもジェシーは逃亡。 ディランだけが収容されることとなった。 **・オールデスト・ハウス ニューヨーク州ニューヨーク市に存在するFBC本部オールデスト・ハウスに収容されたディランは以前にスライドプロジェクターと接触したことにより、前局長''ブロデリック・ノースモーア''並の強力なパラユーティリタリアンになっていたことがダーリング博士の調査によって判明し、局長の第一候補「''P6''」のコードネームが与えられ教育を受けることになる。 はじめの内はFBCに協力的で超心理学部署研究リーダーのベサニー・ハリングトンによる人形劇「スレッショルドキッズ」でFBCの知識を身に付けたりしていたが、何年もFBCによる収容下に置かれ孤独やプライバシーの無い環境にストレスを感じる内に''姉やポラリスに見捨てられた''という思いが強くなっていった。 また、ポラリスを介してジェシーからのテレパシーを度々受け取っていたが、見捨てられたという思いから拒絶していた。 これらの要因から精神が不安定になっていったことで力を制御出来なくなり、''FBC職員のロバーツを誤って殺してしまう。'' この事件を機に局長候補から外されてしまい、待遇が悪くなったことで反抗的になり更に何人かのFBC職員を殺害したため、変貌アイテムを収容するパノプティコンの地下の収容装置に幽閉されてしまう。 **・&color(#F54738){ヒスと共存} 2002年のオーディナリーAWEの後、ポラリスの故郷である『手』こと『スライド36』をスライドプロジェクターにセットすることで繋がる並行世界「''スライドスケープ36''」に潜む''次元間の知覚と侵略的な伝播力を持つガス漏れ音''「ヒス」は、当時ダーリングと共にスライドスケープ36内部を調査していたトレンチ局長に伝播していた。 その後トレンチはヒスによる精神汚染により次第に疑心暗鬼に取り憑かれ、「ヒスが世界を救う」と信じるようになっていった。 そして2019年10月29日、トレンチを後押しするかのようにアラン・ウェイクの原稿によりオールデスト・ハウスで[[変貌世界事象]]が引き起こされる。 アランはかつて自身が書いたドラマ『[[ナイトスプリングス]]』の『暗いスレッショルドを越えて』というエピソードの脚本を元に『リターン』という小説を執筆。 これによりオールデスト・ハウスは一時的に「連邦ナイトスプリングス局」の研究施設に置換され、トレンチは登場人物である「局長」を演じさせられる。 物語の中の「局長」が異世界のポータルを開いて&bold(){&color(#F54738){生命体}}を招き入れてしまったのと同様に、トレンチは個人的に所有していた『焼けたスライド』をスライドプロジェクターにセットして起動。 投影された画像が「スライドスケープ36」のスレッショルドとなり、&bold(){&color(#F54738){ヒスをオールデスト・ハウス内に呼び込んでしまった。}} ディランは侵入してきたヒスと交渉して自らヒスを受け入れ、&bold(){自我を保った&color(#F54738){最強のヒス生物}}となり''収容装置を破壊''。自由の身となった。 *&color(#F54738){<ヒスにより腐敗したディラン>} ヒス生物となったディランは他のヒス生物とは異なり&bold(){&color(#F54738){人間の姿を完全に保って}}おり、理性や本人の自我も維持しているが、&bold(){&color(#F54738){ヒスの洗脳による思考誘導はされており}}、「閉じ込められていた自分に手を差しのべてくれた仲間」であるヒスの拡散を目的に行動する。 また、ヒス生物の特徴として''全ての毛髪が抜け落ち、''スキンヘッドになっている。 ヒスの発生源であるスライドプロジェクターと結合していたことが原因か、ヒス生物を統率したりヒスを次元を超えて拡散したりと引っかき女やミスター・スクラッチと同じように&bold(){&color(#F54738){実体を持たない存在であるヒスそのものの顕現であるかの様に振る舞う}}。 **&color(#F54738){・ヒスにより腐敗したディランの能力} 元から強力なパラユーティリタリアンだったが、ヒスと共生を果たしたことでその力は更に強化された。 ***&color(#F54738){☆空中浮遊} 元からの能力かヒスに汚染されたことで得た能力かは不明。 ***&color(#F54738){☆念力} 元々相手に触れずに人体をねじ曲げ殺害する程度の力は持っていたが、ヒスに汚染されたことでFBCの収容装置を破壊できるほどの力を得た。 因みに後に[[エミル・ハートマン]]やミスター・[[スクラッチ]]も同じことをやってのけているため、収容装置の信頼性が危うい。 ***&color(#F54738){☆ヒスの拡散} 「ヒスの呪文」によってヒスを拡散する。 また、呪文を唱えずとも遠隔で洗脳できるかの様な描写もある。 ***&color(#F54738){☆洗脳} ヒスに汚染した相手の精神世界に入り込み''ネチネチとした''精神攻撃を与える。 ***&color(#F54738){☆ヒス生物の操作} 前述の通り、スライドプロジェクターと結合したためかヒス生物達を遠隔で操って統率したり、任意のエリアに召喚できる。 *&color(#F54738){<ヒス生物としての動向>} **・本編以前 ヒスに汚染された職員=ヒス生物たちを率いてオールデスト・ハウスを練り歩き、通信部リーダーの[[アルベルト・トマッシ>アルベルト・トマッシ(RCU)]]、セキュリティリーダーの[[リン・サルバドール>リン・サルバドール(RCU)]]といった重要人物を次々とヒス生物に汚染していく。 サルバドールから奪ったカードキーでオールデスト・ハウス内部を調査する内に自分たち姉弟の資料を発見したり姉がFBCによって監視され続けており、自分に代わり第一候補P7とされていたこと等を知り憤る。 その過程でダーリング博士が開発した「''ヘドロン共鳴体増幅器''」を身に付けた職員はヒスに汚染されないことを知り、彼らを守る力の根源である超常現象生命体''ヘドロン''の抹殺を考える。 **・『Control』 ヘドロンとポラリスの導きによりジェシーがオールデスト・ハウスに辿り着き、''色々あって局長に就任した''ことを察知すると、ジェシーにヘドロンの居場所を探させることを思い付き、警戒心を解くために''自らFBCに投降し収容装置に入る。'' その後ジェシーを言葉で誘導し、彼女がヘドロンと対面したその時、テレパシーでジェシーの居場所を認識し''遠隔でヒス生物の大群を差し向けヘドロンを攻撃させる''。 ジェシーの奮闘も空しくヘドロンはヒス生物の総攻撃により殺害され、''遂にディランは天下を取る''。 ヘドロン共鳴体増幅器は最早機能せず、ジェシーを含む多数の職員がヒスに汚染され精神支配を受けることとなった。 今や神に等しい力を手に入れたディランだったが、そんな彼の望みは「''姉を下っ端のOLとしてこき使うブラック職場の主になる(という姉に逆らえない小学生の弟の妄想みたいな)世界''」であった……。 スクラッチといい、レメディー作品の超常存在はどいつもこいつも俗物の極みである。 そんなディランの小学生の妄想が具現化した精神世界でブラック職場のOLとして「他の職員達から陰口を言われながらコピー用紙を準備したりコーヒーカップを片付けたり書類を配ったりさせられる」という''ネチネチとした精神攻撃''を受けていたジェシーだったが、ダーリング博士と[[アーティ(A-001)]]、そしてポラリスの助けを借りて正気を取り戻す。 一方のディランはスライドプロジェクターと接触したことでオールデスト・ハウスの主である超常現象生命体''ボード''がいる異次元空間「アストラル・プレーン」に侵入を果たし、そこにヒスを拡散させ汚染に成功するが、そこに''ボードのバフを受けたジェシー''が到着し、遂に最終決戦となる。 **・&color(#F54738){ラスボス戦} まず、''ディランとの直接対決は無い''。 そもそもジェシーの目的は弟をヒスから救い出すことなのである意味当然である。 ディランはアストラル・プレーンのピラミッドの様な足場の上に浮かんでヒスの呪文を唱え続けているため、そこまで辿り着いてポラリスの力でヒスを浄化しなければならないが、その道中にディランが呼び込んだヒス生物の大群が現れる。3つのエリアのヒス生物を殲滅すると、ようやくディランのいる場所へ通じる足場が現れる。 ''つまり雑魚ラッシュ''である。 前述の通りこの際ジェシーはボードにより能力が強化されており殆どの敵を一撃で葬れるため、実質的にイベント戦と言える。 しかしこのゲーム、ボスより''雑魚の方が強い''ため油断してるとあっさり死ぬことになるので注意が必要。 ディランの元へ辿り着くと、ポラリスの力で浄化できる。 *<浄化された後の動向> **・『Control』エンディング後 2019年10月29日、ジェシーとポラリスによりヒスを浄化されたディランは昏睡状態となり、収容装置での監視が続けられる。 ヒスが浄化されたことで髭や髪が正常に伸びるようになった。 **・『The Foundation』 2019年10月29日、アストラル・プレーンとオールデスト・ハウスを繋ぐ導管の役割を担う「ネイル」と呼ばれる物体が破損し、アストラル・プレーンがオールデスト・ハウスの基盤セクターに流入する事件が発生。 ディランはこの事件に関与しないが、条件を満たすと精神世界でジェシーに未来のビジョンを見せる。 なお、ビジョンの内容はワシントン州ウォータリーのものであり、&bold(){『Alan Wake Ⅱ』への布石となっている。} **・『レイクハウス』 2023年9月14日、ミスター・スクラッチ率いる闇の軍勢がコールドロンレイク・スレッショルドから出現しワシントン州ブライトフォールズ及びウォータリーにて変貌世界事象が引き起こされる。 コールドロンレイク付近に建設されたFBCの施設「レイクハウス」も闇の軍勢に襲撃され汚染されたため、責任者であるキラン・エステベス捜査官が調査することになった。 エステベスはレイクハウスを調査中に「オーシャンビューモーテルとカジノ」を介して''未知の異次元空間''の扉を開き、そこで収容装置に閉じ込められたディランと遭遇する。 ディランはエステベスに対し「&bold(){ジェシーに伝えてくれ 努力したと}」と告げて彼女をレイクハウスに送り返した。 少なくとも姉やポラリスに対する恨みはもう無く、&bold(){改心した}ことが伺える。 *<余談> **・ディランが言及した「別の世界」 ディランと会話すると彼が見た別の世界のビジョンである「夢」について以下のように語ってくれる。 ・「作家」が書いた「警官」が別の世界にいた。 →「作家」は『[[Alan Wake]]』シリーズの主人公アラン・ウェイク、「警官」は『[[MAX PAYNE]]』シリーズの主人公[[マックス・ペイン]]だと思われる。 アランはアレックス・ケイシーというマックス・ペインに酷似したキャラクターを主人公とする本を書いていた。 ・「暗い場所」にいる「ミスター・ドア」 →「暗い場所」は「dark place」の翻訳であり『Alan Wake』シリーズでは「闇の底/闇の世界」と訳される''異次元空間である''。 また、[[「ミスター・ドア」>マーティン・ハッチ/ワーリン・ドア]]は『[[Alan Wake Ⅱ]]』に実際に登場する。 ・様々な世界を自由に行き来できるミスター・ドア →『[[QUANTUM BREAK]]』には同じく次元や時間を飛び越える''ミスター・ハッチ''というキャラクターが登場する。 フルネームも&bold(){Warlin Door}と&bold(){Martin Hatch}でスペルが酷似しており、本来は同じ俳優が演じる予定であった((ハッチを演じたランス・レディックがドアを演じる前に亡くなったため変更された。))ことを鑑みると、''同一人物である可能性が高い''。 ・『Alan Wake Ⅱ』に登場する[[ティム・ブレーカー>ジャック・ジョイス/ティモシー・ブレーカー]]も別の世界で別の人生を歩む夢を見ていたことが描写されており、ティムと全く同じ顔と声の主人公が活躍する((演者が同じ))『QUANTUM BREAK』の内容について言及する場面がある。 これらのことから、RCUに含まれない作品も''アラン・ウェイクの草稿から生まれた別世界''として大まかには含まれているようである。 **・『[[QUANTUM BREAK]]』との繋がり ディランを演じたショーン・ダリーは『QUANTUM BREAK』にてニック・マスターズを演じている。 また、ジェシーを演じたコートニー・ホープはベス・ワイルダーとして、前述のティムを演じたショーン・アシュモアは主人公の[[ジャック・ジョイス>ジャック・ジョイス/ティモシー・ブレーカー]]として登場している。 これだけなら単に役者被りに過ぎないのだが、作中で伏線とも取れる『Alan Wake』関連の要素が多数盛り込まれており、更に前述の通り本作に登場するミスター・ハッチとミスター・ドアが同一人物であるかのような描写が『Alan Wake Ⅱ』で為され、極めつけにティムは自分の考えをまとめるホワイトボードに以下の様に記している。 #blockquote(){ 事実: -失われた時間 -記憶なし 今までは!俺は常にここに辿り着くのか?出た時には忘れてしまうのか? -誘拐? 宇宙人?ドア? UFO?多面体 -夢! -俺だが、俺じゃない。 俺が知っている者たちだが、彼らも何かが違う?赤毛の女? } 『QUANTUM BREAK』を履修済みならわかると思うが、直接的な表現こそ[[大人の事情]]で避けているものの間違いなく『QUANTUM BREAK』の内容を指しているのである。 ティムはこの「夢」に関して「''別の現実かもしれない''」と述べており、ディランの「夢」に出てきたドアもまた「様々な別の世界が存在する」と語っている。 彼らの言葉を鵜呑みにするなら、''ディランとニックは並行世界の同一人物''と言えるだろう。 *<関連キャラクター> **◇[[ジェシー・フェイデン>赤毛の女]] ディランの姉。ディランを探し続けていた。 その身にポラリスを宿しており、ポラリスとヘドロンの導きでオールデスト・ハウスへ辿り着いた。 //オールデスト・ハウスに来て間もなく''トレンチ局長の自殺現場に遭遇してしまい、''そこにあったパワーオブジェクト「サービスウェポン」に触れ、結合したことでパラユーティリタリアンになると同時に''理不尽にもボードからFBC局長に任命された。'' ディランとは対立するが、あくまでも弟を助け出そうとする立場は崩さなかった。 // //なお、実際にはFBCから第一候補「P7」として目星を付けられていた。 詳しくは『[[Control]]』及び個別項目参照。 **◇ポラリス ヒスと同様にスライドスケープ36に存在していた共鳴体ベースの[[超常現象生命体>超常現象生命体/余剰次元生命体]]。 //視覚的には''螺旋状の光''として現れる。 &bold(){ヒスとは激しく敵対しており、}ディランも憎悪を露にしていた。 //ヒスを打ち消し中和する共鳴体であるため人間をヒスの汚染から守ることができる。 //ジェシーに宿り、彼女を守り続けた。 //ジェシーの精神世界ではジェシーの[[ドッペルゲンガー]]、''ジェシー・ポラリス''として顕現する。 **◇ヘドロン スライドスケープ36で発見された超常現象生命体。 共鳴体ベースの存在だが、「ヘドロン(※多面体の意)」の名の通り巨大な多面体の実体を持つ。 ポラリスの共鳴を拡散する触媒の役割を担っていた。 //ディランが送り込んだヒス生物の大群により、ジェシーの奮闘もむなしく倒された。 詳しくは[[ポラリス/ヘドロン]]を参照。 **◇[[ザカライア・トレンチ]] 前FBC局長。 詳しくは個別項目参照。 //局長になる条件は「''サービスウェポンに接触してアストラル・プレーンに転送され、そこでボードの見定めに合格する''」ことであるため、当然パラユーティリタリアンでもある。 //ディランを保護した後、スライドスケープ36を調査した際に密かにヒスに汚染されており、17年かけてゆっくりとヒスに洗脳され、2019年10月にスライドプロジェクターを起動した。 //ジェシーがオールデスト・ハウスに来た直後にサービスウェポンで自分の頭を撃ち抜き自害した。 **◇[[ブロデリック・ノースモーア>ブロデリック・ノースモーア/NSC発電所]] FBC前々局長。ディランが現れるまでは歴代最強のパラユーティリタリアンだった。 ディラン同様に力を制御できなくなったため局長を辞任し、オールデスト・ハウスの全ての電力を賄う発電所''ノースムーア・サルコファガス・コンテイナー(NSC)発電所''の生きた動力源となった(発電機の内部のサーモグラフィー画像が写し出されたモニターがある)。 **◇[[ワーリン・ドア>マーティン・ハッチ/ワーリン・ドア]] ディランの夢に現れたという多元宇宙を渡り歩くビジネススーツを着た黒人男性の姿をした次元間生命体。 『[[Quantum Break]]』に登場したマーティン・ハッチの別宇宙の同位体であることが露骨に示唆されている。 詳しくは個別項目参照。 //ハッチは多元宇宙の自分の同位体が量子重ね合わせ状態になっており、別宇宙の自分の同位体と知覚を共有できる生命体[[「シフター」>クロノン破壊波動関数生命体/シフター]]である。つまりハッチ=ドアでもあり、ドアもまたシフターだと思われる。 //『Alan Wake Ⅱ』にて1988年から変わらぬ姿をしていることも判明し、ますます「シフター」である疑惑が強まった。 **◇[[ボード>アストラル生命体]] FBC本部オールデスト・ハウスの''家主''とでも言うべき超常現象生命体。 逆さに浮かぶ、巨大で真っ黒なピラミッドの姿をしており、アストラル・プレーンという異次元空間に存在する。 詳しくは個別項目を参照。 //パワーオブジェクトと接触した人間はこのアストラル・プレーンに転送され、アストラルチャレンジと呼ばれる儀式をクリアすると、そのオブジェクトの能力が結合されパラユーティリタリアンになることができる。 //「サービスウェポン」に接触した場合はボードに品定めされることとなり、ボードが認めると無条件でサービスウェポンと結合した人物は「局長」となる。 **◇[[アーティ>生命体A-001/アーティ]] フィンランド人の清掃員の姿をした存在。 詳しくは個別項目参照。 //あらゆるスレッショルドを管理する管理人であり、様々な異次元空間や他人の精神世界を自由に出入りできる。 //ジェシーも彼の助力によりヒスの洗脳に耐えることができた。 **◇[[キャスパー・ダーリング]] FBC研究リーダー。ディランやスライドスケープ36を研究していた。 //ヘドロン共鳴体増幅器の開発者でもある。 //ジェシーがオールデスト・ハウスに来た時点で消息不明になっていたが、別次元の存在と通話できるパワーオブジェクト「ホットライン」を介してヒスに洗脳されかけたジェシーをアーティやポラリスと共に助け出した。 //後の『Alan Wake Ⅱ』の「最期の草稿」にて異次元空間『闇の世界』に囚われていたことが判明した。 詳しくは個別項目参照。 *<関連項目> [[超常現象生命体A-010(別名:影)]] [[闇に支配された者/影になった個体]]