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オールドゴッズオブアースガルズ - (2025/04/05 (土) 00:38:30) のソース
&bold(){オールドゴッズオブアースガルズ}は、フィンランドのゲーム会社レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される世界観「RCU(レメディー・コネクテッド・ユニバース)」に登場するロックバンドである。 -登場作品 --『[[Alan Wake]]』 ---DLC『小説家』 --『[[Alan Wake's American Nightmare]]』 --『[[Quantum Break]]』 --『[[Control(レメディー社作品)]]』 ---DLC『AWE』 --『[[Alan Wake Ⅱ]]』 ●目次 #contents() *【概要&来歴】 **本編以前 トール&オーディン・アンダーソン兄弟を中心に1971年に結成されたロックバンド。 名前そのまま北欧神話がモチーフとなっている。 セカンドアルバムを発表したあと音楽性の違いからメンバーの一人であるロキ・ダーケンスが脱退するも、バンドの人気は上昇し4枚目を発表後には全国ツアーを行い、5、6枚目のアルバムはゴールドディスクを受賞するなど大ヒットとなった。 バンドが軌道に乗ってから、アンダーソン兄弟はワシントン州ブライトフォールズにあるアンダーソン一族の土地に私設ステージを作り、プライベートライブを開催するようになった。 1976年のある日、兄弟は余剰次元「闇の世界」のスレッショルドであるワシントン州コールドロンレイク(カルデラ湖)の&bold(){濾過されていない%%汚い%%水}で密造酒を作り、飲んだ。&s(){オエー} これにより兄弟は[[トーマス・ゼイン]]と[[バーバラ・ジャガー>引っかき女/バーバラ・ジャガー]]の身に起きた出来事を幻視し、&bold(){「歌で現実を変貌させる」}という超自然的な能力を会得した。 神になった気分の兄弟は奇行に走り、オーディンは笑いながら自分の右目をくり抜こうとし、トールは稲妻を捕まえようとネイルハンマーを振り回しながら全裸で駆け回った。 1976年9月17日、地元の祭り「ディアフェスト」((そのまま訳すと「鹿祭り」))のシーズンの終盤にアンダーソン兄弟は幻視したものを『ポエット アンド ミューズ』という歌にし、泥酔状態でプライベートライブを行った。 その結果、ゼインにより全ての痕跡が抹消されていた「1970年にゼインとバーバラの身に起きた出来事」がブライトフォールズの住人達にとっての「伝説」となり、闇の底で眠っていた[[超常現象生命体>超常現象生命体/余剰次元生命体]]である「引っかき女」こと[[闇の存在>超常現象生命体A-010(別名:影)]]を揺り起こしてしまう。 「引っかき女」は現実を変貌させて昼間を夜に変え、竜巻の姿でコールドロンレイク・スレッショルドから出現し、ブライトフォールズに甚大な被害をもたらした。 兄弟は「引っかき女」と戦い、オーディンは飼っていた2羽のカラスを奪われて右目を&bold(){くり抜かれ}、トールは稲妻を奪われて&bold(){雷に打たれる}も、何とか撃退に成功し、フレイヤに頼まれてアンダーソン農場に急行したフランク・ブレーカー保安官に発見された(この辺りの詳細は『AWE』で判明する)。 その後、7枚目のアルバムが発表される前にベースの「ファット・ボブ」が白血病で急死、残されたアンダーソン兄弟は絶望の中解散し、アンダーソン農場を再生させた。 1988年、トールの娘フレイヤが&bold(){「闇に包まれた者」}こと[[ワーリン・ドア>マーティン・ハッチ/ワーリン・ドア]]と子供を作ったため、アンダーソン兄弟はドアと対立する。 ドアは一族に近付かないと約束した代わりに移植されていたオーディンの右目を「担保」として奪い、雷に打たれて消えた。 その後、フレイヤは娘の&bold(){[[サーガ>サーガ・アンダーソン]]}と共に家を出て行った。 それから2010年9月までのどこかの時期にアーティスト専門の精神療養施設「コールドロンレイク・ロッジ」を運営する[[エミル・ハートマン]]に目をつけられて入院させられるが脱走を繰り返していた。 **『Alan Wake』 2010年9月1日、ロッジを脱走してブライトフォールズのオーディア・ダイナーを訪れ、そこでゼインのドッペルゲンガーである[[アラン・ウェイク]]をゼインと誤認し、「トム」と呼び馴れ馴れしく接していたが、後にハートマンにロッジへ連れ戻された。 9月13日、ロッジでハートマンの部下に拉致されてきたアランと再会し、彼にアンダーソン農場へ行き『ポエット アンド ミューズ』に隠されたメッセージを聞くよう伝えた。 その後、コールドロンレイク・ロッジが「引っかき女」に襲撃されたどさくさに紛れて看護婦のシンクレアをネイルハンマーで殴って気絶させ、患者達を避難させ逃亡した。 また、アンダーソン農場にあるステージでは『チルドレン オブ エルダーゴッド』のレコードがバリーの手によって大音量で流され、[[闇に支配された者たち>支配された者/影になった個体(レメディー・コネクテッド・ユニバース)]]との戦いを助けた。 9月15日、アランによって「引っかき女」が倒されて街に平和が戻り、ディアフェストを兄弟で楽しんでいた。 **『小説家』 闇の世界で[[インセイン・アラン>インセイン・アラン(超常現象生命体)]]により&bold(){トールとオーディンの幻影}が召喚されたが、[[ラショナル・アラン>ラショナル・アラン(超常現象生命体)]]により倒され消滅した。 **『Alan Wake's American Nightmare』 2012年、プロデューサー兼マネージャーとなった[[バリー・ウィーラー]]により復活し、新曲『バランス スレイ ザ デーモン』を発表した。 復帰ツアーの最中に訪れたアリゾナ州某所でアランが引き起こした[[変貌世界事象]]に巻き込まれ一時的に&bold(){アリゾナ州ナイトスプリングス}の住人になってしまうがアランにより変貌世界事象が収束され元に戻った。 **『Quantum Break』 2016年、タイムマシンの開発者ウィリアム・ジョイス博士がオールドゴッズオブアースガルズのTシャツを着ていた。 **『Control』 2019年10月29日、「生命体A-001」こと[[アーティ>A-001/管理人アーティ]]により「古い友人」と呼ばれ、彼の手からオールドゴッズオブアースガルズの曲『テイク コントロール』が収録されたカセットテープとヘッドセットがFBC局長[[ジェシー・フェイデン>赤毛の女(レメディー)]]の手に渡る。 この曲にはパワーオブジェクト「灰皿とタバコ」により形成される&bold(){突破不可能な迷路}を攻略できる力が宿っており、ジェシーを手助けした。 なお、『テイク コントロール』はジェシー/[[ディラン>P6/ディラン・フェイデン]]・フェイデン姉弟の半生を語った歌である。 **『AWE』 2014年、二度の復帰ツアーを経て兄弟の健康面を心配したバリーによって再び解散となり、アンダーソン兄弟はバリーが設立した「ヴァルハラ老人ホーム」に引越したことがアランによって語られる。 **『Alan Wake Ⅱ』 ***リターン(サーガ編) 2023年9月14日、ワシントン州ウォータリーのトレーラーパークでFBI捜査官となっていたサーガと再会し、会話を交わした。 その後、ヴァルハラ老人ホームでトールが&bold(){闇に支配されたシンシア・ウィーバー}により拉致され、それを阻止しようとしたオーディンは事故により感電してしまった。 オーディンはアートで現実を変化させられるパワーオブジェクト「クリッカー」を手に入れ、使い方を学ぶ為にヴァルハラ老人ホームにやってきたサーガを&bold(){精神世界}によるテレパシーを介して手助けし、トールはサーガにより救出された。 その後、サーガに頼まれて&bold(){アラン・ウェイクを召喚する歌}である『ダーク オーシャン サモニング』を作成し、コールドロンレイクの岸辺でプライベートライブを開く。 召喚の儀式は成功するが、サーガは[[ミスター・スクラッチ]]により闇の世界に放り込まれてしまったため、兄弟2人で助けに行く。 ***イニシエーション(アラン編) 大事な人(恐らくサーガ)を守りたいというドアと「仲直り」し、闇の世界に留まりサーガのみならず人々を手助けすることを決意する。 &bold(){何故か若い頃の姿}になり、アランの人生を語るミュージカル『闇の使者』を&bold(){何故か復活しているボブ}やドア、アランや[[サム・レイク>マックス・ペイン]]と共に演奏・熱唱してアランを導いた。 ***最後の草稿(2週目) 闇の世界に囚われたサーガと最後のお別れをし、現実世界へ通じるスレッショルドを越えるサーガを見送った。 *【アルバム】 -ファーストアルバム:The Memory of the Slaughter(1971年) -セカンドアルバム:Follow Me Underground(1972年) -サードアルバム:Alone at My Own Wake(1973年) -フォースアルバム:The Unraveling of Reason's Skein(1975年) -フィフスアルバム:The Black Rider Cometh(1976年) -シックスアルバム:In the Valley of My Shadow(1978年) *【メンバー】 **🐦⬛オーディン・アンダーソン -演者 --クリフ・カーペンター(Alan Wake/Alan Wake's American Nightmare) --ハリー・ディストン(Alan Wake Ⅱ) --マルコ・サーレスト(若い頃の姿/歌っている時の声) 「&bold(){[[万物の父>オーディン]]}」。出生名は不明でバンド結成時に改名した。 バンドリーダー兼作詞、作曲、ボーカル、ギター担当。 白人男性。髪は元々金髪だったが2010年時点で白髪になっている。スウェーデン出身。1938年生まれ。 トールの弟(「オーディン」なのに)でサーガの優しい大叔父。 普段はしゃがれ声だが、歌い出すと非常に澄み切った声になる。 元々はトールとは別にミュージシャンとして活動していたがより高みを目指すためにバンドを結成し、北欧神話の主神の名を頂戴した。 コールドロンレイクの水で作った密造酒を飲んだことで&bold(){歌で現実を変える力}や&bold(){余剰次元「精神世界」を介して人の心を読む力}を会得した。 何故か「クリッカー」の使い方を熟知していた。 1976に「引っかき女」に右目を切られたあと眼球移植するも、1988年には移植された右目を再びドアに奪われた。 **🔨トール・アンダーソン -演者 --ロイド・フロイド(Alan Wake/Alan Wake's American Nightmare) --スチュアート・ミリガン(Alan Wake Ⅱ) --マーカス・カーロネン(若い頃の姿) 「&bold(){[[雷神>トール(北欧神話)]]}」。出生名は不明でバンド結成時に改名した。 ドラムス兼作詞作曲担当。 白人男性。大量に蓄えた髭が特徴。黒髪だったが2010年時点で白髪になっている。スウェーデン出身。1936年生まれ。 荒くれ者なオーディンの兄にしてサーガの祖父。 コールドロンレイクの水で作った密造酒を飲んだことで「精神世界」を介した読心のほかに、&bold(){雷を起こす能力}を会得した。 力は娘のフレイヤにも受け継がれたが、フレイヤはそれを嫌がり娘のサーガと共に出て行った。 後にトールは娘と孫に対する懺悔の気持ちを『怒りの悔恨』という歌にした。 オーディン同様に何故か「クリッカー」の扱い方を熟知していた。 **❇️"ファット"・ボブ・バルダー -演者 --オリー・トゥキアイネン 「&bold(){[[光の神>バルドル(北欧神話)]]}」。 ベーシスト。白人男性。金髪。 白血病により急死した。 &bold(){しかし余剰次元生命体になったようで}闇の世界でその姿が確認され、アンダーソン兄弟と共に『闇の使者』を演奏していた。 **○ロキ・ダーケンス 「&bold(){[[いたずら好きの神>ロキ(北欧神話)]]}」。 バンドを結成した翌年に脱退してしまった。 *【トールとオーディンの幻影】 闇の世界でインセイン・アランにより召喚された、&bold(){アンダーソン兄弟のドッペルゲンガー。} エレキギターを武器とし、2人がかりでラショナル・アランに襲いかかる。 物理ダメージを遮断する闇のシールドを纏い、超自然的な高速移動(ショートワープ)で動き回り、死角から奇襲を仕掛けてくる。 [[ラショナル・アラン]]により返り討ちにされ消滅した。 *【余談】 -『バランス スレイズ ザ デーモン』には逆再生すると"It will happen again, in another town, a town called Ordinary"(それはまた起こるだろう、別の町、オーディナリーという町で)というメッセージが隠されており、『Control』への布石となっている。 -オールドゴッズオブアースガルズの曲を手がけているのはバンド「ポエッツ オブ ザ フォール」。 -オールドゴッズの若い頃や歌声、演奏も「ポエッツ オブ ザ フォール」が担当しており、作中でも&bold(){歌い始めた瞬間に声変わり過ぎでは?}とツッコまれている。 -なおRCUの世界にも「ポエッツ オブ ザ フォール」が存在しており、オールドゴッズのメンバーの若い頃の姿と&bold(){ドッペルゲンガー}になっている。 -RCUにおける「ポエッツ オブ ザ フォール」の曲にも&bold(){超自然的な力}が宿っていることが『Control』で判明する。