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アレックス・ケイシー - (2025/04/11 (金) 10:09:00) のソース
#center(){&bold(){真実が緑の燃える炎となって、俺の脳を貫いた。}} #center(){武器のリストが宙に浮かんでいた。銃を撃つ姿が何度も繰り返される。誰かが俺の動きを操っている。} #center(){&big(){&bold(){俺はコンピューターゲームの中にいる。おかしくてたまらない。}}} #right(){──マックス・ペイン} #center(){&bold(){1つの世界には、警官について物語を書いた作家がいた。}} #center(){&sizex(5){&bold(){また違う世界では、その警官が現実に存在した。}}} #right(){──[[ディラン・フェイデン>P6/ディラン・フェイデン]]} #center(){ある現実では&bold(){私たちは存在すらしない}} #center(){貴方が言ったように&sizex(5){&bold(){ゲーム内のキャラクターだった}}} #right(){──&bold(){&color(#F54738){エージェント}}} #center(){&bold(){俺の手には知識の松明がある}} #center(){その&bold(){&color(#FFE921){光}}が奇跡を照らし出すんだ} #center(){二つの世界の主} #center(){いや} #center(){&sizex(7){&bold(){&color(#F54738){数多の世界の主だ}}}} #right(){──[[アラン・ウェイク]]} ''アレックス・ケイシー''とはレメディーエンターテイメントの作品の内、&bold(){『[[Alan Wake]]』以降の作品間で共有される宇宙}「レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)」関連作品に登場するキャラクター。 -演者 --外見モデル/演者:サム・レイク(サミ・ヤルビ) --声:ジェームズ・マカフリー -登場作品 --『Alan Wake』 --『[[Alan Wake's American Nightmare]]』(ポスターのみ) --『Quantum Break』 --『[[CONTROL]]』(名前のみ) --『[[Alan Wake Ⅱ]]』 *<概要> 青い瞳でダークブラウンの髪の白人男性。 演者の欄を見ると一目瞭然な通り''マックス・ペインと全く同じ見た目と声''を持つキャラクター。 職業はニューヨークの刑事((日本語吹替えでは誤訳により探偵となっている))。 ペインと同様に''やたらくどい比喩表現''を用いるほか、鎮痛剤を常用しているようである。 *<作中の出番> **・2010年『Alan Wake』 [[アラン・ウェイク]]の著書『アレックス・ケイシー』シリーズの主人公であり、最終作『サドンストップ』にて死亡した。 本作にはウェイクが書いた原稿が登場し、基本的にウェイクの声(CV:マシュー・ポレッタ)のナレーションで読み上げられるのだが、『サドンストップ』のナレーションだけはペインと同じ声(CV:ジェームズ・マカフリー)となっている。 >話に聞いていた通りだ。延々と落下し、最後は急停止する。今、雪の上に横たわる俺の脳内では、生々しいフラッシュバックが次々と去来していた。まるで、俺自身の最期を撮影したホームビデオのように。自分ひとりの通夜のように。''運命の女''は行ってしまった。俺を殺した&bold(){&color(#F54738){あの最後のキスの苦味だけを残して。}} > >ついにその時が来た。復讐を遂げてから13年、苦痛を抱えた身には長い年月だった。体から流れ出た俺の血が雪を赤く染めていく。''散乱した鎮痛剤''を溶かし、ゆっくりと下水道に滴り落ち、やがて街の汚水と混ざり合って、その一部となる。懐かしい顔が見えてきた。''妻と子供だ。''待たせたな。ただいま、俺だよ。 太字に強調した部分を見るとわかる通り、マックス・ペインを彷彿させる要素が多く、『[[MAX PAYNE]] 3』のIFと言えるかもしれない。 また全6巻あるタイトルの内、第5巻『The Fall of Casey』は『Max Payne2』のサブタイトル『The Fall of Max Payne』に掛かっており、第4巻の『The Things That I Want』に至っては『Max Payne2』内に全く同じ章タイトルがある。 また、『サドンストップ』の原語版では「late goodbye(遅い別れ)」という単語が含まれているが、これは『MAX PAYNE 2』のエンディング曲『Late goodbye』への言及である。 ちなみに『Late goodbye』の歌詞は『[[Alan Wake]]』の前日譚を描く実写ドラマ『ブライトフォールズ』とリンクしている。 **・2016年『Quantum Break』 [[作中作]]『リターン』にて登場。 ''刑事ではなくFBI捜査官''であり、相棒の[[サーガ・アンダーソン]]と共に失踪した作家アラン・ウェイクの謎について調査する。 超自然的なアイテム「クリッカー」を手にしていたり''超自然的殺人鬼''[[ミスター・スクラッチ]]の犠牲になったりと『[[Alan Wake Ⅱ]]』を思わせる描写が多い。 **・2019年『Control』 上記の通り、ディラン・フェイデンとジェシーの会話の中で作家が書いた「''警官''」として言及される。 「警官」が実在するという''別の世界''とは『マックス・ペイン』ユニバースのことだろうか。 ペインとケイシーは表裏一体の存在なのかもしれない。 また、FBCのグリーソン捜査官が「アラン・ウェイクの失踪事件」について調査を依頼してきたFBI捜査官の名前がアレックス・ケイシーであることを報告しており、超常現象による現実改編を疑っていた。 **・2023年『Alan Wake Ⅱ』 主人公の一人にしてFBI捜査官であるサーガ・アンダーソンの相棒として連続殺人事件を調査する''FBI捜査官ケイシー''と異次元空間''「闇の底」''で顕現したウェイクの物語の中の''刑事ケイシー''の両方が登場する。 二人のケイシーは相互に関係し合っており非常に近い存在ながら、いくつかの明確に異なる点を持つ。 ''刑事のケイシー''はニューヨーク市を模した闇の底で&bold(){ミスター・スクラッチという偽名を名乗るアラン・ウェイクを演じる[[トーマス・ゼイン]]}が引き起こした連続殺人事件の謎について調査するも最後には闇の存在によって惨殺され、ウェイクが物語を書き換える度に復活する。 ケイシーの''二度目の死亡シーン''では倒れたケイシーを映すカメラがぐるぐると回転するが、これは『Max Payne2』のゲームオーバー画面を再現したものである。 ''FBI捜査官のケイシー''は''元妻''ミランダと離婚しており、マックス・ペインや『サドンストップ』で断片的に語られたような''妻子を殺された復讐等とは無縁''であり、物語の中のケイシーと同じようにニューヨークでカルトが起こした奇妙な事件を調査したことが本人の口から語られる。 ブライトフォールズではサーガと共に13年前に失踪し、今になって突然死体として現れたFBI捜査官[[ロバート・ナイチンゲール]]の謎について調査する。 &bold(){[[支配された者>支配された者/影になった個体(レメディー・コネクテッド・ユニバース)]]}として蘇ったナイチンゲールを目の当たりにして即座に''超自然的な現象''だと理解するなど適応力が凄まじい。 その後、サーガがナイチンゲールを倒したのと同時にコールドロンレイクの浜辺に現れた''13年前に失踪した筈の作家アラン・ウェイク''を保護し、&bold(){&color(#F54738){全ての出来事が彼が書いた原稿により引き起こされている}ことを知り憤る。} サーガはウェイクと共に闇の底からやって来たというミスター・スクラッチが狙っているという「クリッカー」を探しに隣街ウォータリーへ出掛け、ケイシーはホテルでアランを見張っていたが、そこへブライトフォールズの自警団''「樹木の教団」''の襲撃を受け、反撃のためにホテルを飛び出す。 その後、樹木の教団を追って森の中にいたケイシーは''ウェイクの顔が浮かぶ怪物の雲''の姿をしたスクラッチに襲われ闇に触れてしまうが''[[キラン・エステベス]]捜査官''率いるFBCレンジャー部隊に保護され、臨時の拠点とされたブライトフォールズ保安官事務所に匿われる。 しかしそこもスクラッチが呼び込んだ''支配された者''達に襲撃され、地下に追い込まれるがサーガによって助けられた。 その後、''保護していたウェイクの正体は彼のドッペルゲンガーであるスクラッチであることが判明''する。 創作を現実に変えるアイテム「''クリッカー''」とロックバンド「''[[オールドゴッズオブアースガルズ]]''」の曲を利用して本物のウェイクを召喚して物語を書かせ、変貌してしまった世界を修正((ウェイクの原稿によって変貌した現実はウェイク自身にしか修正できない))するというサーガのアイデアを受け入れ、意気投合したエステベスと共にコールドロンレイクの浜辺へヘリで向かう。 そしてウェイク召喚の儀式である''オールドゴッズオブアースガルズのライブ''を邪魔しに支配された者の大群が現れた際は(闇に触れられた影響で)戦えないものの発煙筒を投げたり物資を投下したりしてサーガを援護し、''儀式は完遂された。'' しかし''闇の底と地上では時制が違っており、''ウェイクがコールドロンレイクに現れたのはこの儀式によるものと判明。 そしてスクラッチはウェイクのドッペルゲンガーではなく&bold(){[[闇の存在>超常現象生命体A-010(別名:影)]]を宿したウェイク}であった。 スクラッチと戦うサーガをエステベスと共にFBCの高出力ライトで援護するが、最終的にはウェイクの身体を抜け出た''[[闇の存在]]に乗っ取られスクラッチになってしまう。'' ''スクラッチになったケイシー''はブライトフォールズでクリッカーを使用し、「''アラン・ウェイクの最新作『リターン』をすべての人が称賛するディアフェストが無限に広がっていく世界''」を実現するが、ウェイクの妻アリスにクリッカーを奪われてしまう。 その後、スクラッチを阻止するためにブライトフォールズへやって来たウェイクとヴァルハラ老人ホームで対峙するも&color(#FFE921){&bold(){二代目ランプおばさん}}''ローズ・マリゴールド''に阻まれてしまう。 最後は老人ホームの屋根裏部屋にある[[トーマス・ゼイン]]の執筆部屋でウェイク、サーガと対峙する。 ウェイクが書いた『リターン』の新しいエンディングが、アリスを介してサーガに渡っていたクリッカーにより現実になった結果、「''FBI捜査官のケイシー''は''ウェイクの小説のケイシー''とは似て非なる存在であるが故に闇の存在と適合しない」という理由からケイシーの身体から闇の存在が飛び出してすかさずウェイクに乗り移るがその瞬間にサーガがウェイクの眉間を&bold(){&color(#FFE921){光の銃弾}}で撃ち抜き''闇の存在は倒された。'' その後、ケイシーはサーガと普通に会話しているため元に戻れたようである。 なお次のループの結果である最後の草稿にて前述の通り''ウェイクは数多の世界の主''となった。 『マックス・ペイン』のみならずレメディー作品はすべて''ウェイクの物語が現実になった世界''なのかもしれない。 *<アレクシ・ケサ/刑事> 演者:サム・レイク(本名:サミ・ヤルビ) 『Alan Wake Ⅱ』の作中作『[[白夜の夜]]』で「刑事((誤訳により「探偵」となっている))」を演じる、''アレックス・ケイシーの[[そっくりさん]]''。英語ではなくフィンランド語で話す。 ''作家の未亡人ババ・ジャカラ''に片思いしていた''刑事''。 カルトにより''作家アレン・ヴェイコ''を召喚するための生け贄として殺害されるが、直後に闇の底の執筆部屋で目覚め、そこに閉じ込められた。 *<余談> アレックス・ケイシーのスペルAlex ''Case''yには「事件」を意味する「Case」という単語が隠されている。