【分類】
【概要】
『
Pretty Dragon』
幼子龍:
冒険者レベル224~627(笑)。体長40センチ程度。
【
可愛龍】
【天真爛漫】【天空海闊】【真なる自由】
世界最強と誉れ高い
龍種の一体。
『
名も無き獣』の道具としてつくられた超常兵器であり、始まりの龍種であり原点にして頂点。
原初の龍:Proto Dragon
世界に存在する十の力のうち、『雑』をコンセプトにつくられた。
保有する『超耐性』と『好奇心』と『
雑食性』にはどれも『雑』によって発現されたもの。
『
名も無き獣』はこれを用いて世界のあらゆる物質を回収し、回帰するつもりであった。
だが失敗した。
【能力解説】
プリティードラゴンのコンセプト『雑』により、非常に汎用性の高い能力が出現している。
獲得能力その0:『原初の龍』
原初の龍、つまり原子であり、幼子とは陽子である。
物質を構成するあまねく存在。ゼロにしてイチ。アルファにてオメガ。全にして一。いこーる。
陽子の存在する場所なら何処にでも存在することができる。瞬間移動、空間転移、異世界移動もお手の物。
『雑』から確立した能力。
何でもペロリと食べてしまう。
『雑』から確立した能力。
ありとあらゆるエネルギーとさくっと雑ざっちゃってダメージを受けない。超つよい。
あくまで耐性であって無効ではない。
獲得能力その3:『分身』
『雑』から確立した能力。
プリティードラゴンとしての個体は元々一個体だったが、もろもろの活動するために一個体では時間がかかりすぎるため、作業効率を上げるために身につけたもの。
基本的なプロセスは2ルート。
『周囲の物質とまざる』→『周囲の物質も自分である』→『自分として確立』
『自分という存在を細分化』→『偶数と奇数に分かれて集合』→『自分として確立』
それによって生まれた個体も各々任意で分身はするが、雑ざる力は健在のため個体識別能力が少し欠けており、誰が誰だか、プリティードラゴンとしての個体の区別ができていない。みんな仲良し。
そのため、プリティードラゴンの一人称は「じぶん」、二人称も「じぶん」、三人称も「じぶん」となっておりすこしややこしい。
プリティードラゴンが「おまえ」とか「個体名」を言うということはかなり特別なこと。
個体名を持っているプリティードラゴンは稀。
獲得能力その4:『擬態』
『雑』から確立した能力。
自身の姿を他者からの観測によってさまざまな姿に変化させるという能力。
様々な生物群が現れた時代にほかの生物と敵対しないために、見る者が警戒心を抱かないような姿に見られるようになる。
群れの中に溶け込む為の能力。
そのため、過去には猛獣に食べられてしまったプリティードラゴンもいるが、実際食べられてどうなるというわけではなかったりする。
この擬態能力によって、プリティードラゴンは他者からどう見られているかというのは知覚できない。
現代の人間社会においては大抵の場合「可愛い」とみられることになる。
ゾンビなどの知性を持たないものにはプリティードラゴンの姿を知覚することすらできない。
獲得能力その5:『擬態』
上記の擬態から派生したもう一つの擬態。
任意で自身の姿をさまざまな姿に変化させることができる。
変化させた肉体は元々その姿であったかのように振る舞うが、プリティードラゴンとしての性質は維持している。
スリッパに擬態したプリティードラゴンとか、人に擬態したプリティードラゴンとかも存在する。
神々の力に最も近い、吐息を媒介とした詠唱を必要としない魔術形式。
プリティードラゴンは全ての属性の
ブレスを自在に吐くことができる。
しかしながら当のプリティードラゴンは金属性の
すぅぱぁキンキンブレス以外を吐くことをいやがる。
なぜならば、8種類の
ブレスのうち、生物が原形をとどめるのは
すぅぱぁキンキンブレスだけだという、極めてシンプルな理由からだ。
物体の消失を嫌ったかつてのプリティードラゴンの性質を今の時代にも連綿と引きずっているのだ。
かつて
ジェノサイドラゴンとバチボコにやりあったときに獲得した能力。
空想を嗅ぎ分ける、つまり嘘を嘘と分かる能力である。
ただし、相手の嘘を即座に見抜けるほど都合の良いものではなく、ただ単に相手が嘘をついていることがわかる程度である。
沈黙されると少し不利だが、そんな場合は仮定の推理をいくらでもすればよい。
空想が空想のままならそれもわかるし、空想が真実と合致しているならそれもわかる。
獲得能力その7:『胸懐神六爪角』
魔王ゴロゴロが長らく胸から腰にかけて展開し続けていた6つの爪に宿った能力がプリティードラゴン全体に伝播したもの。
それぞれの爪に
神々の力を宿し、任意で取り外して武器として使ったりすることができる。
【性質】
よく寝る、よく食べる、よく遊ぶ、よくしゃべる、可愛い、超可愛い、プリティードラゴンマジプリティ。
ちなみに『超耐性』の関係上、眠らなくても食べなくても遊ばなくてもしゃべらなくても可愛くなくても、当人達にとってはどうでもいいことである。
ちなみにプリティドラゴンではなくプリティードラゴンである。
群れでころころ暮らしていて、時々分身して
増えたりまたは減ったりしているが、あまり細かいことは気にしていない。
『
名も無き獣』によって物体に興味を覚えてそれを「食べてみたい」と思うように『好奇心』を強く持たせた。
しかし「食べたらなくなる」ということを割と早い段階で理解してしまった。
『好奇心』が『愛着心』となり『もったいない』と認識してしまった
さらに超耐性には、『空腹に耐える』という要素もあり、別にあまり食べなくてもいいやと思うようになってしまった。
その結果が、プリティードラゴンはこの世界のどこかでごろごろと日々を過ごしている。
個体ごとに世界に出現したり消失したりを繰り返しているほど、お互いが個体を認識しない傾向にあるが、ゴロゴロは特別。
人と同じ姿をもち、両手で抱っこしてぎゅっとできるゴロゴロは、プリティードラゴンにとっては特別な存在。
ことあるごとにテレパシーで近況報告を飛ばしている。
あわよくば帰ってきて抱っこしてほしいと思っている。
【分布】
プロトンそのものが生物の形をして顕現しているので、陽子の存在するところどこにでも存在する。
例えば穏やかな日々のまどろみ、燃えさかる蒼き星や、光さえ逃がさぬ暗黒の超重力、星辰の耐えた水底のデブリ。
【変遷】
【人間との関係】
その『擬態』によって、見る人が可愛いと思う姿を見せる習性から、強制的に人間を魅了する性質がある。
可愛いもの好きの人間がそのプリティードラゴンを目視して、余りの可愛らしさに動悸や息切れ、頭痛やめまいを訴えたことがある。
前述したとおり、あらゆるものを食べる雑食性を持つが、排泄はおしりからではなくて世界のどこかにぽこんと出す。
つまりプリティードラゴンはうんちをしない、マジプリティー。
また、人の悪意や敵意なども食べてしまうのではないかと言われている。
プリティードラゴンを捕獲しに行った者は数多くいるが成功した者は皆無である。
もし捕獲できたとしてもいつの間にか消えてたり、そもそもプリティードラゴンを捕獲しておける檻というのは人類につくれない。
その耐性の高さから捕獲、討伐が難しいため
冒険者レベルは非常に高め。
なおかつ、プリティーなので狩猟対象になることがほとんどなく、もっぱら愛玩用。
ただし、かわいらしくそんなプリティードラゴンの中にも、ぶっ飛んだ力量を持った個体も存在するので、注意は必要である。
『擬態』能力に生物的な制限は存在しないが、『
神獣』や『
神』に擬態することはできない。
神獣や神は生物ではないのだ。
あらゆる生物と癒着し、相手の体の一部として振る舞うといったトリッキーな擬態も可能である。
【備考】
ごく稀に他者の観測によらずに自らの意思で外見を固定する個体が存在することがある。
その場合、プリティードラゴンとしての魅了作用は
激減するが、代わりにその外見にふさわしい身体能力を発揮できるようになる。
魔王ゴロゴロなどがその最たるものである。
攻撃を受けたとき耐性で防いだ場合の効果音は「パコッ」か「ボグッ」か「ヌボッ」。
あくまで耐えてるだけで無効なわけではない。
いろいろ手に
アイテムを持っているが。用途を理解できないので基本的にはそのまま殴るしかしない。雑。
ちなみに
雑食に例外はない。
耐火 |
耐冷 |
耐電 |
耐酸 |
耐毒 |
耐閃光 |
耐暗黒 |
耐轟音 |
耐カオス |
耐時間逆転 |
肌質変化 |
飛来物阻止 |
反魔法 |
幽霊化 |
非空腹 |
不老 |
痛覚除去 |
空間転移 |
絶食 |
避迷子 |
つやつや毛皮 |
防刃 |
浮遊 |
透視 |
意思疎通 |
テクニシャン |
地獄耳 |
粒子化 |
防波 |
雑食 |
錬金 |
妨害無効 |
確率変動 |
マナ吸収 |
共感覚 |
快適環境 |
言語理解 |
擬態 |
好奇心 |
分身 |
テレパシー |
こっちにおいでよ |
一緒に遊ぼう |
スキンシップ |
好き嫌いはない |
順応 |
亜空間保持 |
すやすや |
がまん |
凝視 |
★★★
どこにでもいて、どこにもいない
★★★
何もない世界ではつまらないから
★★★
誰だじぶん
じぶん誰だ
なかまか
なかまか
変なやつだ
面白いやつだ
★★★
そんなに好きなら自分たちもこんな姿になればいいのに
★★★
何をいう
ちがう
ぎゅってされるのがいいんだ
じぶんがぎゅってするのはなんかちがう
そうだそうだ
★★★
萌えってなんだ
妹萌えってなんだ
★★★
Object Transform Of You
★★★
「私たちが言うのもなんだけど、兵器に心は必要ないと思うの。
こんな話があるの。
昔ある存在が、自身の持ちうる能力を行使して兵器をつくったの。
目的は生物の根絶、その兵器に持たせた能力は、過剰なまでの『耐性』と『好奇心』と『雑食性』。
つまり、興味を持った対象を片っ端から食べるように仕向けたってことね。
結果どうなったかというと、お察しの通り失敗だったの。
どうしてかって?好奇心を持つことはまだよかったんだけど、「食べたらなくなる」ってことに気付いてしまったの。
そもそも過剰なまでの耐性の中に絶食耐性も入っていて、別にその存在は食べなくても存在は継続できたのよ。
つまり、心を持ったことで、自分の判断で行動するようになって、「別に食べなくてもいいや。食べられるけど」という結論にはまっちゃったってわけ。
だったら『飢餓感』を持たせればまた変わったかもしれないけど、それだと先に言った『耐性』と矛盾するのよね、空腹に耐えられないってことになるから。
なかなか思ったようにはいかないものね」
★★★
首を落とされたり、胴をたたれたり、バラされて食われたりしたくらいで殺せるなら苦労はしない
★★★
プリティードラゴンによる死者の蘇生、それはなんということのない擬態能力のちょっとした応用だ。
現存する死者の体組織のかけらを取り込むことで、死者の生前の姿に擬態することができる。
記憶も感情も生前のまま。
とても愛おしく残酷な力。
★★★
ありがとう、そう言ってくれて
でも……でもね
やっぱりそれは……だめなんだ
★★★
ひまなら、うちくる?
いく
★★★
「わるいことは」
「やめさせよう」
★★★
「こわしちゃだめ?」
「だめかー」
「しかたないなー」
★★★
最終更新:2025年05月18日 10:45