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西表島


西表島(いりおもてじま)は、沖縄県八重山地域にあり、竹富町(たけとみちょう)に属する島である。

概要

西表島は沖縄県で本島に次いで2番目に大きな島であり、その面積の約90%が亜熱帯の原生林に覆われている。島全体が国立公園に指定され、2021年には世界自然遺産にも登録された、希少な動植物の宝庫である。特別天然記念物のイリオモテヤマネコをはじめ、ここでしか見られない固有種が数多く生息している。マングローブが群生する仲間川や浦内川ではカヌーや遊覧船によるジャングルクルーズが楽しめ、手付かずの自然を間近に体感できる。周囲はサンゴ礁の美しい海に囲まれ、ダイビングやシュノーケリングのスポットとしても世界的に高い評価を得ている。日本最後の秘境とも称され、圧倒的なスケールの自然と独自の文化が共存し続けている。

基本情報

  • 面積: 約289.61km2
  • 人口: 約2,400人(2025年12月現在の推計)
  • 人口密度: 約8.29人/km2(2025年12月現在の推計)

観光情報


地区

西表島は八重山諸島で一番大きく、沖縄県でも沖縄本島に次いで2番目に大きい広大な面積を誇る。高速船のアクセスも異なるため、島を以下の2つの地区に分けて説明する。
  • 西表島東部(大原地区):仲間川流域に広がる日本最大級のマングローブ林や、水牛車で海を渡る由布島などの定番スポットが集中しており、比較的穏やかな観光を楽しめるエリアである。玄関口の大原港は欠航が少なく安定した運航が特徴で、石垣島からのアクセスも非常にスムーズである。宿泊施設は民宿などアットホームな宿が多く、素朴な島の生活感を感じながらゆったりと滞在したい方に適している。
  • 西表島西部(上原地区):沖縄県最大落差のピナイサーラの滝や星砂の浜、カヌー体験で人気の浦内川など、アクティブな自然体験を満喫できるスポットが数多く点在している。玄関口の上原港周辺には大型リゾートホテルや飲食店、スーパーが集まっており、観光の利便性が非常に高いのが魅力である。ただし、上原航路は冬場の北風や荒天の影響で欠航しやすいため、移動の際は天候に応じた柔軟な計画が必要である。

現地へのアクセス

船で

石垣島のユーグレナ石垣港離島ターミナルから安栄観光八重山観光フェリーの2社が高速船を運航している。島内には東部の大原港と西部の上原港の2つの港があり、約35km離れているため目的地によって使い分ける必要がある。
  • 大原港(東部)へ:石垣港から約40~45分、運賃は大人片道2,060円、往復3,960円。2社合わせて1日10往復。火曜・木曜・土曜は石垣港からの安栄観光によるカーフェリーも1往復運行される。所要時間は1時間20分、運賃は大人片道1580円。
  • 上原港(西部)へ:石垣港から約45~50分(鳩間島経由は70~80分)、運賃は大人片道2,690円、往復5,170円。2社合わせて1日8往復。火曜・木曜・土曜は石垣港からの安栄観光によるカーフェリーも鳩間島経由で1往復運行される。所要時間は2時間10分、運賃は大人片道2050円。
    • 上原港行は北風の影響で冬場は欠航になることが多い。上原港行きが欠航した際は、大原港行きの船に乗船し、大原港から船会社が運行する無料送迎バス(所要約50分)で上原方面へ移動するのが一般的である。この際、チケット購入時に「上原まで」と伝えて、専用のバス券を受け取っておく必要がある。

島内のアクセス

バスで

島内では、西表島交通による路線バスが運行されている。白浜~浦内川~上原~由布島水牛車乗場~大原港~豊原と島を半周しており、多くの観光地点に立ち寄ることができる。本数は1日4往復なので、時刻はあらかじめ調べて利用すること。バスの1日乗車券が大人1500円で販売されており、のんびりと景色を楽しみたい旅人に適している。

船で

島西部で路線バスの終点である白浜から、さらに西の船浮までは道路が通じておらず、船浮開運による船で移動する必要がある。白浜~船浮の所要時間10分、運賃は大人片道510円、往復960円。1日5往復の運航。

車で

広い島であるため、レンタカーが最も一般的で便利な移動手段となる。大原港・上原港の周辺に複数の営業所があるが、車両台数に限りがあるため、旅行が決まり次第、数ヶ月前からの事前予約が必須である。野生動物(イリオモテヤマネコ等)の保護のため、島内は時速40キロ制限(集落内は30キロ)が厳守されており、安全運転が強く求められる。主なレンタカー会社は以下の通りで、Web予約できるものもある。

また、島内のタクシーは基本的に現在は営業していない模様である。場合によっては予約制で送迎などを行ってくれる場合もあるかもしれない。なお、カヌーやトレッキングなど各種アクティビティのツアーに申し込んだ場合は、宿泊場所や港まで送迎を行ってくれる場合が多い。

自転車で

各港の周辺でレンタサイクルがある。平坦な道が多い集落周辺の散策には適しているが、島全体の移動や長距離走行(港間は約35km)はよほどの体力が必要となるので注意すること。主なレンタサイクル業者は以下の通り。
  • X Cycle Adventure 西表(クロサイ):大原港周辺で専門的にレンタサイクルを運営しているショップ。電動アシスト、クロスバイク、シティサイクルと車種も豊富で、年中無休で営業している。
  • 西表港運(上原SS / みなとレンタカー):上原港周辺のガソリンスタンドで、レンタカーやレンタサイクルを営業している。

歩いて

西表島は非常に広大なため、徒歩での観光スポット巡りは不可能である。

観光名所

各地区のページを参照すること。
西表島東部西表島西部

最終更新:2026年01月12日 09:01