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八重山地域

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八重山地域(やえやまちいき)は、日本沖縄県南西部の地域である。

概要

沖縄県の最南西端に位置する八重山地域は、大小32の島々から成る亜熱帯の島嶼群である。地域の中心である石垣島には人口の約9割が集中し、空と海の玄関口として経済・観光の拠点機能を果たしている一方、竹富町は世界自然遺産に登録された西表島をはじめとする個性豊かな離島群を擁し、古き良き沖縄の原風景や希少な生態系を色濃く残している。日本最西端の与那国町は、国境の島として独自の歴史と海底遺跡に代表される神秘的な景観を持ち、地域全体では豊かな伝統芸能や「星空保護区」にも選ばれた満天の星、サンゴ礁の海といった比類なき観光資源が共存している。この地域は地理的に台湾や東南アジアに近く、かつて万国津梁の要衝として栄えた歴史背景から、多様性を受け入れる寛容な気風と、自然を敬う独自の文化が今なお息づく場所である。統計的には沖縄県全体の面積の約4分の1を占め、島ごとに異なる地形や風習が重層的な魅力を形作っており、訪れる者に南国情緒と深い癒やしを提供し続けている。現在は持続可能な観光と環境保護の両立を目指し、世界中から注目を集める国際的なリゾート地としての地位を確立している。

基本情報

  • 面積: 約592.51km2
  • 人口: 約54,900人(2025年12月現在の推計)
  • 人口密度: 約92.7人/km2(2025年12月現在の推計)
  • 中心都市石垣市(いしがきし、Ishigaki City)
  • 隣接地域宮古島地域 (海をはさんで)

観光情報


市町村


八重山地域の市町村は次の1市2町で構成される。
  • 石垣市中心地区川平地区、その他の地区): 八重山列島の政治・経済・観光の中心的役割を担い、南部の市街地(中心地区)には日本最南端のアーケード商店街や港湾施設が集中し、利便性の高い都市機能を有している。北西部の川平地区は「カビラブルー」と称されるエメラルドグリーンの川平湾が国指定名勝となっており、黒真珠の養殖地や世界有数のマンタ遭遇率を誇るダイビングスポットとしても名高い。その他の地区では、最高峰の於茂登岳(おもとだけ)周辺の豊かな山林や、平久保半島、白保のサンゴ礁など、都市部とは対照的な雄大な自然景観が各所に広がっている。
  • 竹富町竹富島小浜島黒島西表島鳩間島波照間島): 西表島を中心とする大小16の島々から成り、町役場が町外(石垣市)に置かれている全国的にも珍しい自治体であり、各島が極めて個性豊かな文化と自然を保持している。重要伝統的建造物群保存地区に指定された竹富島や、日本最大級のマングローブ林を有し世界自然遺産に登録された西表島、日本最南端の有人島である波照間島など、島ごとに原風景や生態系が大きく異なるのが特徴である。小浜島のリゾートや黒島の畜産、鳩間島の静寂など、多種多様な島嶼景観を一度に味わえることが最大の魅力であり、八重山観光の多様性を象徴する地域である。
  • 与那国町:日本最西端に位置し、隣接する台湾まで約$111$kmという国境の島ならではの独特な歴史と、他島とは異なる力強い断崖絶壁の景観を持つ町である。島固有の小型馬「ヨナグニ馬」が放牧されるのどかな牧歌的風景が広がる一方で、海底に眠る巨大な「海底地形(海底遺跡)」や、冬場にハンマーヘッドシャークの群れが回遊する海域は、世界中のダイバーを魅了し続けている。ドラマのロケ地としても名高く、日本で最後に沈む夕日を眺められる西崎(いりざき)や、独自の言語・文化が息づく集落など、八重山のどの島とも異なる神秘的で力強い生命力に満ちた場所である。

現地へのアクセス

飛行機で

八重山地域へのアクセスは、基本的に空路となる。地域外からのフライトがある空港は、以下の2つである。

石垣島

石垣空港(南ぬ島 石垣空港)(いしがきくうこう、Ishigaki Airport / ISG)
八重山諸島の空の玄関口であり、2,000mの滑走路を備え中型ジェット機の就航が可能である。国内各地からの直行便に加え、国際線ターミナルも有し、アジア圏との結びつきも強い。愛称の「南(ぱい)ぬ島」は八重山方言で南の島を意味し、空港内では石垣牛や八重山そばなどの地元グルメも楽しめる。
各航空会社が石垣空港まで運行している便は以下の通り。
国内線
国内線(LCCなど)
国内線(離島路線)
国際線

与那国島

与那国空港(紹介P)(よなぐにくうこう、Yonaguni Airport / OGN)
日本最西端の空港であり、台湾まで約111kmという国境近くに位置している。主に石垣島や那覇からの定期便が発着し、島の生活路線として欠かせない存在である。滑走路の先にはダイナミックな断崖と紺碧の海が広がり、最果ての島に到着したことを強く実感させる景観が魅力である。
各航空会社が与那国空港まで運行している便は以下の通り。

船で

やいまライン(石垣~台湾国際航路【運行準備中】):石垣市の「商船やいま」が運営する石垣島と台湾(基隆)を約7〜8時間で結ぶ日本最南端の国際フェリー航路である。大型旅客船「やいま丸」を投入し、旅客輸送だけでなくマイカー輸送やコンテナ貨物の物流拠点としての役割も期待されている。2025年内の就航を目指しており、17年ぶりに復活する石垣・台湾間の定期航路として、経済や文化の新たな交流の柱となることが見込まれている。


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最終更新:2026年01月26日 15:20