【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】マルクス・フリウス・カミルス
【性別】男性
【身長・体重】180cm・69kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
直感:C
戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。
敵の攻撃を初見でもある程度は予見することができる。
カリスマ:E
軍団を指揮する天性の才能。統率力こそ上がるものの、兵の士気は極度に減少する。
【宝具】
『集えや護国の剣雄よ(マウォルス・グラディウス)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:1000人
カミルスが脅威に相対した際、
周囲に無数の剣軍が召喚され、それぞれが自立した行動をとって脅威に立ち向かう。
剣軍は脅威の規模によってその数を増幅させる。
召喚された剣一本一本が、かつてローマを守護していたローマ兵の物であり、
剣自体がかつての担い手の記憶を持ち、その記憶をもとに行動する。
基本的に剣軍はカミルスの指示の下に行動するが、
カミルスの行動いかんによっては、剣軍が反乱を起こす場合がある。
ローマを占拠したケルト人に対して「ローマは金ではなく、剣でお返しする」と言い放った逸話の具現。
【Weapon】
『無銘・剣』
古代ローマ軍で用いられていた細身の剣。
『集えや護国の剣雄よ』の一本であり、カミルス自身の愛剣。
【解説】
共和政ローマの軍人・政治家。独裁官に5回推薦された。
ロムルスに次ぐローマ第二の創建者と謳われる。
紀元前396年、カミッルスはローマ軍を率いてローマから程近いウェイイというエトルリア人の町を攻略した。
ローマ市民たちはローマよりも都市設備の整ったウェイイに首都を遷そうと言ったが、
カミッルスは「ローマを捨てることはローマの神々を捨てることであり、ローマを離れれば我々はローマ市民ではなくなる」と言って真っ向からこれに反対した。
そこで市民たちはカミッルスにあらぬ罪状をかけて追放しようとした。
これを知ったカミッルスは友人たちに相談したが、友人たちは「君に課せられる罰金を集める手伝いは出来そうだが、追放に反対する票を集めることは出来そうにない」と言った。
カミッルスは指揮官としては非常に有能であったが、強引で物事をはっきり言う男であった。
ウェイイ攻略戦の際にはローマの有権者たちからなる軍団にローマ軍初と言われる冬営を強いており、ウェイイ攻略戦による凱旋式は派手に行いすぎ、
別の戦役では兵士たちが略奪をしたがっている時に無血開城させてしまうなど、市民からの人気が非常に低かったのである。
当時、自らローマを去った人間に対しては、その罪を問わないとする風習があったので、カミッルスはローマを去った。
しかし紀元前387年、カミッルスがローマを去ってすぐに、ローマは
ブレンヌスに率いられたケルト人(ガリア人のセノネス族)の襲来をうけて滅亡寸前に追い込まれる(アッリアの戦い)。
ローマ市民たちはこれを神の怒りであると考え、カミッルスの言った通りになったことを後悔した。
カミッルスはケルト襲来を受けて散り散りになったローマ市民を取りまとめローマに向かって進軍する。
そのころローマの一角に立てこもった市民たちはケルト人の王に身代金と引き換えに兵を撤退させるように交渉をしていた。
ケルト人は秤に細工してより儲けようと図ったが、それに気がついたローマ人がそれを指摘すると「敗者に災いあれ。」と答えた。
そこに駆けつけたカミッルスは「ローマは金ではなく、剣でお返しする」と告げて戦闘が開始され、ケルト人を散々に打ち破った。
この時のカミッルスの言葉はその後ローマの国防の指針となり、以後
ドミティアヌス帝の時代に至るまでの約400年間、ローマが身代金と引き換えに捕虜の解放を要求した例はない。
その後カミッルスは独裁官に任命されてローマ復興を任された。
ローマがケルト人の襲来を受けて荒廃すると、ローマを中心とするラテン同盟の結束にもひびが入り、各地でローマに叛旗を翻す部族・都市国家が続出したが、
カミッルスは20年かけて周囲の反乱を全て鎮定し、4度もの凱旋式を挙げる名誉をうけた。
最終更新:2016年09月30日 22:07