【元ネタ】ギリシア神話、『変身物語』
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ケパロス
【性別】男性
【身長・体重】182cm・78kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
伝令神ヘルメスの息子とされる。
魅了:B
魔性の美貌により異性・同性を問わず惹きつける。
ランクBではほぼ対象の意思を無視して精神を支配する。
対魔力で抵抗可能。ただし自分の近親者には最初から無効である。
【宝具】
『廻る禍因(
プロクリス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~30 最大捕捉:1人
妻プロクリスより送られた、自身の妻を貫き殺してしまった槍。
狙った獲物は決して外さないという、木の柄と金の穂先からなる魔槍。
大願成就の呪いを帯びており、担い手が槍を振るう限り、
敵の弱点を槍自身が感知し、自動で軌道修正しつつ弱点を狙う。
投擲した場合、弱点を貫くまで止まることなく飛翔し続け、
例え担い手が消滅しようとも、あらゆる手段を用いて必ず願いを成就させる。
『天命猟犬(ライラプス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
どんな獲物も決して逃がさない運命を持つ猟犬。
獲物を追跡する際に、その獲物の敏捷値と同等の数値が猟犬のステータスに加えられるため、
いかなる速度で逃亡しようとも、必ず捕捉できる。
【解説】
ヘルメスとヘルセの息子。
ケパロスとプロクリスは、お互いに愛し合っていた。
しかし、彼のその美しすぎる容貌に恋をしてしまったのが、エオスだった。
エオスは燃え上がる感情を抑えきれずに、自分の城に連れ去ってしまったのだ。
だが、プロクリスを愛するケパロスはエオスの求めをはねのけた。
納得しないエオスは、「プロクリスの貴方への感情は本物かしら?」といい、ケパロスをまったく別人に変装させて、プロクリスを誘惑させた。
彼の帰りを待ちながらも、寂しさに耐えられなかったプロクリスは、まったく別人になったケパロスの求婚を受けてしまう。
その瞬間に、ケパロスの変身は解け、元の姿に戻ったケパロスは激怒し、彼女の不実を責めた。
涙を枯らした彼女は森の中に逃げ込み、
アルテミスの従者になってしまった。
彼は自分のした事を後悔し、彼女を探し求めた。
そして、遂に愛する妻と巡り会ったケパロスは改めて彼女に求婚するのであった。
そしてプロクリスは、アルテミスから授けられた「絶対に的を外すことのない槍」を彼にプレゼントした。
しかし、幸せは長くは続かなかった。
平穏は二人の間に猜疑心を生み、プロクリスは夫が今でもエオスと通じているのではないかと疑い、ケパロスが森へ狩りに行く後をつけた。
それに気付かないケパロスは、森の中で草がざわざわ動いているのを見つけると、獲物だと思い、「絶対に的を外すことのない槍」を投げた。
そして、その槍は一直線に彼女の胸を貫いたのだった。
その腕に抱かれながら、彼女は真実を知らされたのである。
愛する者の命を自ら奪ってしまったケパロスは、その罪に問われ、ケパレニア島に追放された。
そこで彼の心を癒したのはクリュメネだった。
やがて二人は結婚し、その地の王となった。二人の間には、イピクロスという息子が生まれている。
最終更新:2016年10月01日 09:27