バホメット

【元ネタ】中世伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】バホメット
【性別】雄
【身長・体重】211cm・99kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力A+ 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B+
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の形成が可能。
 ただし、宝具の併用によって、自らを対象とする“大祭壇”の形成が可能。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。

【固有スキル】
無辜の怪物:A+++
 バフォメット。
 異教徒に捏造されたイメージによって、在り方を改竄された怪物の名。
 能力・姿・人格が変貌してしまう。
 ちなみに、この装備(スキル)は外せない。

話術:A
 詐術と扇動に特化した大いなる詭弁。
 キリスト教徒から史上最大の詐欺師と称された、預言者ムハンマドの一側面。
 交渉時に友好度・敵愾心によるマイナス補正を無視できる。

魔術:A++
 あまねく魔女の教導者としての卓越した魔術の手腕。

異形:C
 雄山羊の頭、黒い翼、両性具有の下半身、蹄。
 通常は魔術により秘匿されている。

【宝具】
『我是悪魔也(エル・グラン・カブロン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 邪教の教主。
 崇拝と対価を糧として望むモノを与える。
 世に言う「悪魔」なるものの在り方そのものを体現する宝具。
 支払われる対価に応じてキャスターが提供できるモノの精度・位階は上がっていき、
 善意のままに相手の望みを叶えた挙句、結果として相手は破滅していく。
 また、崇拝を受けることで自己の能力が向上する。
 素の信仰がある程度溜まると、信仰をより高める“祭壇”の形成が可能となる。

『黒山羊と魔女達の夜(アクエラーレ)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:500人
 サバトの牡山羊。
 夜の大結界により一帯を隔離・異界化し、内部の魔術的な要素や関係を支配する。
 “魔女の宴”の主催者権限による大魔術。又は魔術殺し。
 契約の主従逆転、魔術の必要魔力の極小化、該当術式のディスペル(解呪)、
 さらには聖者殺しの再現や、狂気の付与、大呪法の発動など、
 伝説の一夜はいかな不条理も矛盾も許容する。

【解説】
 テンプル騎士団による崇拝が知られる大悪魔。
 悪魔崇拝の象徴にして、最もよく外見を知られた悪魔。黒ミサを司る山羊頭。
 ここではBaphometをMahomet/Mohammed(Muhammad)に由来するものとし、
 十字軍がアラブから持ち帰り、悪趣味に歪められ貶められた、崇拝と信仰の結果と見做す。
 それは単純にフィリップ4世が創作したのではなく、
 偶像や魔術や邪教とマホメット(預言者ムハンマド)を関連付ける歴史的誤解、
 キリスト教徒が伝えた「サラセン人の崇拝する邪神マホメット」、「マホメットの偶像」、
 「詐欺師ムハンマド」などの伝説の悪魔的な結実である。
 “バホメット”は、たしかマホメット綴り違いでそんなのがあったハズ。たしか。多分。

 Aquelarre:魔女の安息日
 El gran cabrón:大いなるろくでなし

 「黒山羊と魔女達の夜」については、某スレの宝具名がエクセレント過ぎたので借りた。
最終更新:2016年10月01日 15:17