ウァレリウス・ディオクレティアヌス

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ウァレリウス・ディオクレティアヌス
【性別】男性
【身長・体重】170cm・61kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
 かの暴君に引けを取らぬ迫害っぷりから、ランクはセイバーにあるまじき低さにまで引き下げられている。

騎乗:D
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。

【固有スキル】
芸術審美:A-
 芸術作品、美術品への執着心。
 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、高確率で真名を看破することができる。
 建築部門の関する宝具に対してはより高い効果を発揮するが、
 逆に宗教部門に関する宝具に関してはほぼ機能しない。

教典批判:A+
 対峙した者の信仰に関するスキルを、同ランク以下なら完全に打ち消し、
 それ以上の場合は、評価規格外でない限りEランク相当にまでランクダウンさせる。
 ただし、相手が敬虔な信者であった場合は、激昂により全パラメーターが2ランクアップすることとなる。

カリスマ:A
 大軍団を指揮する天性の才能。
 Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。

【宝具】
『迫害の鋸(ラミーナ・ペルスィクティオーネ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1人
 キリスト教徒を逆さ吊りにして鋸引きの刑に処した逸話、及びそれらを代表格とする、迫害の逸話の具現。
 鋸のような形状の刃を持つ、セイバーの迫害剣。
 この剣の斬撃自体が与えるダメージは非常に少ないものとなっているが、
 対象に強烈な痛みを与えることに特化しており、対象は耐えがたい痛みによって次ターンまで行動不能となる。
 この痛みを堪えるには、耐久値ではなく痛みに対してやせ我慢できる力、筋力値が重要となる。
 さらにこの剣で与えた傷は2ターンの間治癒できず、治癒にも通常の3倍のMPを消費しなければならない。
 また、迫害を象徴する剣であるため、キリスト教徒のサーヴァントにこの剣が与えるダメージは、常時二倍となる。

『帝権別つ四の賢帝(ドミナトゥス・テトラルキア)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 セイバーが導入した、“4つの支配”を意味する政治体制、テトラルキア。
 真名解放することで、セイバーを4騎に分身させる。
 分身してもセイバーのステータスが分割されることはなく、4騎が4騎とも、
 パラメーターが十全の状態で、スキルや宝具も問題なく行使できる。
 さらに、実体でありながら分身でもある矛盾した3騎の魔力は、
 オリジナルであるセイバー自身が定量の魔力を消費し続けることで維持が可能となり、非常に燃費がいい。
 まさに“完全なる分身”と言え、その完成度はセイバーが成した四重奏のごとき美しき治世を髣髴とさせる。
 “完全なる分身”は、最大30ターンの間現界可能で、
 消滅した場合は次回発動以降、消滅した数だけ分身可能数が減少する。
 分身が減っても定数消費魔力は変わらないため、実質減れば減るほどセイバーの負担は増える。

【解説】
 属州イリュリクム出身。兵卒から皇帝にまで登りつめたローマ帝国の迫害帝。
 軍人皇帝最後の帝ヌメリアヌスの死後、小アジアのニコメディアで即位した。
 軍人皇帝時代の国力の疲弊を鑑み、同僚のマクシミアヌスに西方の治世を担当させる。
 これによって西側がさらに衰退し、ローマ帝国の重心は、ディオクレティアヌスが統治する、
 東方に重きを置かれるようになる。
 また、その異名が意味する通り、キリスト教の迫害者としても有名であり、
 一説には聖ゲオルギウスを処刑した“異教の王”が彼であるともされている。
 305年に退位し、その後マクシミアヌスに復位を請われるが、
 家庭菜園のキャベツ栽培に夢中であったため、それをいとも簡単に断ったと言う。
最終更新:2016年10月01日 21:21