【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】マクシミアヌス
【性別】男性
【身長・体重】182cm・71kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【固有スキル】
戦闘続行:B
不屈の野心。戦闘から離脱する能力。
また、敗戦において自軍領地まで生きて辿り着く能力。
軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
カリスマ:D-
軍団を指揮する天性の才能。
統率力はあるものの、兵の士気はイマイチ振るわない。
【宝具】
『血涙流す殉教の槍(ロンギヌス・アガウヌム)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1人
粛清した軍団長の遺体から回収した名槍。
使っているランサー本人にその自覚はないものの、マクシミアヌス帝の手にある限り
この槍はキリストの殺害を象徴する聖人殺しの概念武装として機能する。
“聖人”や“
殉教者の魂”といったスキルを保有していたり、殉教伝説を持つ相手は無条件で即死。
天使や
聖霊の加護も問答無用でブチ抜き一撃必殺。
どんな聖人が相手であろうが、ローマ皇帝(獣)は『それを殺す』側なのだ。
カシウス家の手を離れ、キリスト教徒の弾圧者の手により魔槍に堕したロンギヌスの槍。
後にコンスタンティヌス1世の手によって聖槍としての格を取り戻した。
【Weapon】
『粛滅煌剣(ディキャピテイト・マーターズ)』
セイバー時の宝具である刎頚の剣。
元来は造反者の粛清に用いられたものだが、後世の伝承によって対キリスト教徒用の大量虐殺兵器に変貌した。
いわゆる「大迫害」時代の多くの斬首刑に由来する、聖人殺しの宝具である。
【解説】
マルクス・アウレリウス・ウァレリウス・マクシミアヌス。
テトラルキア(四分統治)を敷いたディオクレティアヌス帝の副帝、翌年共同皇帝、西方正帝。
軍事的野心と才能に溢れ、ガサツで無骨ながら好人物であり、副帝のコンスタンティウス・クロルスの助力もあって
ゲルマン人やベルベル人の粉砕、ブリテンの反乱の鎮圧を成し遂げたローマ皇帝。
20年の統治の後、ディオクレティアヌスとマクシミアヌスは揃って退位。
その後息子マクセンティウスが正帝セウェルスを破り西ローマの実権を握ったため外聞のために形式上の重祚。
マクシミアヌスはマクセンティウスを退位させようと挑戦するが、破れてイタリアを離れた。
さらに娘婿コンスタンティヌスの庇護下で皇帝位を僭称、三度目の紫衣に与るが、反乱にはまたも失敗。
表向きの恩赦は下されたものの自殺を強要され、首を吊って死んだ。
両者の関係は明らかに破綻していたにもかかわらずコンスタンティヌスは彼の死を利用し、
自らを“マクシミアヌスの献身的な息子”と称して“ドラ息子”であるマクセンティウスに対する復讐を呼びかけた。
しかし後にマクシミアヌスはコンスタンティヌスに対する暗殺計画の為に殺されたという説が広く流布した。
「大迫害」や「殉教紀元」で知られるように、ディオクレティアヌス帝の治世はキリスト教徒の暗黒期だった。
ニコメディア(聖
ゲオルギウス)やテッサロニキ(聖ディミトリウス)、アガウヌム(聖マウリティウス)、
そして聖セルギウスと聖バッカスなどの殉教伝説にマクシミアヌスは登場し、首をバッサバッサ切り落としている。
下手したら5桁数の首を切ったオッサン。首切り親父。
最終更新:2016年10月04日 11:52