【元ネタ】史実、春秋戦国時代
【CLASS】ガード
【マスター】
【真名】廉頗
【性別】男性
【身長・体重】199cm・94kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久B+ 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
守護騎士:E
他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。
一時は“存在そのもの”が護国の象徴であったが、
藺相如亡き後は趙を去ったため、ランクは著しく下がっており、
“守護者のエキストラクラス”にあるまじき低さと言える。
【固有スキル】
カリスマ(偽):D
軍団を率いる才ではなく、友情を育み維持する才。
ガードと確固たる絆を築いた者の能力を向上させる。
軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、
逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
【宝具】
『趙国鉄柱(かのものいるゆえせめあがねる)』
ランク:D+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:200人
その存在によって秦の侵攻を幾度となく撥ね退け続けたガードの存在そのもの。
Bランク相当の“畏怖”、“
戦闘続行”スキルの効能を概念として宿す巨大な盾として顕現し、
この盾に対して攻撃を行う者に対して、それらのスキルを機能させる。
また、当然防御能力自体も非常に高く、対人宝具に限ればAランクのものまで完璧に防ぎきる。
『刎頸之交』発動後、この宝具は
藺相如にも引き継がれる。
『刎頸之交(ふんけいのまじわり)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
ガードが自らの首を刎ねることで、かつてセイバーと「刎頚の友」と認め合った
趙国の大将軍、英霊・藺相如を召喚する。
ガードがマスターと交わした契約はそのまま藺相如に引き継がれ、
マスターは藺相如を自身のサーヴァントとして使役することが可能となる。
なお、藺相如も同質の宝具を保有しているが、
いずれも使用可能数は一回限りとなる。
『二大鉄柱(にちゅうつらなるごこくのきしょう)』
ランク:D+++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
特殊召喚によって現界した藺相如が『刎頸之交』の交わりを発動することで
藺相如の保有する『刎頸之交』を除く宝具を、総てガードに引き継がせる。
この宝具は、その“引き継ぎ”の際に、能力強化を施された『趙国鉄柱』の真の姿であり、“真の護国二柱”。
能力ブーストによって宿す“畏怖”、“戦闘続行”スキルの効能もA+ランクにまで上昇する。
盾の防御範囲・防御能力もまた、飛躍的に上昇し、“対軍まで”の宝具からは一切傷を負わない大盾となる。
廉頗・藺相如の二騎の英霊の存在なくして成しえない絶対防御であり、
二人の友情を象徴する宝具と言える。
【Weapon】
『茨の鞭』
藺相如のもとに赴いた際に持参した自罰用の鞭。
『無銘・剣』
【解説】
春秋戦国時代の趙出身の将。
紀元前283年、将軍となり秦を討ち、昔陽を取る。
翌年には斉を討ち、この功により上卿に任ぜられ、勇猛なる名を中原全土に知らしめた。
また、廉頗を語る上で外せないのは蘭相如との“刎頸の交わり”という説話であり、
自分の私的な感情で相如のことを嫌っていた廉頗は、彼の本心を知ってそれを恥じ、
上半身裸の状態で茨の鞭を持って相如の家を訪れ、その非礼を詫びたとされている。
白起によって40万の捕虜が生き埋めとなった長平の戦いに於いて、
秦の策略に嵌った趙王の手によって廉頗が総大将を外された時相如は、
重病をおして王を諌めたが聞き入れることはなく、結局長平の悲劇は起きてしまった。
趙が滅亡の一途を辿っても、廉頗は老骨に鞭うって戦場に立ち続けたが、
晩年の悼襄王の代には突然将軍の任から外され、このことを怨んで後任の楽乗将軍を打破し、
魏へ亡命(また廉頗の後任楽乗も、敗戦後に亡命している)。
信任を受けられず大軍を率いれない不遇が続き、後に再度亡命した楚で死去。
大食いであったことでも知られ、また最晩年には趙国への望郷の念を抱いていたとのこと。
……趙王がもっと“人材を大事にする”人だったらば、歴史は変わっていたかもしれない。
最終更新:2016年10月01日 21:51