【元ネタ】旧約聖書
【CLASS】ファニーヴァンプ
【マスター】
【真名】イヴ
【性別】女性
【身長・体重】162cm・49kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A 幸運E 宝具EX
【クラス別スキル】
【固有スキル】
魅了:A+
人類の祖としての、「神性」にも似た母性の顕現。
同性であってもファニーヴァンプに敵意を持つことは出来ず、
異性であれば、ファニーヴァンプの意に逆らうことは出来ない。
対魔力でも抵抗不可だが、高ランク精神干渉無効化系統のスキルか、
「神性」などの人間外の属性を持つならば抵抗可能。
神罰:D
唯一神の意に逆らった為、楽園を追放され、陣痛と男性への服従の呪いを掛けられたが、
前者二つは人類全体に適応される為、相対的にファニーヴァンプ個人への罰は限りなく薄れている。
男性への服従の呪いは未だに活きているが、下手に出ることでコミュニケーションは可能。
【宝具】
『罪の果実(トーブ・ヴラ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人
人類の原罪。善と悪の知識の実。
これを食した人間は、既に内在する“原罪”に加えて、“新罪”を被ることになり、
あらかじめ保有していた加護などは消失し、唯一神に由来するあらゆるバッドステータスが
強制付加され、死後は地獄へ行くことが確約される。
「神性」等の、出自が人間外であることを示すスキルによっては効果の軽減可能。
この宝具自体にAランク相当の「魅了」が宿っており、ファニーヴァンプの「魅了」との相乗効果で、
これを食すことを誘惑するファニーヴァンプを拒絶することは、ほぼ不可能。
『閉ざされた楽園(エデン)』
ランク:EX 種別:結界宝具 防御対象:1人
失われた原初の楽園。ロスト・パラダイス。
ファニーヴァンプの心象風景に焼き付いた楽園世界を固有結界として展開するが、
既に楽園を追放されたファニーヴァンプでは、展開出来る規模は自身一人分が限界。
この楽園内ではあらゆる害悪の要素が瞬時に取り除かれ、
物理干渉をシャットアウトし、五つの魔法すら寄せ付けない、
ファニーヴァンプ個人を対象とした移動要塞を形成する。
唯一神に由来する高次元の力の行使ならば、判定次第で干渉可能。
【解説】
旧約聖書に置ける二人目(三人目とも)に存在した人間。人類の祖。
唯一神は天地創造の6日目に、最初の人間である男性
アダムを創造したが、
人間が一人だけでは良くないと考えた為、アダムの肋骨から一人の女性を創った。
アダムと女性は唯一神に、地上の楽園であるエデンの園の管理者として任じられるが、
女性は蛇に唆されて、禁じられていた知恵の木の実を食し、
アダムも女性に誘われて知恵の実を食してしまう。
その後、二人は裸であることを恥じてイチジクの葉を縫って裸体を隠すようになるが、
唯一神の怒りを買い、蛇は腹這いになる呪いをかけられ、女性は陣痛と男性への服従の呪いを、
アダムは労働の呪いを課せられた。これがキリスト教に言う「原罪」である。
この時、女性はアダムによって、「生きる」という言葉に由来して「イヴ」と名付けられた。
楽園を追放されたアダムとイヴは、地上で子を産んで育み、それが現在の人類の祖先となったという。
【コメント】
『アンリミテッド・おま○こワークス』という宝具を考えたが、やめた。
他宗教の女神に由来するというから「神性」付けても良かったが、ここは「原初の人間」で通した。
戦わずに無敵な感じだが、あくまで人間相手に強いのであって、「神性」持ちや、
親が人間じゃない人とかには滅法弱い。それでも『閉ざされた楽園』で引きこもってれば安心だが。
『閉ざされた楽園』は言うまでもなく、切嗣の体内固有結界と『全て遠き理想郷』がモデル。
「既に楽園を追放されたファニーヴァンプでは~」と書いたが、
楽園を追放されたのは全人類なので、結局のところ楽園の完全再現は人間には不可能である。
あらゆるバッドステータスってのは、幸運がEランクになったり、「神罰」スキル付いたりとか。
聖杯にかける願いは、自身含めた家族――つまり、全人類と共に楽園へ帰還すること。
しかしながら属性は悪。原罪を抱えたまま楽園を求める傲慢さを、聖杯は悪と判定したのかも。
最も有名な「男を誘惑して堕落させる女」ということで、ファニーヴァンプ(毒婦)が適正クラスに当てられた。
尚、本人に吸血種としての適性はないものの、イヴの第一子である
カインは吸血種の祖であるとされ、
イヴから見て前妻に当たる
リリスは吸精種の祖であったりして、何気に関連が深い。
最終更新:2016年10月01日 22:12