アラリック一世

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】アラリック一世
【性別】男性
【身長・体重】209cm・107kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷D 魔力D 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:E+
 通常時は狂化の恩恵を受けない。
 その代わり、正常な思考力を保つ。
 バーサーカーが“納得できない”状況や場面に直面する度に幸運判定を行い、
 失敗すると耐久と幸運を除くステータスが上昇し、暴走する。
 特に“欲しい物”が絡むと幸運判定の難易度が飛躍的に上がる。

【固有スキル】
地形適応:A+
 大抵の地形に適応し、行軍に支障を来させない技能。
 テルモピュライの隘路やコリントス海峡を何の抵抗もなく通過し、
 略奪を行った手腕である。

カリスマ:C
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。

戦闘続行:A+
 往生際が悪い。
 霊核が破壊された後でも、最大5ターンは戦闘行為を可能とする。

【宝具】
『大国の落日は止め処なき略奪が担う(シビライゼイション・ディストラクト)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
 不落を謳われたローマを落とし、3日に渡って略奪を敢行した410年のローマ略奪を具現する宝具。
 真名解放と共に“破壊不能”や“不落”などの概念を打破する魔力を、
 概念武装としてバーサーカーの肉体全体に纏わせており、
 接触する者の宝具や魔術による加護や武装を、接触時点で一時的に強制解除させ、
 無防備状態の相手にAC+100数値の接触ダメージを与える。
 さらに、この概念武装は“略奪”の概念をも同時に編みこんでいるため、
 相手に与えたダメージ分、バーサーカーのHP、MPを回復させる性質をも併せ持つ。

【Weapon】
『無銘・槍』
『無銘・盾』
 西ゴート族の武装。

【解説】
 西ゴート族の王で、西ローマ帝国を大いに苦しめた略奪王。
 394年にローマの補助軍となっていた一族の指揮をとるようになったが、
 翌年テオドシウス一世が死に、そのアホ息子(アルカディウス)が西ゴート族への給金を停止したために、
 アラリックが西ゴート王となり、西ローマへ向けて略奪に向かう。
 396年にはコリント、アルゴス、スパルタなどの都市を攻略し、アテネからは、多大な賠償金を得た。
 西ローマの半蛮族将軍・スティリコに追い詰められたこともあったが、
 隙を見て突破、エピルスやイリュリクムにまで手を伸ばす。
 アルカディウスはアラリックをイリュリクムの総司令とすることで懐柔しようとしたが、
 アホの統治する東ローマに興味が無かったアラリックは、
 西ローマ帝国、中でもその中心であり豊かなイタリア本土を目標としていた。
 いくつかのゲルマン民族を吸収したのち、400年には西ゴート族はイタリアへとその兵を進め、
 遂には宮殿のあるミラノに辿り着くが、世紀の愚帝ホノリウスはさっさと逃げた後であった。
 だが、スティリコの急行によってボルレンティアの戦いで西ゴート軍は敗れ、敗走に追い込まれる。
 敗走後はイリュリクムで再起を狙うが、世紀の愚帝ホノリウスに西ローマ軍に入れと言われる(後に頓挫)。
 その賠償にアラリックは、1800kgの金を要求し、スティリコはそれに応じるが、
 世紀の愚帝ホノリウスは勝手にスティリコを処刑して合意を破棄。
 世紀の愚帝ホノリウスのアホさ加減にプッツン来たアラリックは、再度イタリアに侵入してローマ市を包囲。
 和睦交渉も一切受け入れず、410年に不落をうたわれた帝国の首都を陥落させ、3日間にわたり略奪する。
 これが史上初めてのローマ略奪である。
最終更新:2016年10月01日 22:20