エレック

【元ネタ】アーサー王伝説群「エレックとエニード」「エルビンの息子ゲライントの物語」
【CLASS】セイバー
【マスター】葛木宗一郎
【真名】エレック
【性別】男
【身長・体重】176cm・70kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
霧晴らしの角笛:A
 霧の魔術を晴らす角笛。
 吹き鳴らす事で直接攻撃以外の自然干渉を同ランクまで破戒できる。
 純粋な自然現象であっても霧であれば晴らす事ができる。

啓示:B-
 目標の達成に関する事象全てに最適な展開を“聞き取る”。
 迅速な判断を必要とする戦闘時には精度が落ちる。

戦闘続行:B
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。

勇猛:B
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

【宝具】
『かくも尊き妻の言(バーチュアス・エニード)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 生前の妻エニードと会話する。
 助言と警告により「啓示」を、声援により「勇猛」を、
 激励や悲鳴により「戦闘続行」をエレックに与えている。
 つまりエレックが持つほとんどのスキルの源。
 夫に疑われ常にエレックの先を進まされ発言を禁じられ、
 それでもエレックの為に的確な警告を行い続けた賢妻の力。
 スキル効果の発現時以外でもいつでも会話できるが、
 彼女はエレックにしか見えないし声も聞こえないので、大抵の人間には気味悪がられる。
 エニードはこれを気にするが、エレックは気にしない。

【Weapon】
『無銘・片手半剣』

【解説】
「たとえエレックに殺される事になろうとも、警告して差し上げましょう。
 彼が殺されるのを目にするよりは、彼に殺された方がまし(・・)というもの」

 「エレックとエニード」の主人公、円卓の騎士の一人エレック卿。
 「湖の王」の子、元はマビノギオンのゲライント。
 作中ではガウェインの次、ランスロットの上に挙げられる二番手の騎士である。

 王妃と自らに恥辱を与えた騎士イーダーを試合で降伏させて恥を濯ぎ、
 美しい妻エニードをも得たエレック。しかし老父の跡を継いで領地に戻った後の彼は、
 円卓の騎士のような対等に競える相手もおらず冒険も無い生活の中で
 騎士としての研鑽や領主の仕事を疎かにし、妻にうつつを抜かすようになっていた。
 エレックの父に相談を受けたエニードは夫の傍らで嘆く。
「悲しいこと。私のために、彼があるべき誇りも名声も失いかけている」
 これを聞いたエレックは、妻が不貞を働いており、別れたいと思っていると言う意味だと考える。
 アホか貴様は。

 エニードを引き立てて冒険の旅に出るエレック。
 彼女は粗末な服で馬に乗せられて夫の先を行き、また後ろを向いて口をきいてはならぬと命じられた。
 しかし彼女はこれを再三違え、前方に待ちうける騎士や盗賊を見かけてはエレックへ警告する。
 長い冒険の中で妻への信頼を取り戻したエレックは、不明を恥じ妻に詫びた。
 妻を救い出すために負った傷を癒した後は自領に戻り、これをよく治めたという。

【コメント】
同じ作者の「荷車」「獅子」「聖杯」の主人公はとっくにいるので他二作から・その一
マスターは夫婦繋がりとサーヴァントが虚空に向かって談笑していても避けなそうな人
最終更新:2016年10月02日 21:10