ジャービル・イブン=ハイヤーン

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ジャービル・イブン=ハイヤーン
【性別】男性
【身長・体重】180cm・84kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の形成が可能。

道具作成:B
 錬金術・化学・薬学関連の器具を自在に作成できるが、
 宝具『撒拉森化学書』のせいで機能していない。

【固有スキル】
魔術:A
 錬金術の他、古代ギリシア由来の数秘法(ゲマトリア)なども修めている。

蔵知の司書:B
 智慧の象徴たる英霊故の知識。
 LUC判定に成功すると中東圏に伝播しているものに限り、
 過去に存在したあらゆる知識・情報を、例え生前知らない事であっても明確に記憶に再現できる。

【宝具】
『王の水に解かせぬものなし(アクア・レギア)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 人類最古の王水。金をも溶かす王の水というイメージが、
 “無辜の怪物”としてのしかかりその性質を全く違う物に変質させている。
 この宝具は“王水”と言う劇物の枠を超越しており、
 本来王水が溶かすことができない銀やタンタルなども一瞬にして溶解することができる能力を有し、
 それは宝具などの神秘に対してもこの液体の溶解能力は効力を発揮する。
 宝具『撒拉森化学書』によって作成・召喚しない限り、真名解放することはできない。

『撒拉森化学書(キタブ・アル=キマヤ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1000個
 ヨーロッパ圏で翻訳された錬金術・化学の書、“黒き地の書”の原典。
 無辜の怪物を纏った王水である宝具『王の水に解かせぬものなし』を作成・召喚できる。
 また、この本自体が魔力炉としての機能を持ち、術者の魔力に関係なく
 大魔術・儀礼呪法レベルの術行使を可能にする。
 召喚時、王水は専用の容器に収められており、それ以外の容器には収納することはできない。

【解説】
 イスラム史に名高き錬金術師であり、科学者、哲学者。
 アッバース朝最盛期のハールーン・アッ=ラシードに宮廷学者として仕え、
 他にも西洋化学に与えた功績はハンパではない。
 王水の発明者であり、数々の有機化合物を発見したとも言われている。
 その思想は古代ギリシアなどから影響を深く受けており、ピタゴラスやヘルメス・トリスメギストスに敬意を払っていた。
 このようにイスラム化学の黄金期を築いた偉大な人物であるのだが、
 その存在は半ば伝説となっている節も多々ある。
最終更新:2016年10月04日 22:02