【元ネタ】中国神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】嚳
【性別】男性
【身長・体重】200cm・85kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A 幸運D 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:A
自らに有利な陣地を作り上げる。
魔術師でこそないが、嚳帝は“神殿”を形成する術を知っている。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
魔術師でこそないが、嚳帝は手遊び程度の手間で仙薬や中華ガジェットなどを作成できる。
【固有スキル】
無窮の叡知:EX
この世のあらゆる知識から算出される正体看破能力。
使用者の知識次第で知りたい事柄を瞬時に叩きだせる。
生まれながらにこの世のありとあらゆる叡智を収めたキャスターは、
その知性を以てあらゆる事象を“理解”し、“実行”できる。
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
黄帝の曾孫にあたる。
【宝具】
『忠なる蛮犬(マンイー・シャンジュン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人
嚳帝に仇成す夷狄の将を瞬く間に討った盤瓠と言う英霊犬。
召喚された盤瓠は、マスター不在のサーヴァントとして扱われる。
Bランク相当の“
単独行動”スキルと、幻想種のなかの幻獣としての、
非常に高い身体能力を有し、相手が英霊であってもその疾さで以て翻弄し仕留める。
『蛮夷総ての詛(マンイー・ツングオ)』
ランク:EX 種別:対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
蛮夷の原典を禍根として遺した悲劇の具現。
盤瓠の消滅と同時に、嚳帝の意志に関係なく真名解放され、
中原によって迫害された、“蛮族”と呼ばれた人々の、憎悪の奔流を現出させる。
この宝具によって発現する憎悪は、放っておけば聖杯戦争開催地だけでなく、
国一つさえ侵しきる異常な死の嵐となって吹き荒ぶ。
また、この宝具は
無辜の怪物スキルなどと同様、“外せない”。
【解説】
三皇五帝のうちの、五帝の一角に数えられることが多い神代の帝。
名は高辛で、或いは高辛氏とも称される。
多くの場合、顓頊の跡を継いで五帝となったとされることが多いため、実質的に五帝の三番手と言える。
生まれながらに自身の名を言うことができ、その際に“舜”と名乗ったという説もある。
また、嚳の時代には蛮夷の起源となる説話が残っている。
ある時嚳の夫人が耳の激痛を訴え、彼女の耳からは巨大な繭が摘出される。
この繭は放っておくとそのうち五色の毛並みをもつ犬に変わり、王宮で飼われることとなった。
そんな折夷狄の軍が侵攻を始め、嚳帝も軍を送り応戦するが勝てず、
苦肉の策として、夷狄の総大将を討った者には金や土地の他、自身の末娘を嫁として授けることを約束する。
この武功を挙げたのが犬である盤瓠であり、当然嚳帝は「犬なんぞに娘をやれるか!」と約束を反故とした。
だが末娘は自ら盤瓠のもとに嫁ぎ、南山へと登って行った。
嚳帝は娘が嫁いだあとも使いを何度も送ったが暴風雨などに阻まれ、すべて叶わなかった。
数年後に都に帰って来た娘は、嚳帝に男女六人ずつの子を産み、互いに相手を選んで結婚しあったことを話す。
嚳帝は彼らを都に招こうとしたが、彼らは山中から出ようとせず、帝は彼らを“蛮夷”と呼んだ。
死後に子の摯が跡を継ぐが嚳ほど大成せず、のちにその弟の放勲が堯帝として帝位に就いた。
最終更新:2016年10月04日 22:20