【元ネタ】史実 イギリス史
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】エドワード一世(長脛王)
【性別】男性
【身長・体重】190cm・82kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失っても一日間は現界可能。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
直感:B
戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。
視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
計略:B+
物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
戦闘のイニシアティブ判定において常に有利な修正を得る。
分裂工作に秀でており、敵勢力が多勢・烏合であるほどに効果を発揮する。
【宝具】
『妻悼む愛の十字架(エレノア・クロス)』
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:0~30 最大捕捉:200人
エドワード一世が妻の死を悼んで築いた巨大な十字架。
十字架を中心として効果範囲が広がり、範囲内の味方のバッドステータス付着率を低下させる。
また、ターン開始時、確率でバッドステータスを治療する効果もある。
この効果は、複数の十字架を立て、効果範囲を重複させる事で強化される。
エドワード一世は
バイバルスが差し向けた
暗殺者(ニザール派の残党──型月的にはハサン──ともされる)の毒を仕込んだ短刀を受け、
生死の境を彷徨ったが、妻の献身的な介護により一命を取り留めたという。その逸話が具現化した宝具。
『王の鉄槌(ウォーウルフ)』
ランク:C 種別:対城宝具 レンジ:40~60 最大捕捉:300人
着弾した瞬間に、音響による追加ダメージを周囲に与えるカタパルト。
音響の効果範囲は着弾点から円状に広がっていき、着弾点に近いほどに威力は大きくなる。
また、敵味方問わず、範囲内の対象の聴覚に妨害効果を加える。
質量兵器と音響兵器の両方の特性を持つ宝具。
エドワード一世は、これの試し打ちがしたいが為に、敵の降伏を許さなかった事があるという。
【Weapon】
『クラウンジュエル』
王家の戴冠宝器を所持。
特に五つの剣はそれだけで宝具に匹敵する代物だが、
アーチャーのクラスであるため、宝具としては使用できない。
【解説】
イギリス・プランタジネット朝随一の名君。ヘンリー三世の長男。有名な
エドワード黒太子の曾祖父。
「長脛王(ロングシャンクス)」「スコットランド人への鉄槌(ハンマー・オブ・スコッツ)」
「イングランドのユスティニアヌス」などの異名を持つ。また、トランプのキングのモデルともされる。
皇太子時代から軍才やシモン・ド・モンフォールの謀殺により、才能の片鱗を見せつける。
十字軍にも参加し、モンゴル帝国を退けたイスラムの英雄バイバルスと渡り合って勇名を馳せたが、
父の訃報を聞いて帰国、イギリス諸侯の抵抗もなく即位した。
王としては様々な改革と多くの法律の制定により中央・地方の再編に成功。
対外戦争も積極的に行い、特にウェールズでは多大な成果をあげた。
一方でスコットランドでは度重なる反乱に苦しめられた末、三度目の遠征の途上、赤痢により命を落とした。
武勇に優れた野心家であると同時に政策にも秀でており、また優れた謀略家でもあった。
だが、戦争に明け暮れた為の国家の支出の肥大化、占領地での圧政、残虐な処刑法の多用などといった負の一面もある。
古い伝承では義賊
ロビン・フッドの敵対者とされており、
映画「ブレイブハート」でも主人公ウォレスと敵対する残虐非道な王として登場する。
しかし、その指導力が中世イギリスの最盛期を築き上げた事は疑いようがない。
余談だが、イギリスの王太子にはじめて「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を与えたのはエドワード一世だという。
この称号は慣習となり、現代のイギリス王太子にまで引き継がれている。
最終更新:2016年10月04日 23:01