コメニウス

【元ネタ】チェコ・史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】コメニウス
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C 魔力C+ 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:D
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。“結界”の形成が可能。

道具作成:E
 魔術的な道具を作成する技能。マスターの能力や理解を上昇させる“教材”の作成が可能。

【固有スキル】
芸術審美:B
 芸術作品、美術品の知識を蒐集したことによるスキル。
 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、かなり高い確率で真名を看破することができる。

指南の心得:B
 多くの人間を育て上げた者が得るスキル。指導者としての手腕。
 「近代教育学の父」とも称されるキャスターの本領であり、対象の能力を素質に応じて大幅に向上させる。

高速思考:C
 物事の筋道を順序立てて追う思考の速度。説明や対話を円滑に進めうる。

洗礼詠唱:D
 キリスト教における“神の教え”を基盤とする魔術。その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つ。
 生前牧師であったが、弾圧や虐殺による苦い経験から、キャスターは異教徒にも寛容である。

【宝具】
『目に見える世界図絵(オルビス・センスアリウム・ピクトゥス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 児童の教育現場に「挿絵」による教育効果を持ち込むという、現代まで続くキャスターの案の影響に呼応する宝具。
 キャスターの時代から現代まで、キャスターの案の影響下に作られた事典や教科書に挿絵や写真が掲載された事物を、
 最初は全頁白紙の教科書を押し付けることにより吸収し、掲載された頁を追加。
 掲載された事物の性質をキャスター自身が取り込み、使用することを可能とする。
 対象は動植物や鉱物、果ては機械にまで及ぶが、これまでの歴史上で事典や教科書に未掲載の事物は対象外。
 また、宝具や英霊を抱え込んだ場合、器に応じてキャスター自身の霊核に負荷が発生する。

【Weapon】
 無し

【解説】
 チェコ(モラヴィア)出身の宗教家・教育学者(1592~1670)。
 本名はヤン・アーモス・コメンスキーといい、英霊としての真名は筆名である。
 中年期に三十年戦争に遭い、逃亡生活中に妻と二人の息子を失うという悲劇に見舞われるが、
 そんな時代であったからこそ、悲劇を防ぐために、全て(貧民・女子・障碍者も含む)の児童への教育が重要であるとの考えを強くした。
 教育は貴族や金持ちだけのものではないとして、家庭での労働と教育時間の分担や奨学金を提案し、
 更に教育の場は屋内では絵画、屋外では花に飾られているような快適な場所であるべきとし、生涯学習についても言及した。
 同一年齢での入学・学習・卒業など、現在の学校現場の様相はキャスターが生んだと言ってもよい。
 その学識をかわれ、チェコで虐殺を行っていたハプスブルク家と対立関係にあったフランスの宰相リシュリュー
 スウェーデンの宰相オクセンシェルナといった、同時代の名士に意見を求められていた。
 かつて、チェコスロバキアの紙幣に肖像が使用されていた。
最終更新:2016年10月04日 23:38