【元ネタ】ベーオウルフ
【CLASS】アサシン
【マスター】慎二
【真名】グレンデル
【性別】不定
【身長・体重】不定
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:A+
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を断てば発見する事は不可能に近い。
ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
【固有スキル】
罪咎の末裔:B
不死の肉体。祖先にして人類最初の殺人者である
カインが受けた、死を取り払う呪い。
武器よる攻撃を全て無効化するが、武器を用いない攻撃には効果を発揮しない。
また神の呪いという特性上、同ランク以上の神性を持つ英霊ならば傷つける権利を持つ。
虚の幻想種:EX→D
巨人や水魔、更には竜種と、あらゆる種類の幻想種を網羅する存在。
……が、サーヴァントとして召喚されているためか大幅にランクダウン。
本来ならば血液ですら宝具を溶かす武器となり得たが、現在は外見の変化による地形・状況適応に留まる。
【宝具】
『神殺すべし原罪の剣(ヨートゥング)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~30 最大捕捉:200人
全てを焼き払う炎の波を放つ、
神殺しの聖剣。
神殺しとは言うものの、数段格上の神秘を打ち倒すという理念から精製された為、種別は対神に限らない。
恐ろしく重く巨大な剣であるため、これを振るう時は巨人の姿を取る。
【キーワード】
『ヨートゥンの剣』
生前グレンデルが蒐集した、霜の巨人(ヨートゥン)による黄金の剣。
ヨートゥンは
北欧神話の巨人であり、大自然が具現化した強大な力を持つ精霊である。
神々の敵対者でありながら、オーディンに知識を与えるなど頻繁に交流を重ねていたが、
そのオーディンが原因の創世記に語られる洪水により、1人を残して全滅してしまう。
以上の経緯から造られたこの剣は、精霊にとっても天敵となり得る性能を持つ。
聖剣フルンディングすら通さない肉体を持つグレンデルの母はしかし、これを用いた勇士
ベオウルフに討伐される事になる。
『神代回帰』
魔法以前の地球にあった神秘をどれだけ再現できるか、の基準。
質は神秘の濃度、量はその出力、編成は神秘を成す年代、を表す。
グレンデルの場合は「質:A 量:D 編成:西暦以前の、神格化された幻想種」といったところ。
不死の象徴として蛇から神格化したドラゴンを代表に、メジャーな幻想種全てをカバーする破格の存在。
スキル「虚の幻想種」の大元であるが、それ故完全再現には至っていない。
実はランクダウンは本人の思い込みであり、ランクEX相当の性能ならば再現可能である。
その原因は不死の肉体を持つにも関わらず、只人に対しても夜に寝込みを襲い一日一殺で撤退する周到性からも伺える、自身を過小評価する異常なまでに陰湿かつ臆病な性格。
故に性能を活かし切れず、更にはただの人であるベオウルフに純粋な力勝負で敗れた事から、生前以下のスペックしか発揮出来ずにいる。
このままでも十分に強力ではあるが、仮にバーサーカーとして呼び出せていれば、全てを破壊する悪神として降臨していたであろう。
なお余談ではあるが、近年外の世界に足を向けた幻想種が居た。
彼もまた、ただの人に負かされ完全性を失うが……その精霊の名を、ベオウルフと言う。
【人物背景】
叙事詩ベオウルフ、その前半に登場する巨人(水魔やドラゴンとする説もある)の怪物。
デンマークの王フロースガルは、国が栄えた事から宮殿を築き、連夜祝宴を開いていた。
だが、神に追放され宮殿近くに住まうグレンデルは騒ぎに恨みを抱き、毎晩城に忍び込み虐殺を行う。
一日一人が殺されるも何も出来ずに十二年が過ぎた頃、王はグレンデル退治に訪れた勇士ベオウルフを迎え入れる。
その夜、またもや襲撃して来たグレンデルは広間の兵士達を眠らせベオウルフに掴みかかるが、
一人眠っていなかったベオウルフに逆に腕を掴まれ、怪力の前に片腕をもがれ退散する。
翌晩グレンデルの母が復讐に来るも返り討ちにあい、住処で死亡していたグレンデル共々首を刎ねられてしまった。
最終更新:2016年10月05日 10:56