イゾルデ

【元ネタ】トリスタン物語、アーサー王伝説
【CLASS】アサシン
【マスター】間桐桜
【真名】イゾルデ
【性別】女性
【身長・体重】156cm・48kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力C 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:E-
 サーヴァントとしての気配を抑える。
 彼女自身に暗殺者としての能力が皆無なため、
 アサシンのクラスにあるまじき低さを誇る。

【固有スキル】
医術:A
 死者以外は治せる、と称された癒し手。
 不治の呪いも判定次第で解呪できる。

話術:D
 言論によって人の思考を誘導する技術。
 弁明、偽証に長ける。

無憂の鈴:B
 アヴァロンの妖精犬プティ・クルの鈴。
 あらゆる憂さを忘れさせる音色により、戦闘意欲や警戒心を削ぎ落とす。
 ただし使用者の気配遮断は解除される。

【宝具】
『音無猟犬(ユダン)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 狩猟において中世最高の権威とされる騎士により、
 余人に知られる事無く獲物を仕留めるよう調教された猟犬。
 追跡および気配遮断のスキルを有するが、真の主人不在のためやる気不足。
 スキルランクおよび戦闘能力が若干下降している。

『はしばみに絡むすいかずらの如く(マイン・ディー・ヘルフテ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 生前にアサシンが恋人と二人で飲み干した愛の媚薬、
 共に飲んだ者達は一つの死と一つの生を共有するというその効力の発現。
 祈りと共に自身の霊核を二つに分割し、恋人を現界させる。
 ……が、分割した時点で死亡する危険がある。成功率は非常に低い。

【Weapon】
『無銘・長剣』
 円卓の騎士マーハウスの遺品である鋭利な長剣。
 ワーグナーの作ではかつてアサシン自身の手で清められた、毒を塗られたとされる。
 後にシャルルマーニュ十二勇士リナルドの剣フスベルタになった、とも伝えられる。

【解説】
 トリスタンの恋人、マーク王の妻、マーハウスの姪、アイルランド王の娘イゾルデ。
 トリスタンの妻『白い手の』イゾルデと区別して『美しい』『金髪の』イゾルデと呼ばれる。
 恋の果てにトリスタンのすぐ後に亡くなり、互いの墓から伸びた枝は堅く結びついたという。
 願いは恋人との再会だが、隙あらば『すいかずら』で自爆しようとする地雷サーヴァント。

 トリスタンから贈られた二頭の犬を飼っており、彼女がこれらに注ぐ愛情は
 『白い手の』イゾルデが夫トリスタンや兄カエルダンに対する以上だったとされる。

 一頭はトリスタンの愛犬ユダン。どの王侯もこれほどの猟犬は飼っていないと評され、
 追放された主人を想って衰弱していたが放たれるやいなやたちまち彼の隠れ家を探し当てた。
 王の追手を恐れていたトリスタンに「決して吠え声をたてない」調教を施されたことで、
 音も無く獲物を追い仕留めてはその場に目印を残して主人のもとへ戻るようになった。

 もう一頭はアヴァロンに住む女性からウェールズのジラン公爵へと贈られたプティ・クル、
 とても言葉で言い表せない豊かな色彩を持つ小さな妖精犬。あらゆる愁いを忘れさせる
 音色の鈴を首にさげており、巨人を倒した報酬に受け取ったトリスタンがイゾルデへと贈った。
 しかしイゾルデはトリスタンと共に苦しむ事を望み、鈴を棄ててしまったという。
最終更新:2016年10月05日 22:56