【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】劉淵
【性別】男性
【身長・体重】193cm・126kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。
【固有スキル】
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
アーチャークラスでの顕現なので、これでも一応ランクダウンしている。
早駆けの乗法:B
騎馬民族に伝わる、特殊な乗馬技術。
騎乗物の敏捷性、持久性を向上させ、さらに本人の騎乗時中の魔力消費を抑える効果がある。
魔力放出:A
霊核に宿る日精による膨大な魔力の運用。
武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、
瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。
猿臂の射:B
常人よりも長い腕を使った射撃。
弓の飛距離、攻撃力が上昇する。
【宝具】
『陽王結界(サンライズ・ボウ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:5~50 最大捕捉:50人
日精の魔力を用いて行なう弓矢による射撃宝具。
魔力を弓矢に充填することで強力な熱の魔力を攻撃に用いる。
蜃気楼を纏い、光の屈折率を変化させ不可視の矢として放つことも、
対軍級の轟熱を放つオールレンジ攻撃としても活用可能。
『漢帝国回帰・匈奴玉璽(ハンティー・シュンヌゥ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
汾水から劉淵が発見した王莽が用いた玉璽。
漢帝国の原点回帰を実現させた源でありながら、漢帝国の流れを一度断ち切ったという
矛盾を内包した性質を持つ中華世界破格の宝物。
劉淵が民草を虐げぬ明君であらんとする限り、赤龍の魔力を宿した破格の魔力炉心として機能し続けるが、
逆に一度でもその志から外れればこの宝具はたちまち消滅してしまう。
【解説】
劉備が成しえなかった漢帝国の完全復興を、短期間ながら実現した匈奴人の傑物。
出生についてこんな逸話があり、母の呼延氏の夢に大魚が現れて、その大魚が人に化けて彼女に日精(太陽の精)を飲ませた。
それからほどなくして呼延氏は身ごもり、十三ヶ月後生まれた子の左手には「淵」と刻まれていたとされる。
匈奴生まれであるにもかかわらず劉姓を名乗るのは、
冒頓単于が劉邦と兄弟の契りを交わし、
名字を冒したためであるとされている(
赫連勃勃のもとの姓も劉で、彼は逆に劉淵の一族を名乗っている)。
九尺(八尺とも)もの身長と常人よりも長い腕、そして常人離れした膂力と
ひときわ長い赤ひげが混ざった三尺のひげを蓄えた覇王然とした風貌を持つ。
晋の皇帝司馬炎からも、若いころから異民族ながら高い評価を受け、八王の乱に便乗して群雄の一つとして立ち、
離石で大単于を称して事実上独立。自称であるが漢皇帝を名乗った。
本人は左伝などの文書を好み、また儒教が浸透しきった匈奴にあって儒に篤き賢者としても有名であり、
漢帝国を名乗ったのも、「胡」すなわち異民族と中華の文化の垣根を取り払うためであったと考えられる。
だが、「胡」と中華の融合が激化するにつれて劉淵の理想を誰もが忘れ、
五胡十六国時代というスーパーカオスへと突入してゆくこととなる。
なお、演義のもととなった平話では正当な漢王朝の末裔として語られている。
文系スキルや
カリスマも積みたかったがかさばり過ぎるのでオミット。
最終更新:2016年10月06日 11:55