クラウディオ・プトレマイオス

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】クラウディウス・プトレマイオス
【性別】男性
【身長・体重】153cm・42kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力B 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の形成が可能。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 天文学や占星術の器具だけでなく、その理論を応用した"地図"の作成が可能。
 また彼は最新科学に基づいた新著作を出版したがっている。

【固有スキル】
無辜の怪物:C
 王朝の末裔。
 またはプトレマイオス・ソテル王その人。
 誤解と風説によって添加されたイメージの度合いと捏造具合いを表すスキル。
 キャスターはこの能力(呪い)から王冠の宝具を得ている。

占星術:A+
 星の運行と序列から未来を占う魔術。

【宝具】
『天動地心・忘失宇宙(ジオセントリック・ノスタルジア)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:30 最大捕捉:250人
 プトレマイオス的宇宙を天蓋に据える固有結界。
 内部では星辰を含む一切の宇宙的要素がキャスターの認識通りに機能する。
 エーテル理論や天動説の適応されたこの小宇宙では、廃れた神秘も神代の息吹を取り戻し、
 また天体操作により対象の占星術的運命を好きに改竄できる。

【Weapon】
『極星冠アルマゲスト』
 固有結界を展開する王冠。
 アリアドネのそれにも似る星の冠。
 生前固有結界を術として修めなかった彼が自分の宇宙を展開できるのは
 プトレマイオス朝に由来する"王の血(ブルー・ブラッド)"の力によるものであり、
 この宝具はその高貴な血筋の象徴といえる。
 ――"無辜の怪物"の影響で得た宝具なのは秘密だ。

『メテオ』
 固有結界内でのみ行使可能な占星術(物理)。

『プトレマイオスの世界地図』
 リアルタイムで観測領域を表示する限定礼装。

【解説】
 天動説の完成者として知られるアレクサンドリアの大天文学者。
 プトレマイオスがギリシャ人名で、ローマ人に多いクラウディウスが第二名(ノーメン)なことから
 おそらくはローマ市民権を得たギリシャ人。
 古代ギリシャ天文学の集大成である主著『数学全書(メガレ・シンタキシス)』、
 つまりはアラビア語訳をラテン語訳するところの『大典(アルマゲスト)』で中世天文学の道筋をつけ、
 『四部書(テトラビブロズ)』によって占星術界の最大権威となり、
 数学、地理学、ピタゴラス的音階研究にも足跡を残した。
 彼が完成させたヘレニズム占星術は以後のイスラム・西洋占星術のすべてをその影響下に置き、
 天動説は中世的宇宙観を支配した。

 そもそも彼の出自や生涯を説明する詳細な資料が無いため根拠などないのだが、
 彼はその名前のために伝統的にエジプトのプトレマイオス朝に結び付けられ王冠を付けて描かれた。
 特に9世紀ペルシャの天文学者アブ・マシャーは明らかに彼とプトレマイオス1世を混同しており、
 この解釈に基づく"高貴なる科学者"像の究極の形を示している。
最終更新:2016年10月06日 12:20