【元ネタ】ベラルーシ・史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】フセスラフ・ブリャチスラーヴィチ
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力B+ 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。“工房”の形成が可能。
道具作成:D
魔術的な道具を作成する技能。当時の地元の魔術師たちに準じた能力を発揮出来る。
【固有スキル】
魔術:B
本来は別スキルである
千里眼と変化を得意分野とし、他にもオーソドックスな魔術を習得している。
カリスマ:C
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の公としてはCランクで十分と言える。
怪力:E
一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
キャスター贔屓の史書に、夜ともなれば狼となって走ったと記されている。
地元では、17世紀になっても住民が夜ごとに狼に変ずると伝承されていた。
狂化:E
通常時は狂化の恩恵を受けない。 人狼時のみ、狂化と引き換えに筋力を1ランク上昇させる。
【宝具】
『母なる護り(アンニィアン・プロヴィデンス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
生まれた時に身につけていた、羊膜による守護。即死・石化・呪詛などを無効化する。
羊膜への信仰はスラブ系諸民族に広く見られるものであり、その中には吸血鬼と戦い得るというものもあったことから、
相手が吸血鬼であれば、能力差を超えて優位を得る力も所持出来る。
【Weapon】
『無銘・剣』
【解説】
ポロツク公であり、史書に人狼であったと明記されている人物(1039以前~1101)。
ポロツク一帯はキリスト教化されたのが1000年前後と遅く、已然異教的習俗が色濃く残る地であった。
そんな中、キャスターは母が魔術師に祈願したことで羊膜を身につけて生まれ、
魔術師たちの予言によって、普段から羊膜を身につけることで守護と血に飽かぬ性質を身につけたという。
政治的な活躍はかなりのもので、ポロツク公国の最盛期を築いたと評価されている。
キエフ大公国と争って敗北し、捕虜にされたがキエフ大公がテュルク系遊牧民に破れると危機感を覚えたキエフ市民により、
獄中から解放されて一時とはいえキエフ大公を務めていることから、単に野心的かつ暴力的な君主とは看做されていなかったことが伺えよう。
その後、キエフ大公位を下りて一時的にポロツクをもキエフ大公に占領されるが奪還、和議を結んだ。
18世紀以降の民衆英雄叙事詩の主役である「
ヴォルフ・フセスラヴィエヴィチ」のモデルの一人とする
説があり、そちらは既に自鯖Wikiに記載があるのだが、叙事詩の方は政治家としての面を欠いている。
ベラルーシ・ロシア史上における重要人物であり、伝奇的にも人狼公として著名なのだが、
Wikipediaには2014年4月29日現在、「フセスラフ」の名で3行しか記述がない。
最終更新:2016年10月06日 12:30