李隆基(唐・玄宗)

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】李隆基(唐・玄宗)
【性別】男性
【身長・体重】179cm・74kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力A 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:EX
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 自身の宝具である固有結界『奏楽梨園』の形成が可能。

道具作成:E
 魔術的な道具を作成する技能。
 精神に働き掛ける詩を作ったり、楽器を調律したりできる程度。

【固有スキル】
魔術:C
 主に魔曲の作曲や、魔術まがいのエンチャントなどを行なえる。
 どちらにせよ、これらの魔術は芸術才能の延長で、
 神格権能によって無理矢理魔術に昇華している感じである。

神性:C
 明確な証拠こそないものの、芸能神 西秦王爺と同一視されている。

芸術審美:A+
 芸術作品、美術品への執着心。古今東西、歴史・伝承における逸話を持つ
 宝具を目にした場合、確実に真名を看破することができる。

【宝具】
『奏楽梨園(あいか、りえんにひびく)』
ランク:A 種別:対衆、対陣宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:100人
 玄宗が神格権能を最大限に利用して構築した固有結界。
 甘き梨の匂いが漂う心象風景では、心が蕩けるような甘美な詩と琵琶の音色が常に充実しており、
 その中では玄宗の魔術を強力な精神干渉能力を持つ呪歌として機能する。

『玄宗役者陣(えんじゃ、げんそうをさまよう)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:100人
 道教における演劇始祖神としての権能により、呼び集める役者陣。
 出現する役者は固有結界内でエキストラとして展開され、様々な芸の才を発揮する。
 周到な用意さえすれば、魔術と併用して日常の風景を“演劇”として固有結界内に“再現”することもできる。
 ただし、魔術の心得がある者は、呪歌に侵されずに固有結界に捕らわれているという“自覚を持てる”

【Weapon】
『曲項琵琶』
 唐代で最も盛んであった楽器。

【解説】
 唐代の最盛期と後退期を同時に担った明君であり暗君である皇帝。
 権力闘争を鮮やかに制して皇帝となったのちは武則天の“遺産”や、
 高力士などの優秀なブレーンを用いて開元の治と呼ばれるほどの善政を敷き、
 唐と言う国を世界経済の中心となる国際都市にまで発展させたが、
 治世後半になると楊玉環(楊貴妃)を過度に寵愛し、その間に李林甫や楊国忠などに
 国政をいいように弄られた。
 また、それらの事柄が原因となって安史の乱を招き、玄宗は蜀に落ち延びたものの、
 楊貴妃は殺され、自身も息子の李亨(粛宗)によって死ぬまで軟禁された。
 治世が長過ぎた故に大国のほころびが顕わになり、完全無欠の名君になりそこなた玄宗だが、
 芸術家としては非常に才能に富んでおり、特に演劇や作詞作曲などで
 その実力をいかんなく発揮していた。
最終更新:2016年10月06日 18:07