アレグザンダー三世

【元ネタ】史実(スコットランド)
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アレグザンダー三世
【性別】男性
【身長・体重】170cm・65kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:E
 自らに有利な陣地を作り上げる。
 彼自身に魔術師としての陣地作成能力が皆無なため、キャスターのクラスにあるまじき低さを誇る。
 物理的な陣地についてはこの限りではない。

道具作成:E+++
 装備者に宝具の効果を一部共有させる“アザミ勲章”を作成できる。
 それ以外の道具を作成する事はできない。

【固有スキル】
計略:C
 物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
 戦闘のイニシアティブ判定において有利な修正を得る。

高速思考:D+
 物事の筋道を順序立てて追う思考の速度。
 特に宝具により取得した情報の処理に効果を発揮する。

【宝具】
『あざみが全てを明かし給う(ガーディアン・シッスルフォレスト)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:10~50 最大捕捉:500人
 薊の棘により敵の夜襲を知り、逆に奇襲を仕掛け壊滅に追い込んだ逸話の具現。
 キャスターは結界内におけるあらゆる挙動、事象を手に取るように理解できる。
 気配遮断をランクに関わらず、その他のBランク以下の隠蔽能力を無効化した上で
 結界内にいる者の位置、基本能力値、常動型スキルおよび宝具を把握し、
 能動型のものに対しても直感スキル相当の察知を可能とする。

【Weapon】
『無銘・長剣』

【解説】
 十三世紀のスコットランド王アレグザンダー三世。
 先王アレグザンダー二世と彼の二人目の妃マリー・ドゥ・クーシーの子。

 早逝した父の後を幼くして継いだアレグザンダーは、イングランドのヘンリー三世による
 騎士叙勲や彼の娘マーガレットとの結婚、それにイングランド王への臣従を強いられていたが、
 ヘンリーの死と共にこの君臣関係はほぼ解消されたも同然の状態となった。
 義兄弟である英皇太子、ヘンリーの死後王となるエドワードとは暫く親密な間柄を保ち、
 マーガレット王妃が亡くなるまでは両国には比較的良好な関係が続く。
 南との関係が安泰した事から国内もまた安泰し、アレグザンダーは王国の黄金時代を築く。
 1261年には父王が果たせなかったヘブリディーズ諸島の奪回を果たす。西部のクライド湾へと
 ノルウェイ王ホーコン四世が侵攻してきた際には開戦時期を海が荒れる時期まで引き延ばすのに
 知恵を絞り、狙い通りに嵐で大損害を受けたノルウェイ軍を陸でも大敗させ、撃退に成功した。
 この戦で「あざみの棘を踏んだノルウェイ兵が叫んだ事で夜襲が知れ、大勝に繋がった」との
 ラーグズのあざみ伝説が広がり、以後あざみは防御の象徴として伝わり現在に至っている。

 次男、長女、長男を相次いで亡くし継嗣を全て失ったアレグザンダーは継承者を強く欲し、
 可能な限り妻(後妻ヨランド)と共にいようとしていたのだが、悪天候と暗闇の中で
 王妃の待つキングホーンの離宮へと急ぐ途中、落馬し死亡してしまった。
最終更新:2016年10月06日 18:47