腕の喜三郎

【元ネタ】日本・史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】腕の喜三郎
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
気配遮断:D
 サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。
 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。

【固有スキル】
戦闘続行:C
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。
 半死半生を超えて消滅する寸前となっていても普段と同じ調子で戦い続ける。

勇猛:C
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。なんでもありの「喧嘩」を有利に進められる。

自己保存:C
 左腕を欠いた英霊であるが、左腕以外の肉体は容易に損壊されず、回復も早い。
 「左腕以外は完全」であるというアサシンへの信仰(イメージ)による。

宗和の心得:E
 同じ相手に同じ技を何度使用しても命中精度が下がらない特殊な技能。
 後世に歌舞伎や講談で脚色され、剣術の達人ということにされている。史実は不明。

【宝具】
『無尽の片枝(むじんのへんし)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:10人
 失われた左腕がまだ存在していた場合の「可能性」を探り、「ありえた攻撃」を可能とする。
 目には見えないがアサシンの左腕が健在で刀を手にした範囲内に、
 あらゆる可能性の範囲内で剣撃を発生させることで、アサシンの左側に向けたいかなる攻撃も迎撃され、近づけば切り付けられる。

【Weapon】
『無名・打刀』
 右手で刀を持ち、左腕が切り落とされるのを見ている様子が絵画化されている。

【解説】
 江戸時代前期の侠客(1642~1715)。苗字は野出。
 寛文年間に江戸で名高く、神田柳原で喧嘩が起こった際、数人を切り捨てたが自らも片腕を切られた。
 一部は繋がったまま垂れ下がっていたので帰宅後に人に頼んで鋸で切り落としてもらったが、
 平然とした姿に人々は驚嘆し、「腕の喜三郎」と渾名したという。
 その後、何故か江戸を去って田舎で生活していたが、年老いてから江戸に戻ると出家し、片枝と号した。
 片腕がどちらの腕かは不明であるが、『近世奇跡考』の挿絵では左腕となっている。
 没したのは麻布の本光寺。しかし現代では回向院に握りこぶしをふりあげた形の墓があり、近くには鼠小僧次郎吉、高橋お伝の墓もある。
最終更新:2016年10月06日 21:52