ミシェル・ネイ

【元ネタ】フランス史
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ミシェル・ネイ
【性別】男性
【身長・体重】161cm・56kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C+ 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操れる。
 ライダークラスの恩恵でランクが大きく上昇している。

【固有スキル】
戦闘続行:A
 戦闘から離脱する能力。
 また、敗戦において自軍領地まで生きて辿り着く能力。

【宝具】
『馬上の半神(レ・ブラーヴ・デ・ブラーヴス)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 何らかの騎乗物に騎乗している時、ACを+50。
 さらに自身にC~Bランクのカリスマ、勇猛、神性、矢よけの加護といったスキルを付与する。
 また、騎乗中のみ攻撃時のダメージ数値を2倍にして計上する。
 人々は騎乗する彼の勇姿に半神(ヒーロー)の姿を見て、信仰にも似た憧憬を向ける。
 それが彼に実在の半神にも並び立つ力を与えるのだ。

【Weapon】
【シャルルヴィル・マスケット モデル1777】
 前装式、フリントロック式のマスケット銃。ネイがモスクワからの退却戦で使用したもの。
 銃弾は通常は球形弾であったが、散弾も使用可能だったようだ。
 ちなみにモデル1777はフランス革命とナポレオン戦争を通じて使用されたものとして知られる。

【解説】
 近世フランスの軍人。将兵に大変人気のあった元帥の一人。
 また『戦争概論』の著者であるジョミニの上官だった事でも知られる。

 フランス革命の混迷期に頭角を現し、
 数々の戦いで功績をあげ元帥にまで昇進するが、
 突出して敵中に孤立するなどの危機もあり、大軍の運用には不得手な一面も見せている。

 ナポレオンがロシア遠征に失敗し、モスクワからの退却戦を開始すると、
 自らマスケット銃を使用してロシア軍の追撃を阻止。
 ナポレオンに「勇者の中の勇者」と激賞され、その武名を伝説的なものとした。
 パリが陥落すると犠牲を顧みずにパリ奪還を図るナポレオンに仲間たちと共に退位を迫り、
 王政復古後はルイ十八世に忠誠を誓う。

 ナポレオンがエルバ島を脱出すると自身の軍団を率いて帰順。
 しかし、その働きぶりは精彩を欠いており、
 ワーテルローの戦いでも砲兵による支援を命じ忘れて突撃を失敗させる、
 ウェリントンの後退を退却と誤認して予備兵力をすべて投入してしまう、などの失態を演じ敗北の一因となった。

 敗戦後はフーシェに亡命を提案されたが拒否し逮捕された。
 また裁判では生き残りの目がある軍法会議ではなく、処刑確実となる上院による裁判を選んだことで
 ルイ十八世には「頭脳なき英雄」と嘲笑された。

 銃殺刑に処される前に残した最期の言葉は
「兵士諸君、これが最後の命令だ。私が号令を発したらまっすぐ心臓を狙って撃て。
 私はこの不当な判決に抗議する。私はフランスのために百度戦ったが、一度として祖国に逆らったことはない」であった。

【コメント】
 ナポレオン評「あいつはいかれてる」や、頭脳なき英雄というルイ十八世の蔑称もあるのでバーサーカー適性も有り。
最終更新:2016年10月07日 12:02