【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】アドメートス
【性別】男性
【身長・体重】185cm・74kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【保有スキル】
神々の加護:A
太陽神アポロンによる加護。
状況を打破する際に太陽神による支援行使が高確率で行われる。
心眼(偽):B
直感・第六感による危険回避。
連携攻撃:B
複数人による攻撃に長けていることを示す能力。
他の人物と同時に行う攻撃判定に有利な修正を得る。
【宝具】
『深愛と太陽の車輪(アルケスティス・アポローン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~40 最大捕捉:100人
炎を纏った獅子と猪が牽く、愛する妻と親友の名前を冠した烈火の戦車。また、それによる突撃。
本来相容れない二頭はアポロンによって知性と理性を獲得しているため、互いに尊重し合っている。
つまり太陽神が手ずから作り上げた戦車であり、その加護を受けて聖獣となっている。
突撃によるダメージに加え、業火によるダメージを突撃時に相手に与える。
常に炎は御者台を包むように展開されており、戦車そのものを燃料にすることで一度だけライダーをあらゆる危機から守る。
これは基本的にライダーの任意によるものだが、宝具そのものが自動的に判断することもある。
生涯の伴侶を迎えるために用意された戦車は、月日を経て妻が夫に向ける愛情をも内包するようになった。
この宝具こそ、正しくライダーが手にした愛の象徴である。
【Weapon】
無銘:槍
カリュドーンの猪狩りに用いた業物。
【解説】
ギリシア神話に登場するテッサリア地方ペライの王であり、また勇士である。
その名前は「征服されない男」を意味する。
アポロンは子をゼウスの神罰で焼かれた怒りから、ゼウスの武器を造るキュクロプスたちを鏖にしてしまう。
その罰として、ゼウスに1年の間人間に仕えるように命じた。彷徨うアポロンが仕えた相手こそが、アドメートスである。
アドメートスは、イオルコス王ペリアースの娘アルケスティスを愛していたが、結婚する相手は獅子と猪を戦車に繋ぐことができるものと条件をつけていた。
アポロンは彼のために戦車を用意し、これによってアルケスティスを妻として迎え入れることに成功した。
しかしその結婚式において、アドメートスは女神
アルテミスに生贄を捧げるのを忘れてしまう。
初夜の部屋のドアを彼が開けると、部屋は毒蛇で満たされていた。これに驚いたアドメートスは、アポロンに女神を宥めるよう頼む。
アポロンはアルテミスを、そして人の身であると信じているアドメートスが臣下である自分に親切にしてくれている礼として、運命の女神たちにアドメートスの死期を延ばすよう乞う。
結果、アドメートスのために喜んで死ぬ身内があった場合に、死期を延ばせるよう計らうことができた。
月日が経ち、若さ溢れるアドメートスに早い死期が訪れた。
既に天界に帰っていたアポロンから先の話を聞いていた王は、父母に身代わりになるよう頼むも拒否され、王は失意に陥る。
その時、まだ若いアルケスティスが進み出て、生贄になることを宣言する。
途端にアルケスティスの顔が青ざめ、直ぐに息を引き取ってしまった。その場にいた誰もが、その姿を見て自分のエゴイストを恥じ入った。
それから少しして、アドメートスの友であった英雄ヘラクレスが訪れ、アドメートスから事情をきく。
それを聞いたヘラクレスは即座に霊安室に行き、女王の魂を運ぼうとしていたタナトスを追い散らしてしまった。
見事蘇った女王はヘラクレスに連れられ、アドメートスの下に戻っていったという。
【コメント】
物語としてはアルケスティスとアポロンにまつわるものが多いが、アドメートス自身の武勇もなかなかである。
名前はほとんど出てこないが、
イアソン率いる
アルゴナウタイの冒険にも、カリュドーンの猪狩りにも参加していた。
ギリシアの大英雄ヘラクレスとも、恐らくこのアルゴナウタイの冒険を通して仲良くなったのだろう。
最終更新:2016年10月07日 20:50