【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】タンタロス
【性別】男性
【身長・体重】186cm・91kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
狂化:A
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
彼が受けた責め苦のためか、
バーサーカーは狂化に加えて勝負の結果を中途半端に放置しておけないパラノイアを併発している。
【固有スキル】
神性:C(A)
相応の神霊適性を持つのだが、神々からの拒絶のためランクダウンしている。
計略:B
物事を思い通りに運ぶための才能。
あらゆるイニシアティブ判定において有利な修正を得る。
ただし、現在は狂化しているため、使用不可能。
傲慢:B
肥大化した自我により、精神干渉を無効化する能力。
精神的なスーパーアーマー能力だが、狂化によって塗りつぶされている。
【宝具】
『劫罰・未了拷問(タンタライズ・パニッシュメント)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
死亡状態からの復活すら可能にする超再生能力の代償として、
タンタロスは決して「目的を遂げられない」。
神宴で被った神々の憎愛そのものである祝福(不死性)と呪い(未了拷問)。
これにより彼は「目的を遂げられない」という呪いの解呪を「決して遂げられない」。
その為聖杯には絶対に到達できない。
『宿業端緒(カースドハウス・オブ・アトレウス)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:一人
呪われた一族の始まりを司る、
ペロプスを解体した屠殺剣。
強力な一撃を放つが、使う度に呪いに蝕まれ、最大HPの15%分の数値が現在HPから削減される。
一時は全ギリシアの覇権を握ったアトレウス家の栄光と呪いの映し身であり、
オレステスの正義の剣と対になる罪業の剣。
【解説】
タルタロスで永遠の罰を受け続ける罪人の一人。
呪われた一族アトレウス家の始祖。
フリギア、あるいはリディアの王であり、出自は諸説あるものの、おそらくはゼウスを父とする半神。
イクシオンの如くゼウスに愛されオリュンポスで神々との同席を許されていたが、
アンブロシアとネクタルを盗んで定命者に分け与える、神々の秘密を暴露するといった悪行を働き、
極めつけに神々の全知を計るため息子ペロプスで神々をもてなしたことで、
怒れる神々によって奈落の底・タルタロスに落とされた。
一説によればパンダレオスによるクレタ島からの黄金の犬(幼児ゼウスを守るようレアの為に作られたもの。
これの作者がヘパイストスとされる辺りに時系列の混乱が見られる)の窃盗を主導、犬を受け取った、
またはタンタロスが黄金の犬を盗んでパンダレオスに預けたという。
彼は水と枝の低い果樹のある空間に立たされているが、手を伸ばした枝は逃げ、
掬おうとした水は逃げるので、永遠の焦らし(tantalise)状態にある。
彼を祖とするアトレウス家の者は、ペロプスの呪い以後凄惨な死を迎える運命にあったが、
トロイア戦争の清算者オレステス(彼の玄孫)の義心によって
一族の呪いもまた清算されたという。
彼への罰は“誰かのために働こうとした”過程で副産物的に解呪されることしかありえない呪い。
だが、バーサーカー……というよりこの男に、利他の心は期待できまい。
最終更新:2016年10月07日 21:40