待賢門院加賀

【元ネタ】日本・史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】待賢門院加賀
【性別】女
【身長・体重】cm・kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:C
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 小規模な”工房”の形成が可能。

道具作成:E
 魔術的な道具を作成する技能。クラス適性で一応ある程度。

【固有スキル】
呪歌:D
 歌を用いた魔術体系。待賢門院のサロンの一員であった。
 女流も含めた歌人の隆盛期であり、
 岡本綺堂の小説『玉藻の前』で同僚の堀河や安芸が玉藻の前と歌を競っている。

情報抹消:D
 逸話は多数の文献に掲載されて著名な割に、歴史的実像は不明。
 現代に捉えようとしてもすり抜けてしまう。

策謀:E
 計画通りに相手に動いてもらう才。
 相手は自分の意思で動いているつもりでキャスターに動かされる。

【宝具】
『伏し柴ぞ(ふししばぞ)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
 左大臣に接近、自らが思いついた歌を披露する具としており、
 相手はキャスターを翻弄した筈が、翻弄されたのは本人の方であった。
 全てを「計画通り」にことが運ぶ様にし、相手や周囲のごく狭い世界を自らが計画し、予想していた通りに行動させ、裏切らせない。
 メタ的には一定ターンの間、自分のコマンド同様に相手のコマンドを選択しうる。

【Weapon】
『無銘・檜扇』

【解説】
 平安末期の女流歌人。加賀の女房名はありふれており、
 近い時代の人物として藤原定家の母である美福門院加賀もいるが、別人。
 かねてより 思ひし事ぞ 伏し柴の こるばかりなる 歎きせんとは
 (以前から予想していたことです。伏し柴が刈られて投げ木となる様に、懲りるばかりの恋をしてしまうとは。)
 という歌を思い付き、「高貴な人に思いをかけられ、捨てられた時までとっておこう」と考え、左大臣源有仁に接近。
 ちょうどよいところで捨てられて、この歌を披露し評判を呼んだ。
 「伏し柴の加賀」の異名で知られる様になり、更にあらかじめ作った歌であったことが知られると
 (この手の作為も工夫としてよく見られたことから)余計にその名声を高めたとされる。
最終更新:2016年10月07日 21:48