【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】シーシュポス
【性別】男性
【身長・体重】190cm・103kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷E 魔力A 幸運E- 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:B+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
キャスターが作るのは“工房”だが、宝具の補助を受け"神殿"相当の効果を発揮する。
道具作成:D
魔術的な道具を作成する技能。
頭文字を刻印することで、道具の所在を察知できる。
【保有スキル】
神罰の受刑者:A
冥府の王によって永劫の刑罰を課せられたことの証。あらゆる判定に不利な判定を得る。
この装備(スキル)は外すことができない。
計略:B+
物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
戦闘のイニシアティブ判定において常に有利な修正を得る。
交渉や諜報活動などにも補正を得られる。
戦闘続行(偽):D-
『神罰の受刑者』スキルによる副作用。
どれだけ傷つこうとも、大岩を山の頂まで運べるだけの体力と肉体を維持できる。
再生能力ではなく、また痛覚や疲労感は感じてしまう。
『神性』スキルを持つ存在から攻撃を受けた場合、肉体は損傷する。
【宝具】
『涸れぬ命泉(ペーゲー・ペイレーネー)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
『陣地作成』した時に自動設置される結界宝具。
決して涸れない泉は、飲んだものに昂揚感を与えその傷を癒す。
設置した泉が土地の霊脈とリンクし吸い上げ、水に変換するため霊脈が枯渇しない限り泉も涸れない。
つまり泉は土地から吸い上げた魔力の貯蔵タンクでもある。
同時に2箇所に設置することができず、最初に形成した陣地に設置される。
この宝具は、「キャスターの土地には泉が存在する」という概念を持つため『神罰封印・嘲笑巨岩』の対象外となる。
河神との取引で得た泉は、後にベレロポンが天馬を馴らすために使用されたという。
『神罰封印・嘲笑巨岩(ザ・ロック・オブ・シシュポス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
キャスターが冥府にて受け続けている刑罰が宝具化したもの。
実を結ばぬ労働の象徴であり、結果を出すための努力、過程を嘲笑う。
英雄にとって、彼らを英雄たらしめた経験、成果を全て否定されることを意味する。
この宝具に接触した英雄は、自らの実力で得た同ランク以下の宝具を封印される。
岩に触れても使えるのは先天的に(何の努力もなく)与えられた宝具のみ。
同ランク以上の『神性』や『
神の加護』を持つ者は対象外である。
この宝具を破壊すると封印も消失するが、宝具の影響下にない第三者によるものでなければ破壊できない。
破壊後効果はリセットされるものの、キャスターが現行の受刑者であるためこの宝具は自動修復する。
『他者封印・冥府転葬(ザ・ロック・オブ・タルタロス)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
冥府の支配者ハデスが所有する、生者を冥府へ連行するための手錠。
騎士王が持つ聖剣の鞘と似て非なる宝具であり、5つの魔法すらも跳ね除ける絶対なる「隔離」を行う。
この手錠自体が冥府の世界と同質であり、嵌められた者は肉体が現世にありながら冥府へと隔離される。
そのため現世にあらゆる干渉を行えず、冥界に縁のある者以外に存在を認識されない。
本来の所有者ハデスをも世界から隔離する宝具であり、一度囚われたら自力でその牢獄から抜け出すことはできない。
囚われた存在を認識できる第三者が手錠を正しい手順で取り外すか、キャスターが消滅することでこの宝具は解除される。
【解説】
ギリシャ神話に登場する、コリントスの創建者とされる人物。キマイラ退治の英雄ベレロポンの叔父でもある。
幾つかある伝承の中で最も有名な「シシュポスの岩」は、シーシュポスが冥府の王の妻ペルセポネーを騙し、蘇ることから始まる。
冥府に戻るという約束を反故にし現世に留まるシーシュポスを、やむなくヘルメースが力づくで連れ戻す。
タルタロスに戻されたシーシュポスは、巨大な岩を山頂まで持っていくように命じられる。この岩は、生前にシシュポスが、
不貞を働いたゼウスの居場所をアーソーポスに告げ口した際に、ゼウスが隠れるため変身していた岩と同じ程度のものであるという。
シーシュポスが後少しで山頂に届くという所まで岩を押し上げても、岩はその重みで底へと転がり落ちていくので彼は再び岩を押し上げ始める。
このことから「シシュポスの岩」は、日本の「賽の河原」同様(果てしない)徒労を意味する。
最終更新:2016年10月07日 21:56