タバー・ティンタイの女王

【元ネタ】アイルランド伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】タバー・ティンタイの女王
【性別】女性
【身長・体重】160cm・52kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具E~A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の作成が可能。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 趣味なのか、金ピカに輝く品ばかり作る。

【保有スキル】
不眠の加護:C-
 七年眠り、七年起き続ける性質。
 魔力の消耗を軽減し、睡眠・催眠・意識の解体に類する精神干渉を無効化する。
 万が一休眠状態で現界してしまったなら、一日の活動に令呪一画を要求する。

魔術:A
 ドルイド系の魔術を習得。
 強化、変化、呪詛に長ける。

黄金の杯:D
 井戸から離れても“井戸水”の恩恵を汲み上げる杯。
 疑似的な魔力炉心と自動治癒の取得。

【宝具】
『燃え盛る妖精の井戸(タバー・ティンタイ)』
ランク:E~A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:30人
 黄金の蓋が被せられた火炎の井戸。
 魂が去った幻想種の肉体、その成れの果てである“燃える生命の水”を湧かせる。
 仮初の魂を与える事で一時的に水をかつての姿に戻し使役する事ができる。

【Weapon】
『黄金の寝椅子』
 黄金の車輪のついた寝椅子。乗騎として利用可能。
 車輪は絶えず回り続けるため静止している事ができないのだが、何故か寝心地はいい。
 火炎の井戸はこの足元に固定されており、共に移動する。

【解説】
 炎の河と毒の森林地帯に囲まれた神秘の土地の女王。
 多くの巨人、魔獣、怪物を従え、一日でエリンを破壊し尽くす軍事力を有していた。

 彼女と彼女に仕える者達は七年間起き続け、七年間眠り続ける性質を持っていた。
 そして彼女がいつものように七年ぶりに目覚めたある時、隣には六歳の子供がいた。
 この世にも稀な輝くばかりに凄まじく美形な子供、間違いなく自分の息子だ!
 驚愕した彼女は、眠りに就いて間もない頃に自分を六晩抱いた男がいた事を知る。
 女王は軍勢を率いエリン王の宮廷にやって来ると、王子を連れて来るように命じた。
 母である王妃を救うべくタバー・ティンタイの井戸から三甕の燃える水を持ち帰った、
 と王の長男が風潮していたからである。王子を出さねばエリンを滅ぼしてくれよう。

 さあ王子よ私の灰色馬に乗ってみるがいい、本当に私の城に来た男なら乗れる筈だ。
 だが嘘だったので落馬し頭をかち割られた。ついでに次男王子も乗って死んだ。
 ひょっとしたら、と思ったエリン王は孤島の女王に手紙を出して母子を呼び寄せ、
 果たして『孤島の王子』こそがタバー・ティンタイの女王の息子の父親であった。
 女王はエリン王妃の不義と王子らの実の父親を暴き、王妃は即刻火刑に処された。
 孤島の女王はエリン王を、タバー・ティンタイの女王は孤島の王子を夫に迎える。
最終更新:2016年06月20日 20:31