松平元康

【元ネタ】史実 戦国時代 徳川家康影武者説
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】松平元康
【性別】男性
【身長・体重】159cm・49kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運E 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
カリスマ:C
 軍団を指揮する天性の才能。
 団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。稀有な才能。

黄金律:C
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 家臣・鳥居忠吉は貧しい中でも倹約・蓄財に励み、その財は独立後の松平元康の助けとなったという。

命の遺産:A
 核が破壊され、現界不可になった時、自動発動する。
 余剰魔力の範囲内で、マスターに宝具のコピーを与え、マスターを依代に顕界させ続ける。
 マスターとの繋がりが失効している場合、このスキルは発動しない。
 主君を失った一族郎党を、影武者が代わって率い、ついには天下人に至ることも、このランクならばありうるかもしれない。

【宝具】
『厭離穢土・欣求浄土(てんかたいへいのために)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:500人
 徳川家康が用いたと伝えられる、『厭離穢土欣求浄土』の文面が書かれた馬印(軍旗)。
 義元討ち死にの後、大樹寺で切腹しようとした元康は、住職・登誉に諭されて思いとどまり、
 松平家再興の為に戦うことを決意したと伝えられる。
 発動中、効果範囲内の味方に対する友好的な干渉の効果を増大させ、敵対的な干渉の効果を軽減する。
 また、発動後5ターンの間のみ、士気の大幅な上昇効果を得られる。

【Weapon】
『梅實』
 今川義元より拝領した槍。
 義元が梅の実を突き試みたことから、元康が『梅實』と名付けたという。

【解説】
 松平元康。幼名竹千代。
 後に天下人として江戸幕府を開く徳川家康の若かりし日の姿と伝えられる。

 当時、松平家は今川家に従属しており、その嫡子である幼年の竹千代(元康)は今川の人質に出されるはずであったが、
 戸田康光の裏切りにより(一説には『世良田二郎三郎元信』なる者の手で)敵対する織田家の人質とされた。
 やがて今川家の軍師・太原雪斎の功績により、織田信広と交換される形で今川家に戻されたが、
 今川家には次代の幹部とも見られており厚遇を受けている。太原雪斎に軍略を含む様々な学問を学んだともいう。

 やがて長じた元康は今川家の家臣として幾つかの功績を挙げる。
 桶狭間の戦いでも功績を挙げるが、主君・今川義元が討死するという大波乱が起こり撤退。
 大樹寺で切腹しようとしたが、住職・登誉に諭されて思いとどまり、今川からの独立、松平家の再興を決意したと伝えられる。
 これが後に徳川と名を改める松平家躍進の第一歩であり、徳川家康と名を改めた元康が天下を制するまでの長い旅路の始まりであった。

 †

 と、伝えられるが、徳川家康影武者説では、桶狭間の戦いの後も、松平元康は今川家を離反せず忠義を尽くしていたという。
 かつて竹千代(元康)を織田家の人質とすべく攫った『世良田二郎三郎元信』が、今川の混乱に乗じて旗揚げしたが
 元康は軍を率いてこれを破り、『世良田二郎三郎元信』は織田信長の下に落ち延びたという。

 以後も元康は今川家に忠義を尽くし、織田信長からの離反工作も無視し続けた。
 しかし、織田を討つべく出兵した途上で家臣・阿部正豊に暗殺され、帰らぬ人となったという。
 桶狭間の戦いから僅か6ヶ月後の出来事であった。

 主君を失った松平家の家臣団は、まだ幼い嫡子・信康ではこの苦境を乗りきれないと判断。
 先述の『世良田二郎三郎元信』を元康の身代わりとして迎え入れた。
 かくして松平家は今川家を離反して織田信長と同盟を結ぶことと相成り、
 その翌年『世良田二郎三郎元信』は松平元康の名を捨て、徳川家康と名を改めた。

 なお、徳川家康影武者説は、史料読解の誤りに立脚する点が多く、学術的にはまったく認められていないことを併記しておく。

【蛇足】
 コハエースでは影武者徳川家康説が採用されたとかされてないとか。
 作家・隆慶一郎は関ヶ原前後を影武者との入れ替わりの時期とするが、もともとの説では桶狭間から約6ヶ月後のことである。
最終更新:2016年06月20日 20:34