ペリアンドロス

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ペリアンドロス
【性別】男性
【身長・体重】181cm・75kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:E-
 凶暴化する事で能力をアップさせるスキル。
 ……が、ペリアンドロスは理性を残しているのでその恩恵はほとんどない。
 筋力と耐久がより“痛みを知らない”状態になっただけである。

【固有スキル】
正気の狂気:A+
 ギリシャ七賢人としての哲学と、プラトンが憤って七賢人から除名するほどの専制。
 これを両立させる唯我独尊の気性がスキル化したもの。
 一種の悟りであり、同じ精神状態でどんな善業も凶行もおこなえる。
 精神構造の特異さから精神干渉が届かない。

芸術審美:E
 芸術作品、美術品への執着心。
 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、低い確率で真名を看破することができる。

カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

【宝具】
『粛清という名の自然摂理(タイラント・ペリアンダー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:一人
 ミレトスの僭主トラシュブロスから教えられた統治者の心得が具現した大鎌。
 優れた能力を持つ相手の首を、確率で刎ねる。
 あらゆる分野への能力の総合値が高いほどに大鎌の呪いを受けやすく、
 万能の天才だけでなく、一芸を極めた達人、英雄になるレベルならば二流でも危険である。
 総合値がバーサーカーと同値以上で、即死確率は最大となる。
 「秀でたものは殺すべし」という暴君の政治原理(トールポピーシンドローム)、
 結果的に格上殺しの宝具にまで昇華された独裁者の政治哲学を示す宝具。
 大鎌の粛清原理を躱すには、凡庸さか、単純な幸運か、
 あるいは王器……カリスマによる呪いへの抵抗が必要になる。

【Weapon】
『ディオルコス道』
 コリントス地峡に設けられた船舶陸上移送用の道。
 艦隊による覇権を得たコリントの宝具で、クラスが違えば艦隊ごと宝具化していた。
 運河掘削の試みは彼の時代に始まり、紀元前6世紀時点では連水陸路の作成に留まったという。

【解説】
 ギリシャ七賢人の一人、コリントの僭主ペリアンドロス。
 キュプセロスの子。統治のはじめには父より穏健な姿勢を見せたが、
 盟友に感化されて暴君に転じた逸話を持つ。
 軍事的成功と外交、芸術と商業の奨励によってコリントスの富強時代を築き上げ、
 ポティダイアとアポロニアに植民を確立し、エピダウロスを征服してコルキュラを併合した。
 アリオンの後援者であり、自らも教訓詩を記すなど相応の頭脳を持っていたようだが、
 母との姦通、身重の妻殺しなど、キチガイエピソードも数多い。
 その殺した妻・メリッサの亡霊が裸で凍えている、
 というわけのわからない理由で、コリントス中の女性の衣服を剥いで燃やしたという逸話もある。
 性格はぶっ飛んでいるが、おそらく人的魅力があった。
 当然、賢人と僭主を同名の別人とする説もあるが、ここでは採用していない。
最終更新:2016年10月08日 11:08