【元ネタ】フランス 偽史
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】オリヴァリウス
【性別】男性
【身長・体重】172cm 56kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
【固有スキル】
魔術:A
占星術を収めている。
また、医師であった来歴から治癒魔術に関しても優れたものを持つ。
(当時ヨーロッパでは占星術師が医師を兼ねることは珍しくなかった)
千里眼:A
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
透視、未来視さえも可能とする。
地獄耳:A+
ソナーの如く研ぎ澄まされた過剰なまでの聴覚。
集中することで聴覚のピントを“未来”へと合わせ、予知能力として活用できる。
【宝具】
『英雄よ、神慮に従え(プロフェシー・オブ・オリヴァリウス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
英雄ナポレオンの生涯を予知したとされる十二折判の書物。
対象となるサーヴァントの未来を記述することで、その運命を操作できる。
運命操作の成功率は、対象となる英霊の霊格が高いほど上昇するが、
対象の人格ないし能力からいって“あり得ない”運命(自害するなど)を導くことはできない。
この宝具は一度使用すると、他のサーヴァントに対しては使用できなくなる。
【解説】
フィリップ=ノエル・オリヴァリウス。16世紀に存在したとされる占星術師にして医師。
未来を耳で聞き眼で見るといった人物であったというオリヴァリウスは
1542年にある英雄の生涯を一冊の予言書に記し、それはオルヴァルの修道院に蔵されたという。
この予言書はフランス革命後、略奪された本の一つとしてパリ市の助役メッスの目に留まり、多くの写しが作られた。
そして予言書は、その中で語られる英雄その人の手にも渡った。
英雄の名はナポレオン。当時、戴冠式を終えたばかりのフランス皇帝である。
絶頂期にあった当時のナポレオンは自らの栄達と没落を記した予言書の内容を鼻で笑ったが、
6年後にもう一度予言書を読みなおした時は笑わなかったという。
後世、バレートやトルネ・シャヴィニー神父はオリヴァリウスの予言書を
ノストラダムスに関連付けた。
しかし、実際のところノストラダムスの予言に用いられる語彙との共通点はなく、
また言葉使いも文体も19世紀のものであることから、19世紀の初めに作成された贋作であると考えられている。
……つまり上記のナポレオンが手に入れた云々の逸話も創作である。型月時空ではどうだか知らないが。
最終更新:2016年10月08日 11:54