【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アリストテレス
【性別】男性
【身長・体重】182cm・74kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具A++
【クラス別スキル】
陣地作成:B
学び舎を設立し、研究施設とする。
プラトンに習って彼自身の学園であるリュケイオンを立ち上げ、
逍遥学派を生んだ。
施設内では思考の高速化の恩恵が与えられる。
道具作成:A-
魔力を帯びた器具を作成できる。
科学的知識に富み、
どちらかと言えば薬学・医学系の道具作成に特化している。
【固有スキル】
自然観察:A
自然界を観察し、理解する技術。
事物に対する知識、見識も重要だが、それ以上に未知に対する好奇心が必要となる。
彼の場合、自然界では特に動物に関する興味が強い。
高速思考:EX
超スピードで成される論理的思考による事象理解。
人類が遭遇したことのない全く未知の存在や出来事であっても、
観察した情報と膨大な思索からその本質を掴むことが可能。
一般意味論を超えて複雑系を捉えるターム・ロジックという、意味不明な超人的思考を表す。
原初の一:E
最高善(スムム・ボヌム)という名の不可能、後に“第六”と呼ばれるそれに挑戦し、
敗北した副産物であるスキル。
星から最低限の魔力と情報を汲み上げられる。
医術:B
父の手解きを受けた医者の息子である。
自然研究を経たその医学的知見は、すでに素人や手慰みのレベルではない。
【宝具】
『彼こそは無謬の哲学者(イプセ・ディクシト)』
ランク:EX 種別:対衆宝具 レンジ:0 最大捕捉:1000人
アリストテレスの誤謬が、彼の偉大さのために中世の知性を束縛した逸話の具現。
彼の誤認や推論不足はキャスター関係者全員に共有され、
一度でも関わりのあった人物は
キャスターより正しい認識や彼以上の推論を禁じられる思考制限状態に陥る。
この束縛を破るには、大哲学者アリストテレスの威名に屈しない無知や反骨精神と、
高く客観的な知性による束縛の認識の両方を必要とし、意志セービングスローとLCK(幸運)による判定に
同時に成功しなければならない。なお、この宝具はキャスター自身に対してすら通常秘匿されている。
『聖哲の頂(アリストテーレース)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
人類の知の頂点に数えられる大哲学者の威名。
人類知の産物であるならば、一目でその全てを把握し、自らの宝具としての属性を与えることができる。
宝具属性の付与はこの宝具の含有する神秘と属性を対象に分け与える形で行われるため、
使用する度に威名のランクは下がる。
これは他人の宝具や、人ならざる製作者を持つモノに対しては行えない。
【Weapon】
『ニコマコス倫理学』
ラファエロの描画とキャスター自身の意向により持ち込まれた本。
教本、重し、あるいは鈍器として使われる。
【解説】
史上最高の哲学者。
師であるプラトンと教え子であるアレクサンドロス3世ととともに
最も人類史に影響を与えた人物の座を争う。
アカデメイアでプラトンに学び、
プラトンの死後はアタルネウスの僭主のもとで、後にはレスボス島に移って生物学の研究を重ねた。
フィリッポス2世に王子アレクサンドロスの家庭教師としてマケドニアに招かれ、
フィリッポスの死後はマケドニアに征服されたアテネに戻り
自らの学園となるリュケイオンを開く。
アレクサンドロスが東征の途上で倒れると「アテナイ人が同じ過ちを繰り返さないよう」カルキスに逃げ、
その翌年に没した。
小都市スタゲイロスに生まれ育って以後各地を転々とした。
万学の祖と呼ばれるのは伊達ではなく、
論理学、自然学、生物学、倫理学、政治学といった各方面に多大な功績を残したが、
その偉大さの影の側面も指摘される。
近代の発展とは、"いかにアリストテレスを乗り越えるか"というものだったとも言われる。
ただ、アカデメイアの学風に反して数学の才能はなかったようである。
形而上学においてはイスラム教神学や
トマス・アクィナス以後のキリスト教哲学思想に絶大な影響を与えた。
なんというか、学者らしい学者の最初の人な気がする。
原初の一は入れなきゃいけない気がした。
イプセ・ディクシト以外の宝具が思いつかなかったので聖哲がかなり苦しい出来。
毒薬でも宝具化すべきだったか。
最終更新:2016年10月08日 17:59