【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】デイアネイラ
【性別】女性
【身長・体重】171cm・53kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を絶つ。
"暗殺者"や"無自覚な殺人者"の持つそれではなく"武人"の無想としての気配遮断。
【保有スキル】
対毒:B++
ネッソスの加護により、ネッソスの毒血は彼女に対して何ら害を及ぼさない。
副次効果として毒物一般に対する耐性も備える。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
ミサンドリー:C(A++)
本人が自覚していない隠しスキル。
攻撃対象が男性である時、ダメージを向上させる。
彼女の場合、対象を愛していないと本領を発揮できない。
……契った相手の活殺を自在とする“聖婚する女神”の一側面が現れたもの。
由来不明の能力ながら、おそらくはヘラの呪い(祝福)と推測される。
災厄の美:B
男たちを翻弄し、あるいは男たちに翻弄される災いの美貌。
色恋事に関して常にトラブルを招く。呪いの域にある男難の相と言えるもの。
【宝具】
『死絶毒界(トラーキーニアイ・アンドロクトネス)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~6 最大捕捉:一人
かの大英雄を死に至らしめたネッソスの毒血。劇毒を帯びた華やかな衣装。
夫の肌着にネッソスの血を塗ったことを文字通り死ぬほど悔いた彼女が自らに課す、
ヒュドラ毒を滴らせる脅威のドレス。
アサシンと白兵戦を行う相手は彼女の各行為判定ごとに回避判定を行い、
失敗したなら毒に冒される。CON(耐久)でのセービングスロー判定に成功しなければ即死。
また男性ならば回避判定の難易度にミサンドリーのランクをプラスする。
なお、
ケンタウロスの加護により、滴る毒は彼女になんの害も与えない。
【Weapon】
『剣』
彼女はおおむね縊死したとされるが、
異説によれば剣を以って自らを突き刺し自殺したという。
ドレスから滴るネッソスの毒血によって、一触必死の超攻撃力を獲得する。
【解説】
ヘラクレス最後の妻にして、彼の殺害者。
カリュドーンの王女にして猪狩りの英雄
メレアグロスの妹である。
古典的出典によれば、共に彼女に求婚した河神の長アケローオスと大英雄ヘラクレスが戦い、
勝利したヘラクレスに嫁いだ。
あるいはヘラクレスが彼女を犯して父親に結婚の約束を取り付けた後、
横恋慕したケンタウロスのエウリュティオンを殺し、その後結婚した。
ある時、彼女は渡河の際に渡し守だったケンタウロスのネッソスに襲われた。
ネッソスは夫のヒドラ毒の矢に討たれたが、
ネッソスは「鏃から滴る血と地に落ちた精液を混ぜれば媚薬になる」と言い残し、
彼女は信じて後にイオレーへ惚れ込んだヘラクレスに用いた。
ヘラクレスは重態となり、彼女は悔いて自死した。
偽アポロドロスによれば、意外にも彼女には武芸の心得があった。
曰く、戦車を御し、武道を修したとされ、このことから彼女は戦女神よりの神格を原型に持ち、
聖婚によって戦勝や都市の支配権を与える女神の系譜にあったとも考えられる。
大英雄の死は、彼女を裏切った為に齎され、た…?
愛する夫の死因を無自覚に作ってしまった悲劇の女性とされるが、
デイアネイラの名はおよそ「男殺し」「夫殺し」という意味を持つという。
はじめからそのような役割を持たされた女性なのである。まあ、運命なら仕方ないよね。
古代作家の通説に則れば、いわゆる"ネッソスの服"は正装のキトンが妥当である。
そもそもゼウスへの犠牲を執り行うために取りに行かせた服なのだから。
だが、よくは知らんが下着ともされ、型月でもこちらを採用しているようなので倣った。
最終更新:2016年10月08日 18:22