ソホラーブ

【元ネタ】シャー・ナーメ
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ソホラーブ
【性別】男性
【身長・体重】200cm・115kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

【固有スキル】
戦闘続行:A
 不屈の闘志。
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。

理性蒸発:D
 理性が蒸発しており、一度決めたことに対してとことん真っ直ぐ突き進む。
 また非常に騙されやすく、味方や自身の真名・弱点をうっかり喋ってしまう。

【宝具】
『我等、勇者の血統也(ラクシュザード)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大補足:100人
 竜馬ラクシュの血統の名馬。陸地と同様に、空中と水中をも駆けることが可能。
 ラクシュと同様に竜の因子を保有し、ただ活動するだけで魔力を体内に生産し続ける。
 「魔力放出」スキルによって、その莫大な魔力を解き放ちながらの全力突撃は
 音速を遥かに超え、対軍規模の破壊力となり、本物の竜種をも打倒し得る。

【Weapon】
『無銘・武装』
 剣・槍・弓などの多種多様な武器を使いこなす。

【解説】
イランの最大の叙事詩『シャー・ナーメ』に登場する勇者。その名は「紅色」を意味する。
大英雄ロスタムが、盗まれた愛馬ラクシュを探す為に訪れたサマンガーン国で
美しい姫タフミーネと一夜の契りを結んだ時の一粒種。
ソホラーブは幼い頃から父ロスタムや曾祖父サームに似た容貌を有し、
10歳の頃には国内で挑む者がいないほどの勇者へと成長した。
母に自分の父の名を聞くと、その血統を誇りに思って、父母をイラン玉座に着ける為に出立したが、
この事を知ったトゥーラーンの魔王アフラースィアーブの姦計に嵌って、
この若き勇者は、互いに素性を知らぬまま、敬愛する父ロスタムと一騎討ちをすることになる。
若き勇者ソホラーブは老いた大英雄と互角以上の戦いぶりを見せ、一度はロスタムを倒すほどだったが、
決闘三日目には、神より真の力を返して貰ったロスタムによって討ち倒された。
死の間際に父子は互いの素性を知り、ロスタムは自分の息子を殺してしまったという事実に
激しく慟哭し、自殺しようとまでしたが、周囲の者に止められた。
ソホラーブの戦死の報告を受けたタフミーネも激しく悲しみ、一年喪に服した後に亡くなった。

【コメント】
素性を知らないまま父子で決闘するわけだけど、ハジールさんが「あいつはロスタムじゃないよ」と
嘘を吐いた理由がよくわからんし、ロスタムが「俺はロスタムじゃねーよ」と嘘吐いた理由はもっとよくわからん。
まあこの辺りは“父子の悲劇の運命”が大事なのであって、そこに至るまでの道程は
特に気にしなくていいのだろう。古い作品にはよくあることだ。
アフラースィアーブの姦計にかかって思い通りに動くわ、女戦士ゴルドアーフリードに騙されるわ、
ハジールに嘘吐かれるわ、ロスタムに嘘吐かれるわ、フーマーンに嘘吐かれるわ、ロスタムに騙されるわ、
この脳筋14歳ってば理性蒸発しているんじゃなかろうか。
ザードは「息子」という意味だった気がするので、なんとなく宝具はラクシュザードと命名。
原典で海を泳ぐことが出来るとは書いてあるが、空を飛べるとまでは書いてない。
竜馬ラクシュは竜を噛み殺したこともあるそうなので、ラクシュザードも竜を倒せるってことで。
適正クラスはライダーだが、セイバー・ランサー・アーチャーなどにもなれる。
最終更新:2016年10月08日 19:05