サーム

【元ネタ】ペルシャ神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】サーム
【性別】男性
【身長・体重】214cm・140kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【固有スキル】
勇猛:A
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
 ただし、竜種は該当しない。

【宝具】
『圧し砕く至光の角(グルザ・イ・ガウザール)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大補捉:1人
 町々に跨り山々に渡る強大な毒竜を屠った牛頭の矛。ビルマーヤ・レプリカ。
 この牛頭は輝く聖牛を象ったものであり、所有者の魔力を光に変換し、
 打突と同時に光を炸裂させることで、標的を徹底して破壊する。
 対人宝具であるものの破壊範囲は狭くなく、巨大な標的も一撃で死滅させ得る。

【weapon】
『無銘・武装』
 『圧し砕く至光の角』と共に毒龍退治に用いた盾と弓、象の如く巨大な幻獣クラスの馬。

【解説】
ペルシャ神話に語られる、竜殺しの英雄。
大英雄フェリドゥーンの曾孫マヌーチェフルの後見役であり、大英雄ロスタムの祖父。
「王書」では、自分の息子が生まれた時から白髪だったので不気味に思い、
エルブルス山に捨て、赤子は霊鳥シームルグによって養育される。
赤子が立派な青年に育った頃、サームは過去の行いを恥じて息子と再会し、
息子に「ザール・エ・ザル(白髪のザール)」の名を与え、息子の願いは必ず聞くと誓う。
ザールはカブールのルーダーベ姫に恋し、結婚することを願うが、
姫は邪竜王ザッハークの曾孫であった為、周囲の者から反対される。
サームもこの結婚には反対だったが、息子の願いは聞くという誓いの為、
結婚を応援することにし、イランのマヌーチェフル王に説得の手紙を書く。
この手紙の中で語られているのが、サームが「一撃のサーム」や
「必殺のサーム」と呼ばれる所以、地上を荒野に変えた巨竜を退治した武勇伝である。
努力の結果、ザールは姫と結婚し、二人の間には、後の大英雄ロスタムが生まれた。

ペルシャ神話は時代の宗教によって、人物名や内容がかなり変動しており、
文献によってはサームはオヒヤ、オフヤ、オギアス等の名で記されており、
マニ教の聖典では、大洪水を生き延びて、大海竜レヴィアタンや大天使ラファエルと
死闘の末に相討ちになり、終末の業火で焼き尽くされたことになっている。
ズルワーン教・ミトラ教では、邪竜王アジ・ダハーカが復活した時、
眠りから目覚めて邪竜王を倒す勇者、あるいは救世主として記されている。


【コメント】
息子捨てたのは論外としても、その後反省する辺りが中々好感持てる。召喚したい。
でもこの人の武勇伝て、自己申告以外では多分語られてないんだよね。フカシだったら笑う。
フェリドゥーンと宝具名が同じなのは、ズルワーン教・ミトラ教ではダハーカ(ザッハーク)を
倒す役目がスラエータオナ(=フェリドゥーン)と共通だからという理由。
どっちかと言うと、クルサースパの方に近いんだろうけど。
フェリドゥーンの家臣であったから、フェリドゥーンの鎚矛も知っていただろうし、
サームの矛はフェリドゥーンから貸して貰ったとか捏造することも可能。
弱点は息子。毒には強いけど嫌い。適正クラスは槍・騎・弓の三つ。
最終更新:2016年10月02日 22:01