マチュー・ランスベール

【元ネタ】史実(?)
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】マチュー・ランスベール
【性別】男性
【身長・体重】186cm・67kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具A-
【クラス別スキル】
陣地作成:C
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 小規模な”工房”の形成が可能。

道具作成:C
 魔術的な道具を作成する技能。

【固有スキル】
予知:A-
 魔術系統の一種。占星術を基盤とするため天測と解釈とを必要とするが、
 ランクAでは望めば大抵の場合、他者の運命すら見ることができる。

分割思考:C
 思考中枢を仮想的に複数に分け、同時に運営する。
 分割したそれぞれの思考により情報を整理、組み立てて未来を見通していく。

魔術:C
 占星術の一種、天体生物学と数学魔術に長ける。
 天体の運行と個々人の生命活動を関連付け、未来を統計的に予測する事を可能とする。

地獄耳:C
 使い魔などを派遣した際に情報収集能力を上乗せする。
 また敵味方や一般人を問わず、会話中に必要とする情報を効率よく得られる。
 より正確な予言を行う為、日常生活においても様々な材料をかき集める必要があったことから得た技能。

【宝具】
『風聞されるは師の御言葉(アルマナック・ド・ランスベール)』
ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:1-40 最大捕捉:100
 キャスターが纏めた暦書を一つに束ね、再編集した魔術書。占星術を始めとした魔術を強化する。
 中身の半分は白紙であり、使用後即座に予言が自動筆記されていく。
 ただし、ここに記述される内容は確実にくる未来ではなく、範囲内の人間全てのリアルタイムな思考である。
 範囲内の人間によって構成された仮想的な思考空間に接続を行い、那由多の情報を無差別にサルベージして記述していく。
 言うなれば魔術書は社会全体の深層心理を映し出すモニターに過ぎず、人々の集約した頭脳こそが宝具だとも言える。
 キャスターはこれによって得られる情報を精査し、無限に分岐する可能性の中からより正確な未来を演算する。
 ただしあまりにも情報量が多いため、キャスターは取得する情報を『自分の求める内容に関わりそうなもの』と限定してしまっている。
 そのため如何に優れた頭脳が結集し、真実を見通す判断材料を獲得できてもキャスターにその発想が無ければ情報を映し出すことすらしない
 そう言う意味ではキャスターの深層心理すら反映し、キャスターの発想から逸脱できずキャスターが時間をかけて考えるのとあまり変わりはしない。
 本来ならば規格外の宝具となりうるが、こうした事情からこのランクに留まっている。

【解説】
 乏しい実在性とは裏腹に、代表的な占星術師の一人として17世紀頃に名が知られた数学者、占星術師。
 ルイ15世の奥方、デュ・バリー夫人の凋落を予言し、実際に当てたことが有名である。
 このサーヴァントはマチュー・ランスベール本人・・・ではなく、その名を借りて予言書を刊行したどこかの誰か。
 実際権威付けのためにランスベールの名を騙って予言を行う者もおり、実在したならばとっくに逝去しているであろう
 20世紀においてもランスベール名義の暦書、預言書は発刊された。
 こうした予言の中には偶然的中するものもあり、益々師の名前は世間に知れ渡ることとなった。
 今回マチュー・ランスベールとして呼び出された何者かは、生前自分の予言に自身がなく、泊付けのために名を騙って書物を刊行していた人間。
 しかし自分の予言があたっても脚光を浴びるのはランスベールの名前であり、そこで初めて身元を偽ったことを後悔した。
 そのため彼の聖杯にかける望みは、「自分の名前で予言書を刊行し、自らの栄光を掴むこと」である。
最終更新:2016年10月08日 20:28