【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ミルティアデス
【性別】男性
【身長・体重】175cm・70kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久B+ 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【保有スキル】
奇道:A+++
敵味方双方にとって予想外の戦法を好む性質。
行動判定のクリティカル率、ファンブル率が共に上昇する。
ランクが高過ぎると冷静な判断力を失ってしまい、暴走することも少なくない。
扇動:C
数多くの大衆・市民を導く言葉や身振りの習得。
特に個人に対して使用した場合には、ある種の精神攻撃として働く。
【宝具】
『雅典戦士の理想をここに(マラトーノマカイ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:500人
マラトンの戦いにおいて奇襲で勝利を収め、アテナイ戦士像の理想と讃えられた歩兵達を召喚する。
歩兵隊は皆、鉄壁の守りを誇る重装歩兵ではあるが、ランサーの無茶振りの結果、敏捷性にも秀でるに至った。
中でも最も優れた兵士として英霊としての霊格さえ備える
エウクレスがおり、その能力はランサー当人さえも凌ぐという。
その真骨頂はファランクスと呼ばれる密集陣形にあるのだが、何事にも奇抜さを求めるランサーの所為で真価が発揮されることは少ない。
【Weapon】
『ドリュ』
ギリシアの重装歩兵が用いた2~3mの槍。
集団でファランクスと呼ばれる密集陣形を組むことで真価を発揮する。
【解説】
古代ギリシアのアテナイの将軍・政治家。
マラトンの戦いで大勝を収め、アテナイの英雄となったが、
パロス島遠征に失敗したことで失脚し、その死は神罰だとも見なされた。
父キオスの死後、アテナイの僭主ヒッピアスの命令でケルソネソスに赴き、当地の僭主として開拓を進める一方、
ペルシア帝国の支配者
ダレイオス一世の遠征にも従軍するなど親ペルシア的行動を取ったが、
ヒッピアスが追放されアテナイに舞い戻ると一転、反ペルシアとしての旗幟を鮮明にした。
強大なペルシアの軍勢を前に妥協政策を取ろうとする者も多かったが、
ミルティアデスはこれに反対し、迅速な決戦を求めた。
これによりアテナイはマラトンの地でペルシアの大軍勢と相対することとなる。
マラトンの戦いは、ミルティアデスの奇策により大勝利を収めたと伝えられる。
奇策の内容は判然としておらず、重装歩兵に約1.5kmもの距離を全力疾走させたという説もある。
いずれにせよ、この大勝利の立役者であるミルティアデスはアテナイの英雄と讃えられた。
英雄となったミルティアデスは増長し、私怨でパロス島への遠征を執り行うまでに至ったが、この遠征が彼の命取りとなった。
遠征の失敗により彼の名声は地に落ち、アテナイ市民を欺いた罪で死刑を求刑されたのである。
多額の罰金を代償に死刑を逃れたミルティアデスだが、遠征で負った傷が悪化し獄中で死去した。
とにかく奇襲が好き。奇をてらった戦い方が大好き。
戦術的な価値がなくともとりあえず奇策を実行する困ったサーヴァント。
【蛇足】
雅典と書いてアテネと読むなんて初めて知ったわ
最終更新:2016年10月08日 20:32