木鹿大王

【元ネタ】三国志演義 吉川英治著『三国志』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】木鹿大王
【性別】男性
【身長・体重】196cm(450cm)・105(4500)kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力C(A) 耐久D(B) 敏捷D(B) 魔力B 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “洞穴”を形成する事が可能。
 混沌属性の者に神秘性と低ランクの勇猛・理性蒸発を付与し、
 八納洞の「洞兵」として迎える眷属化の儀式を行える。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 自然霊を宿す真珠の纓絡を作成する。

【固有スキル】
自己改造:D
 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
 このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。

魔術:C(B)
 主に自然干渉系魔術を取得している。
 局地的に激しい風や雨を呼ぶことができる。

調教:B
 獣を飼育・訓練する才能。
 大抵の獣なら服従させられるが、本能までは制御しきれず、
 魔獣・聖獣ランクの獣は服従させられない。
 調教した獣に限っては騎乗の効果も兼ねる。

【宝具】
『八眷風獣(けだもの、かぜにおよぐ)』
ランク:C 種別:対軍・対己宝具 レンジ:30 最大捕捉:100人
 八種の猛獣、大象・獅子・虎・豹・豺・狼・毒蛇・蠍の使役。
 その遺伝子・調教コードを、風の自然霊が宿る纓絡の真珠に呪文で転写し、
 蒂鐘を揺らすと風の自然霊が周囲の動物霊と融合・実体化し、
 暴風で加速した百獣突貫(ビーストストーム)で敵を蹂躙する。
 融合先と種が近いほど猛威を増し、遠いほど異形化による特性を得る。
 真名を開放すると、自身に八種の猛獣を融合する「八納」モードとなり、
 白象をベースに獅子の鬣に毒蛇の髭、蠍の毒尾と鋏角を生やし、
 豺狼虎豹の脚と爪牙、手に大刀を持つ異形の巨躯が対峙者を威圧する。

【Weapon】
『白象』
 キャスターの魔術を補佐する刻印や礼装を施された神聖な象。
 この象に騎乗していなければ、魔術スキルはワンランクダウンする。

『蒂鐘』
 携帯用の小型鐘の限定礼装。
 動物霊を捕捉し、自然霊を誘導する。

『無銘・大刀』
 呪文の詠唱により切れ味を増す二振りの宝刀。

【解説】
 三国志演義に登場する南中の地にある八納洞の洞主。
 身には金や真珠の纓絡、腰には二振りの宝刀を帯び、手に蒂鐘を持ち、
 法術に深く通じ、出撃するときは白象に乗り、風と雨を呼ぶ事ができ、
 いつも虎・豹・豺・狼・毒蛇・蠍などの猛獣を従えている。
 配下の神秘の力を持つ三万の洞兵は勇敢で、多くは鎧を身につけず素っ裸で、
 四本の鋭利な刀を帯び、醜悪な容貌と異様な様相で蜀軍の趙雲・魏延を困惑させた。
 木鹿大王は、諸葛亮率いる蜀軍に五度敗北を喫した孟獲の哀訴を容れて出撃すると、
 口の中で呪文を唱えて蒂鐘を揺らし、突風と共に猛獣を呼んで蜀軍を蹴散らした。
 翌日も木鹿大王は風と共に猛獣を呼ぶが、風は諸葛亮の羽扇の一振りで吹き返され、
 同時に木造の怪獣が口から火炎を吐き、鼻から黒煙を吹き出しながら繰り出すと、
 洞の猛獣達は洞兵を薙ぎ倒しながら逃げ出し、木鹿大王は蜀軍の追撃を受けて戦死した。
 吉川英治著『三国志』では木鹿大王は獅子、虎、大象、黒豹、狼、毒蛇、悪蝎を従え、
 呪を念じながら諸葛亮に太刀を振りかざすが、旗本の武者と関索によって討たれる。
最終更新:2016年10月08日 21:19